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 日常のありふれた音の記録です
2025年2月
2025年2月22日 またしても鹿忍方面。また寒波の襲来で気温が低下しているが、前回ほどではない感じである。とはいっても午後になっても気温は上がらず風は強い。今日はどういうわけか静まり返った廃畑の奥にマイクをセットして先週と同じ南西の方角へひたすらお散歩。電柱の表示で地名を確認したが千手(Senzu)と言うらしいようだ。もっとも近くにあるバス停も同じ名前で、ただしそちらは千手(Senju)。こういう駅やバス停の名前と地名の読み方が異なるのは時々あるようだが、どうなっているんだろう。そういえばわが家の近くの神社も全然違う名前で地図に出ているな。この辺りも3回ほど巡り巡っていささか食傷気味になってきた。道を外れた場所へはあまり細かく入って行けないのである。空は澄んでいるが陽光はなんだか弱々しくくすんだ色。午前9時を過ぎると早々に風が出てきた。午後は今日も風が強くなりそうだ。寒いな。
Sample.mp3 4分38秒 5.31MB 午前8時頃。この時間帯は航空機の音が多いのだが、それにしても空を覆い尽くすこと縦横無尽という感じだ。でもこれがこの辺りの日常の音なのである。小型マイク"Slivikin"とPCM-M10で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2025年2月15日 あいかわらず鹿忍方面。なんだか毎週日の出が早くなっているような気がするが、あながち気のせいではないようだ。少し早めに出発したが、着いたのはもうかなり明るくなった頃である。あい変らず廃畑の奥にマイクをセットしてお散歩に出発。先週につづいて南の方角へ足を延ばす。足の向くまま気の向くままというか、酔歩状態というか、もっと悪いものでもたっぷり聞こし召したような調子でのんびりフラフラとやみくもにお散歩。早朝は迷惑なほどのピーカン状態だったが、昼近くなると空一面を雲が覆ったり、また晴れ渡ったりの妙な天気である。それにしてもこの辺りの地名、地図で調べてもなんだか良く分からない。電柱でも見てくれば良かったかな。
Sample.mp3 3分38秒 4.15MB 午前9時半過ぎ。この時間帯には数分おきに上空を通過する航空機の音が入ってくる。ほとんど隙間がないという感じだ。小型マイク"Kalivan"とPCM-M10で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
先週断線したマイクコード。切れたのは新調したコードではなく、バッテリーボックス側のコードだった。このコード、とあるメーカー製。プラグ部分が小さく取り回しがいいので使っているのだが、寿命はあまり長くはない。これまでの経験では数年程度。生来いい加減でずぼらな性格なので、コードやケーブル類は丁寧に折り畳んだことがない。大まかにくるりと丸めてそのまんま。というかケチなのでできるだけ断線させないよう細かく曲げないようにしているのである。それでも結構頻繁に断線する。今回はスッパリと潔く切れたので原因が分かったが、通常は全ての芯線が切れていても導通があるのでなかなか分からない。それも困るのだが、それよりも断線するまでに一部の芯線しか繋がっていない状態が長く続いているのである。これは良いこととは思えない。低抵抗計ででも頻繁に測定して変化があれば取り換える、というのが一番安全そうだ。でも怠け者のオイラとしてはそこまでしてはいられない。というわけでしばしば悲惨な結果に見舞われているのである。なかなか懲りません。

2025年2月9日 寒波到来でこのところ早朝はずっと氷点下。とはいえ水道は凍結しないのでまだまだ暖かいほうだ。今日も相変わらず鹿忍方面へ。帰り道で所用があるので小型マイクだけの軽装である。ふたたび峠のこちら側、廃畑の奥にマイクをセットしてのんびりお散歩へ出かける。行き先は少し遠出をして今まお散歩では行ったことのない南の方角。うやむやに歩き回っているうちに、ふといつか見たことのある場所に遭遇する。場所そのものは覚えているものの、どこにあるのかまったく記憶にないのである。道すがら何度も見かけた建物が、別の道で見かけた建物の裏と表だったと、ふと気づいたりする。二つの道はすぐ近くだが、それらをつなぐ道はない。頭の中はこま切れの地図状態。それでも少しづつ繋がっていく。風は冷たいが空はまずまずの快晴。早く暖かくならないかな。
