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 日常のありふれた音の記録です
2023年6月
2023年6月24日 初夏、それも梅雨時とあって、豊富な水分と強烈な陽光をたっぷりと得た草の成長は忌まわしくも悍ましく呪わしい。ついこの間刈ったばかりの地面はあっという間に草ぼうぼう。というわけで日々草刈りと草取りに追われる毎日。とはいえ、そんな事情とはまったく関係なく今日も脳天気にのらのらとお出かけ。またまた河岸を変えて上山田方面である。6月ともなるとずいぶん音も閑散としてくるが、まあこれは毎年こんなもの。谷の中をマイクを4ヶ所ほど移動して録音。イヌビワの葉にはイシガケチョウの幼虫が取り付き、オサムシは朝露でやわらかく熟成したミミズの食事中。池の岸近くにはウシガエルの巨大な卵が沈んでいる。初夏の賑やかさ。明日もまた来てみるかな。
Sample.mp3 7分21秒 8.42MB 前半は午前6時15分頃、真ん中の池の堤防の上で。後半は午前9時半過ぎ、上の池と真ん中の池の中間の廃畑の近くで。さすがに6月も終わりに近くなると閑散としてきて、ほとんどの音は谷の反対側からである。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D100で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
ついつい面倒なので躊躇しているうちにメモリーレコーダーの256GBのメモリーがほぼ満杯状態。つぎの録音には残り容量がおぼつかない。仕方がないのでUSBで接続してHDDに吸いだしにかかる。PCM−D100になってファイルの転送はかなり高速化しているが、かかった時間はほぼ3時間半。さすがにこれだけ時間がかかるとなると、なかなか気軽には取り掛かれない。さらにファイル名を整理するのに40分ほど。これはけっこうな力仕事である。できれば転送の高速化はもう一息望みたいところ。ファイル名の整理の方はソフトを製作すれば半自動化できそうだが、今のところ当分そんな暇はない。それに特定機種のための専用ソフト。なんか面倒だな。

2023年6月17日 梅雨の間の晴れ間なのか、2日ほど前から突然的に本格的な夏日になった。空気はそれほど澄み切っているわけではないが、陽射しは強烈。あち〜のである。今日は河岸を変えて長浜方面、前回は5月中頃だから1か月ぶり。早朝はまだ涼しいが午後はかなり暑くなりそう。貯水池から少し下流の水路の上にマイクをセット。谷の中ほどにはまたイノシシのくくり罠が一つ仕掛けられている。午前8時を過ぎると上の観光農園の工事が始まったらしく、トラックが上の道をひっきりなしに通い、パワーシャベルの音が響いてくる。工事が始まってからもう3年近くになるのだが、一体ぜんたいどうなっているのか、というので上まで上がってみた。下の貯水池は完成しているが、その上は手広く切り開いて土を新たに投入している。まだまだこれからというところ。あと3年ぐらいはかかるようだ。仕方がないので引き上げて鹿忍方面へ移動。マイクをセットして下の山際の道を一回り散歩に出たが、もう午前9時を大分過ぎて熱暑状態。いよいよ夏なのです。
Sample1.mp3 3分17秒 3.17MB 長浜。前半は谷を通る水路の上で。すぐ傍は道だが、たまに車が通るのでこちらにはマイクは置けない。後半は水路の中、というより棺桶に半分足を突っ込んだという感じ。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D100で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
Sample2.mp3 3分14秒 3.70MB こちらは鹿忍、谷を下る道の谷側で。午前9時を大分過ぎていて、下からの騒音はほとんどないが航空機の多い時間下の廃畑は草がかなり茂っていて入れない。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D100で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
毎年6月ごろになるとこの辺りで見かける不審な生物。もっとも不審な点ではこの辺りをうろつき回っているオイラと変わりはないが、正体が明々白々なオイラと比べてこちらは今のところ正体不明。調べてもザトウムシの仲間というだけで名前は分からない。もっぱら地上を歩き回っていて、草や木の上で見かけたことはないが、いったい何を食っているのか。仲間の死体や腐敗物を食べているところは見たことがあるので屍食性なのか。ひたすら地道に地上を歩き回り食を稼ぐ、地に足が着いた地道な生活者。なんだかオイラに似てるな。

2023年6月10日 早々に梅雨に入って陰鬱な天気が続いている。あまり歓迎すべき状態ではないが、そのうちにだんだん慣れてきてこの陰惨な天気が好ましく感じるようになってくるのは奇妙なものだ。上の池と中の池の間の廃畑の近くにマイクをセットして終了までそのまま。あとは呑気に散策を楽しむ。6月も中旬に入るとずいぶん閑散としてくるが、まだ夏の初めらしい音もほとんどなく、初夏の澄み切った空と強烈な日差しにも今のところお目にかかっていない。このままずるずると蒸し暑く淀んだような夏に突入するのではないかと心配になってくる。それとも早々に梅雨が明けてしまうのか。今年の夏はどうなんだろう。
Sample.mp3 4分53秒 5.59MB 一見賑やかそうだが、バックグラウンドは閑散としている。毎年不躾な声を奏でてくれるウシガエルも今年は少なめだ。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D100で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2023年6月3日 先週に続いて上山田方面。前日は一日中雨だったが、今日は打って変った上天気になった。空気は迷惑なほど澄み、空は排他的に晴れ渡って、雲の切れっ端一つ見当たらない完全なピーカン状態。地面に突き刺さるような陽光がすさまじい。個人的には必ずしも好みではないのだが、土砂降りの雨よりは幾分好ましいという感じ。山の斜面にある普段はほとんど水の流れない小さな谷川も今日はあちこち水があふれてなかなかにやかましい。3つの池も満杯状態で、堤防の放流口から水が大量に流れだしている。谷川の音があまり大きくない場所を選んで3ヶ所ほど移動して録音。6月になるとさすがに随分閑散としてくるが、初夏の活気にはまだ大分遠い感じだ。
Sample.mp3 4分00秒 4.58MB 午前9時半ごろ。上の池の中ほどで。いよいよ6月、とりあえず夏。・・・だな。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D100で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
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