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 日常のありふれた音の記録です
2024年6月
2024年6月29日 どういうわけか今週も寝過ごして1時間ほど遅く出発。行き先は前回と同じく長浜方面である。前日の雨で水路の水量が増しているので、水路とは反対側の道脇の林の中にマイクをセット。また上の観光農園の工事が始まったらその時は移動ということで、まずは散歩に出かける。時おりお天道様が顔を出すものの、天気は陰気な曇り空。下の塩田跡の農地を一回りして帰ってきてみると、大型トラックが上の道を忙しく行き来している。そのまましばらく様子を見ていたものの、観光農園の方でも重機が暴れ始めたので、午前9時半ごろに切り上げ海沿いに北に移動開始。途中の敷井の無人売店で5本100円のキュウリを一袋ゲットしてひと山越える。知尾の穴石神社へ下りる道のいつもの場所にマイクをセットしていると、砂浜の方からお年寄りが一人上ってきた。ここに釣りに来ているらしいのだが、たいていの釣り人は湾の北側の岩場の方。下の砂浜に来る釣り人は初めてである。1時間ほど湾の反対側まで散歩して帰ってきて見ると下の砂浜で釣り糸を垂れているようだ。帰りは海沿いに折り返して敷井経由。再び無人売店で大枚をはたいて5本100円のキュウリをもう一袋ゲットする。これじゃわが家のバンメシはここしばらくキュウリ尽くしだな。おいら、キリギリスか!。
Sample.mp3 5分53秒 6.75MB 前半は長浜で道を隔てた水路の反対側の林の中で。後半は知尾の神社へ下りる道の途中。釣りに来た人が下の砂浜から上がってきて通り過ぎていく。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D100で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
英名ジャパニーズ・バナナ。芭蕉の実である。バナナと同じバショウ科の多年草。小さいながらも姿かたちはそのままバナナ。知尾の集落の外れに生えている。自宅の近辺にはないので芭蕉の実を見るのはこれが初めて。調べてみると、葉の繊維から布や紙を作るだの、葉、根を煎じて利尿・解熱薬にするだの・・・、とある。でもオイラが知りたいのはそんな些末なことではない。いつも腹を空かせているオイラにとっての最重要かつ最優先事項。これって食えるのかってことなのである。数は豊富だが見るからに小さく、食えてもとても腹の足しにはならなさそう。それでもいくばくかの中身は期待できるかも。ナニ、食えねえ?。そんなバナナ。

2024年6月22日 少しばかり寝過ごして無軌道に家を出発。さてどこへ行くか・・・ということなのだが、ふと気が変わって長浜方面へ。こちらへ来たのは半年ぶり。梅雨には入って水路の流れも増えている。今日は上の観光農園の工事はどうなのか。始まったらその時はどこかへ移動ということで、池から少し離れた水路の上にマイクをセットして辺りをお散歩に出かける。桑の実はまだあるかと上の道に行ってみたがすでに完璧に手遅れ状態。ひと回り巡って帰るころには次第に風が出てきた。工事の音は聞こえてこないものの、午前9時を過ぎると風が強くなったので、録音をあきらめで切り上げ北に移動。まだ行ったことのない玉津の街並みの北の山道の一つを上ってみた。2回ほど折り返す道を上ると最終的には畑で行き止まり。意外と騒音も少なく悪くはないのだが、あまり傍若無人にうろついていると迷惑かも。上に住宅が見えバイクの音も聞こえたので、あとで調べてみたが委細不明。再び海沿いに足を延ばし敷井の無人売店でお野菜をゲット。3本のキュウリとミニトマトでお代は100円也。今日のバンメシの一品はキュウリとミニトマトのサラダだな。
Sample.mp3 3分43秒 4.26MB 午前8時前頃で、貯水池から流れ出る水路の上。ヤブキリも鳴き始めているようだ。まあこれが6月の音という感じである。それにしても今年はハエが少ないのが寂しい。牛の糞は相変わらず道にたっぷりとこぼれて豊富なのだけれど。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D100で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
散歩をしていると今日も3匹ほどのザトウムシが食餌を求めて路上を歩き回っているのに遭遇。そのうちの1匹を見ていたらどうも何かを見つけたようで、立ち止まって食事を始めた。まもなくタマヤスデもやって来て食事に加わったが、一体ぜんたい何を食らっているのか。仔細に観察してもどうもよく分からない。少なくとも何かの生き物ではないようだ。下に散らばっているのは落下して腐敗しかかった花と乾燥した草の茎ばかりである。やはり雑食性なのか。要するにつまるところ拾い食いということなのである。まさしくオイラの生活信条と良く一致しているわけだか、こちらは数時間ひたすら地面を注視しながら歩き回るも今日はなんらの成果もなし。野生生活なんかしたら、オイラただちに飢え死にします。