Sample.mp3 3分43秒 4.25MB マイクをセットしたらお散歩に出て帰るまでそのまま。何が起こっているのかいないのかとんと分からない。マイクの近くにはいない方がいいのだが、それも何だかいい加減な気もする。録音開始時に片チャンネルが接触不良気味だったので気になっていたが、案の定ケーブルの断線が発生。録音はほぼ全滅である。ケーブル新品なんだけどな。なんだか虚しい日だ。ファイルは午前11時頃。小型マイク"Slivikin"とPCM-M10で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2025年2月1日 先週に引き続き鹿忍方面。やはりいつもの場所から峠を越した東側の小さな谷である。前回よりもさらに奥の向かいの山際にマイクをセット。出かけるときに一面の曇り空だった天気は、なぜか散歩に出かけるとまもなく晴れ渡って、靄がかかっているもののまずまずの上天気になる。このところお疲れ気味なので、お散歩は山を通って北に抜け塩田跡の農地を軽く一回り。2月ともなるとどことなく春の気配が感じられ、平野部では時おり雲雀の声も聞こえてくる。一見青々としたキャベツはよくよく見るとお値段の高騰を保証するように中身が見るからに貧弱そうだ。白菜はそうでもないようだが、冬野菜もそろそろ終盤。歩いているうちに早朝はまずまずだった天気はしだいに靄が濃くなり、薄曇り状態の空も徐々に濃密になって、太陽も厚い雲のベール越しにか弱い光を放つようになった。夕方近くには雨になりそうだ。
Sample.mp3 4分04秒 4.66MB この場所は平野からの車の騒音にはほとんど無縁だが、谷の入り口を通る車の音と、早朝に南から山を越してくる船の騒音も避けられない。しかし実のところ一番多いのはのべつ幕なしに上空から高圧的に降り注ぐ航空機の音なのである。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D100で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
1月はまた木の切り倒し。実は5年前に切り倒した3本の木の北側にはまだ伏兵が2本控えていたのである。大きさは勝るとも劣らず。南の木が無くなったおかげで陽当たりが良くなって勢力をいや増しに増長させ、いずれはまたわが家の柿の木をいじめに伸して来ること疑いなし。ずいぶん前から気になっていた懸案なのだが、なかなかまとまった時間が取れない。とはいえ年が経過するごとにますます肥え太って素人には簡単に切り倒せなくなる。こいつぁいよいよこのままにはしておけねえな・・・、ということで今回思い切って切り倒すことにした。久しぶりの破壊の楽しみである。生来おおざっぱな性格のオイラとしては根元からズッパリと一気に切り倒したいところだが実はこの2本の木、1m程の狭いすき間に生えている。このまま切り倒せば付近に最大級の被害がおよぶ可能性きわめて大。破壊本能が有り余るオイラとしては望ましい限りだが、そうもいかないのである。というわけでまたまたケチ臭く枝先から順に切っていくことにした。でも考えてみるとこれはまた別格の楽しみである。じわじわとゆっくり長い時間をかけて一寸刻みに切り刻んでいく心地よさ。破壊の楽しみはいや増すばかりなのである。最終的に1本は根元近くから切り倒して、切った枝先の半分ほどはそのまま放置。もう一本は枝は全て切り刻んで焚火の材料にし、2.5m程の幹がまるまる残った。なんだか中途半端な結末になってしまったのは心残りだが、でもこのあたりが引き際というところ。オイラ暇じゃねえからな。あとは知らん。
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