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 日常のありふれた音の記録です
2023年8月
2023年8月26日 どうも毎年のことだが8月、9月は行き先定めずフラフラと出かけることが多い。いささか音の少ない時期でもあり、何か面白いものでも見つけたいということもある。巣を張るクモのように一か所に陣取って獲物を待ち構えるのがいいのか、それともアリのように食餌を求めてひたすら歩き回るのがいいのか。たぶん一長一短だろう。でも結局はハラを減らして舞い戻ることが多いのだけれど。東と北と南は出かけたので、残るは西である。広い平地と田んぼと海と工場地帯。結局ぐるりと回って帰っただけかな。
Sample1.mp3 3分55秒 4.48MB 海岸沿いにあるテニスコート。右手は堤防の道路。後ろは柵を隔てて木の茂る土手があり、その向こうは細長い池になっている。しばらく録音しているうちに、以前にも一度録音に来たことがあるのを思い出した。やはり夏、同じ位置で同じセッティング。懲りないな。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D100で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
Sample2.mp3 4分42秒 5.38MB 前方70mほど先の食品工場では足場の工事中だか、しばらく見ていても組み立てているのか解体しているのか良く分からない。道を隔てて200mほど後方では土曜日にもかかわらず鉄工所が操業中だ。左手前方から声が聞こえるのは建物からの反射である。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D100で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2023年8月19日 あい変らず行き先を定めずお出かけ。東と北はすでに出かけたので、今日は南へ。とはいっても行き着く先は決まり切っていて、すぐに海。上山田から山を越え南の平野に出て、そこからさらに一山超えると海が見えてくる。そのまま道が海岸沿いの道路に下りるのかと思ったら、行けども行けども道は山の中腹を延々と続き、途中で牛糞かなにかの処理施設で行き止まりの道に迷い込んで引き返し、結局たどり着いたのは西脇の海岸。そこから海岸沿いにまた別の山道を越し牛窓まで出て、海岸沿いにあちこちうろついてみたが、あまり面白い音もなし。結局帰り道の山際の今は行き止まりになった農道でしばらく録音。行き先もなくふらふらさ迷い歩くと大抵はこんなザマになります。
Sample1.mp3 3分16秒 3.73MB 西脇の海岸の堤防の階段の上で。なんか定位が変。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D100で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
Sample2.mp3 3分15秒 3.71MB 帰り道の山沿いの農道で。右下は細い田んぼの水路になっている。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D100で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2023年8月11日 このところ愉快な暑さが続いている。当地では最も気温の上昇する午後もさほど高温でもなくせいぜい31℃〜33℃程度。要するにぜんぜん大したことはないわけだが、なんだか昼夜を問わない執拗かつねちっこい暑さで、今に生きながら腐乱死体になって眼窩から蛆虫が這い出すんじゃないかと不安になってくる。先週に引き続き行き先定めずお出かけ。鶴見まで抜けてそこから虫明へ出ようと思ったら、いつものように行き止まりの海沿いの集落に迷い込んでしまった。たぶんこれで3回目か4回目。ステキな脇道があるとついつい本道を外れて行ってみたくなる。何度同じ目に遭っても懲りないのである。また集落の急な坂道を引き返して本来の目的地へ抜け、そこからダラダラ坂を上りまた下っていつものコースで帰宅。この道を通ったのは十数年ぶりだな。
Sample1.mp3 3分38秒 4.17MB セミとカエルが一緒に鳴いているというのもあまり聴いたことがない。十数年前にもここで録音していたという記憶がかすかにある。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D100で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
Sample2.mp3 3分52秒 4.43MB 前方すぐ下は海岸沿いの大きな工場、直後は道路で左から右へゆるやかな上り坂、車がかなり頻繁に通り過ぎる。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D100で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2023年8月5日 早朝とは言えない日の出も間もない時刻。なんとなくフラフラと出かけたが行く先が定まらない。そのまま北へ北へと進んで行き着く先はけっきょく長船のキャンプ場。何回か傍を通り過ぎたことはあるが、中に入ったのはことがあるのはまだ出来立ての17年前に一度だけ。いったいどうなっているのか。夏とはいえいかにも寂れた感じで、薄汚れた石積みはところどころ崩れ、遊歩道は一部陥没し、谷川の水路は雑草と雑木が生い茂っている。いい加減で自堕落なオイラとしてはなんとも好ましい限りだが、あと15年ぐらいすればさらに程よく枯れてきて有象無象の生き物が闊歩し、なかなかにくつろげる場所になりそう。とりあえず水路の脇にマイクをセットして辺りをお散歩。午前9時を過ぎてたので切り上げて移動しようと録音機を見たら完全にスリープ状態である。どうも録音開始直後に誤操作で停止させてしまったようだ。仕方がないので再度録音開始。午前9時半過ぎに切り上げて上に進み山を南へ越えてみることにする。ところが間違って北に下り、隣の市の住宅が立ち並ぶ長い谷間のいちばん奥に出てしまった。谷を出て引き返すのも面倒なので、そのまままた谷を上がって峠を越える。ふだんあまり経験しないようなことだが、上りよりも下りの道がずいぶん長く感じるのは単に気のせいなのか。道を下りたところで予想通り見知った場所に出たので、あとはのんびりうろつきながら帰宅。フラフラと行き先定めず出かけると、えてしてこういう悲惨なことになりがちです。
Sample.mp3 6分50秒 7.83MB mp3は160kbpsだが、かなり破綻気味。一山越すとセミも様変わりしてミンミンゼミが鳴いている。小型マイク"Kalivan"とPCM-M10で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
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