2024年6月15日 午前5時半頃から千尾方面。やはり早朝から風が強く波の音ばかりである。といっていても仕方がないので、取りあえずマイクをセットして録音を開始し、あとはのらのらとお散歩。まずは湾をぐるりと回って北の浜に出てみたが、すでに2組の釣り客が堤防の下と岩の上で釣り糸を垂れている。のんびり釣りを楽しむにはなかなかいい場所なのかも。そのまま今度は集落を抜け、工事中の敷井へ続く山道の方に行ってみた。今後どういう計画があるのかは知らないが、部分的に広く拡張されていてあとは元の山道。7月初めごろまでの工事のようだ。一旦集落の近くまで下りて、今度は少し細い分かれ道の方に上ってみる。こちらは予想どおり終点に小さな倉庫と柵があり、その向こうは広い農地。ここまで来て以前にも1〜2度来たことをやっと思い出した。風がますます強くなってきたので午前9時で切り上げ、以前から帰り道に尋ねてみたい所があったので行ってみることにした。最初の場所はすぐ上にビニールハウスのある場所。道はビニールハウスで終わりだろうと思っていたがさらに上に続き、しかし最終的にはビニールハウスの立ち並ぶ広い農地で終了。そこから道はあるにはあるがたぶん管理用の私道だろう。騒音は少ないがあまりお邪魔するものはばかられる。2ヶ所目はこれも電柱は山の上へと続いているものの、小さな神社で終了。脇道があって電柱はそちらに続いているが、草の茂った道で今は入って行けそうもない。
Sample1.mp3 3分09秒 3.60MB いつもの穴石神社へ下りる道。今日も早朝から風が強く波の音ばかり。以前もこんなだったかな。もっともこの時期にはここには来ていないが・・・。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D100で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
Sample2.mp3 4分03秒 4.64MB 大ケ島の林道のすぐ下の谷川の傍。航空機の音ばかりが目立つが、この辺りのこの時刻の日常はこんなもの。こういう静けさもまたいいのだが、これではちょっとという感じだ。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D100で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
結局時間が予定よりも余り過ぎてしまったので、帰り道に大ケ島の林道に寄ってみることにした。ここに来たのは何年振りなのか。林道の入り口付近の谷川の傍にマイクをセットして、山の上の集落の近くまでのんびりお散歩。以前ととあまり変わっていないが、山火事で焼失した斜面はすっかり木が大きくなり、他の場所と区別がつかなくなりつつある。悪くはない場所なのだが車の往来はあるし、なにしろこの時刻。航空機の音ばかりである。

2024年6月8日 先週と同じく知尾方面。午前6時前に到着。今日はまったくの静寂ではなく船のエンジンの音が一つだけ遠くから聞こえてくる。天気は曇りの予報だったが、十二分に晴天と言いくるめられる良く晴れた空。あい変らず天気予報との齟齬をきたしているのである。それはいいのだが早朝から風が強く波の音ばかり。いつもの場所にマイクをセットし、散策と称して辺りをうろついていたが、風はどんどん強くなる一方である。午前9時頃に切り上げて山を越え、海沿いのどん詰まりの集落に下りて虫明に抜け、辺りをさんざんにうろついたあげくわが家へ続く道を選ぶのだが、知らない道があれば行ってみたくなるのが人の常。2度山の中を延々と彷徨ったあげく出てきたのは元の道、それもほとんど同じ場所である。ただ単にぐるりと回り道をして元の場所に帰ってきただけのこと。行き止まりの道に入り込まなかったのはせめてもの救いだが、経験的に無意識に避けているらしい。どうもここを通るときは毎回忘れて迷い込んでいるようだ。長いダラダラ坂を上がり、峠の上の給水塔を通り過ぎ、いつもの見知った道に入る。梅雨近し。明日は雨、かな。
Sample.mp3 4分21秒 4.98MB 穴石神社へ下りる道。早朝から風が強く波の音ばかりである。この季節、これではなんだか寂しい。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D100で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2024年6月1日 先週に引き続き知尾方面。午前6時前に到着すると海はまったく静かである。今は閑漁期なのかも知れない。考えてみるとこの時期にここを訪れた記憶がない。願ってもない状態なのだが、それとは裏腹に天気の方は今に雨でも降りそうな曇り空。天気予報では早朝は晴れだったのだが、どうも天気予報との協調が取れていないようだ。午前8時を過ぎてつじつまを合わせるようにようやく申し訳程度の晴れ間が見え始める。湾の北の岩場には3組の釣り客。海沿いの山道を4台ほどのサイクリングの自転車が通り過ぎる。どういうわけか航空機の音も少なく、先週と比べて今日は意外にも静かである。ここしばらくはこちらに来てみるかな。
Sample.mp3 4分23秒 5.02MB 穴石神社の海岸へ下りる道にマイクをセット。録音を開始して間もないころ、午前6時を少し過ぎた時刻である。オイラは近くで一休み。上の道を早朝のウォーキングの人が通り過ぎていく。このあと何度も往復していたようだ。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D100で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
この季節になると見かけるようになる怪しの生物である。ザトウムシの仲間という以外には正体不明。もっともこの辺りを無遠慮にうろつくオイラ程怪しくはないわけだが、最近名前が判明して、ゴホントゲザトウムシというらしい。いったん名前が分かると意外に沢山の情報が出てきた。先週もここで6〜7匹が舗装された山道の路上をうろついているのを見かけたが、今日も数匹を確認。これまで見かけたところを含めると3ヶ所ほど。ただ広い範囲にいる、というよりは比較的限られた場所に暮らしているようだ。もっぱら地上をうごまごうろついて食餌を探す放浪者。手っ取り早く言えば拾い食いである。奇しくもオイラの生活信条と一致して思わず親近感を覚えてしまうのだが、こちらは拾い食いというよりはむしろ狩りである。オイラ道端で猫やネズミを捕らまえてむさぼったりはいたしません。この個体も後生大事に食餌を咥えて持ち運んでいる。詳しく確認はできないが、どうも何かの幼虫のようだ。この後しばらくは見かけるのだが、いったいどういう生活をしているのか調べても良く分からなかった。
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