日常のありふれた音の記録です |
2025年3月 |
2025年3月29日 先週と変わり映えなく上山田方面へ。しばらく暖かかった天気もこのところまた冷え込んで、またちょっとだけ冬に戻った感じである。先週道端でくたばっていたシマヘビは、今日は元の場所に見当たらない。イノシシやタヌキに食われてしまったというわけではなく、どうやら死んでいたのではなかったようだ。マイクはとりあえず下の池にセットしたが、1時間ほどで集落の畑の傍の上の池に流れ込む水路の上に移動。ヒサカキの花は満開で、辺りには馥郁たる腐敗臭が立ち込めている。糞がそこら辺じゅうにばバラ撒かれているような、それとも腐乱死体の切れ端があちこちに散乱しているような、はたまた爛熟気味のゾンビが5〜6体そこら辺りを歩き回っているような何とも心地よい香りである。上の池の傍の山桜も咲き始め、湿地のマルバヤナギも芽を出し始めた。ただ今日は朝から冷え込んでいるせいか、音の方もとんと冷え込み気味。午前8時を過ぎると少しづつ風が強くなり寒さが身に沁み込み始めたので、午前11時で切り上げる。来週はもう4月だな。 | ||
![]() |
||
![]() |
Sample.mp3 | 5分18秒 6.06MB 前半は午前6時45分頃、後半は午前9時過ぎ。今日は何だか春が3歩ほど引き返したみたいで、音もちょっと冷え込んでいる感じだ。まあ毎年こんなもんだけど。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D100で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off alof sound effects and use a headphone) |
![]() |
2025年3月22日 今年は春が遅いという気がしていたが、過去の記録を見てみると確かにそのようだ。それでも今日は辺りから心地よいかすかな糞の匂い。ヒサカキの花が少しづつ開き始めているのである。先週と同じく上山田方面へ。まだ薄暗い時刻に到着して、下の池のいつもの場所にマイクをセット。まだほとんど音もなく静かな時刻である。散歩がてら上の池まで上がってみたが、よく晴れてはいるものの池の水面には霧が出ていて、空気もどことなく色褪せて見える。比較的静かな朝だがここまで来ると南からの騒音が目立ってくるので録音はちょっとという感じだ。午前7時前にマイクを下の池の上の端近くに移動。早朝はけっこう暖かかったのだが、なぜか午前7時を過ぎると気温が低下して4℃ぐらいまで下がっている。風もしだいに強くなってきたので午前10時頃に切り上げて引き上げ。あとで聞き直してみるとやはり風の音ばかりである。明日もこんな感じなのかな。 | ||
![]() |
||
![]() |
Sample.mp3 | 4分18秒 4.93MB 午前7時20分頃、下の池の上の端近くで。今朝は騒音は比較的少ない朝、なのだが低い帯域の騒音は山を越えて遠慮なしにやってくるようだ。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D100で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off alof sound effects and use a headphone) |
2025年3月15日 先週に引き続いて上山田方面へ。春だからというわけでもないが、前日に比べて気温が低下したせいか、曇り空なのだが騒音は意外と少ない。一番下の池の道脇にマイクをセットして上の池までお散歩に出かける。先週見かけたシマヘビは相変わらず道端で野垂れていたが、今日はスピード感は完全にゼロ。目の凹み具合からすると、すでにこの世のものではなさそうだ。野垂れ死にである。春といえば人間が地上で浮かれ騒ぎ始める季節なのだが、意外と厳しい季節なのかもしれない。道脇のヒサカキは蕾をつけ始め、檜林の中のフユイチゴの葉は青々と元気そう。集落の畑の道のシキビの花も咲き始めた。早朝は寒いとは言ってもまだ穏やかな天気だったが、しだいに冷え込んできて空が暗くなり、時おり雨がパラつく天気になった。天気予報以上に当てにならないのが実際の天気だから仕方がないが、なんだかずいぶん予定と違うぞ。寒さはいよいよ本格的になってきて冷たい風が身に染みる。昼近くなると平野からの騒音も増えてきたので11時前に引き上げる。明日は雨・・・?、かな。 | ||
![]() |
||
![]() |
Sample.mp3 | 5分05秒 5.82MB 前半は午前6時半過ぎ、後半は午前8時前。早春としては珍しく騒音の少ない朝である。早朝は11℃ぐらいあった気温が午前8時頃には5℃まで低下し、手がかじかむほど。どうりで寒いはずだ。午前8時を過ぎると辺りは航空機の騒音ばかりになった。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D100で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off alof sound effects and use a headphone) |
![]() |
2025年3月8日 今日は河岸を変えて上山田方面へ。今冬はなんだか変である。いつもならあちこちで花を付けているホトケノザもオオイヌノフグリもごくまばら。ヒサカキの花もまだまだ咲きそうにない。わが家のキンカンはシワシワでとても食べられない状態で、ご近所のも同様である。集落の畑の隅のシキビの木も花はまだ未開花。やはり度重なる寒波のせいなのかな。この場所は、冬は山を越してくる平野からの騒音が多くてどうにもならないのだが、3月になって日差しも強さを増し、早朝以外は比較的騒音も少なくなっている。とはいっても今日は朝から胡乱な薄曇りの空だ。とりあえず気を取りなおして録音開始。三つ並ぶ池の傍の道を3ヶ所移動してみたが、ほとんど目立った音のない状況。午前9時半を過ぎた頃から風が本格的に強くなり、昼を待たずして引き上げる。また明日も寒くなりそうだな。 | ||||
![]() |
||||
![]() |
Sample.mp3 | 4分29秒 5.14MB 春の兆しが見え始めたとはいえ、このところ気温も低く辺りは閑散とした状態。でもこういう時でないと聞くことのできない音もある。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D100で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off alof sound effects and use a headphone) | ||
|
2025年3月1日 2月の下旬に入った頃からなんだか辺りが静か。この季節、毎年どうだったのかあまり記憶にない。今日は河岸を変えて知尾方面へ。牡蠣棚を巡る船の音がにぎやかだが、それもまあこの時期の音のうちである。前日の予報では午前中は晴れのはずだが、辺り一面霧が立ち込めて見通しが悪い。それでも到着したころにはすっかり明るくなっていたが、空は一面ののっぺりとした曇り空。まだ午前7時前なのに川の護岸の石積みの工事が始まっている。いつもの場所にマイクをセットして隣の集落まで一巡りお散歩。時間があったので途中4ヶ所ほど脇道へ入ってみた。いづれも農地で行き止まりだか、2番目の脇道はこれまで行ったことのない農地の横の坂道を下りていくと何か建物が見える。隣の集落の神社である。神社の中を一巡りして、ついでのことに目の回るような長い急な石段を恐る恐る下って集落までショートカット。帰り道で入って行った最初の道は下の集落に出てしまったので引き返す。最後の寄り道はビニールハウスが見える辺りまで来ると、なぜか見覚えがあることに気が付いた。以前来たことをすっかり忘れているのである。午前9時を過ぎると少しづつ晴れ間が見えてきたが、辺りは相変わらず靄に包まれている。3月早々春霞なのかな。 | ||
![]() |
||
![]() |
Sample.mp3 | 4分43秒 5.40MB 午前10時前。2月の下旬に行入ってから何だかずいぶん音が倹約されているのだが、ここ知尾でもやはり同じ。あまり記憶にないが去年はどうだったのだろう。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D100で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off alof sound effects and use a headphone) |