<< >> 過ぎ去った時からへ HOMEへ

 日常のありふれた音の記録です
2023年2月
2023年2月25日 2月ももう下旬。数多の時を経ずして3月がやって来る。名目はとにかくも春。2月に入ってから田んぼでは雲雀がさえずり始め、月半ばからはウグイスの声も聞かれるようになった。でも本当の本物の春はなかなかやって来ない。マガイモノの春、バッタもんの春、春モドギに春ダマシ、まだまだいろいろ取り揃えて控えている、湿っぽく暗鬱な季節なのである。先週と変わらず鹿忍方面へ。夜間は意外に冷え込んでいてあちこちに霜が降りている。昼近くには風も強くなりそう。いつものようにマイクをセットして、まずは北の平野を軽く一巡りお散歩してご帰還。峠の上の畑ではハクサイの収穫らしく、軽トラが道を何度も行き来している。まだ時間があるので今度は集落の東の端から南へ下りて県道をぐるりと回り、また坂を上って集落の西の端までお散歩。以前何度も通った道は、何がどうなっているのかすっかり忘れてしまっていて、まるで初めて通る道のようだ。
Sample.mp3 3分39秒 4.18MB 午前11時前。上の道を軽トラが繁く行き来し、風も強くなってきた。ここはまだ冬がのさばっていて、ほんのちょっぴりだけの春。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D100で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2023年2月18日 早朝はこの時期としては意外と暖かく5℃近い。今日は午後遅くから雨が降り始めるらしいが、昼ぐらいまでなら大丈夫だろうと気安く考えて出かける。でも、着くとさっそくに雨がパラつき始め、あとは降ったり止んだり薄日が射したりの曖昧模糊とした天気になった。いつものようにマイクを下の廃畑にセットしてあとは無責任にお散歩。上の峠の辺りを軽く回った後は北に下りて平野沿いの山道をのらくら歩き、ついでに長浜方面のいつもの場所に寄り道してみたが、周りの道路の通行量が多く上の観光農園ではなにやらドスンドスンと地響きを立てて工事中。しばらく来ていない間に谷の道の途中にイノシシの箱罠が設置されていたようだが、今は撤去されてエサだけが残っている。昼近くなると音もだんだん少なくなり風も出てきたので11時過ぎに引き上げる。明日もまた雨かな。
Sample.mp3 4分15秒 4.87MB 早朝から雨か降ったり止んだりの空模様。少し前に雨が止み、しばらくの間雨音のない時間になる。気温は9℃ぐらいあり、この天気にしては騒音は少な目である。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D100で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2023年2月11日 先週と同じく鹿忍方面。雨上がりで空は晴れ渡り申し分ない快晴。朝の光はかなり強烈である。大気の色からしていつもとは違う。地面は濡れてジクジクと湿っぽいが、少し水の溜まった下の廃畑の中にマイクをセット。下からやって来るいつもの散歩の人が道を通り過ぎる。すぐ上の畑のキャベツとブロッコリーはなぜか収穫されないまま。その上の畑のハクサイは本日が出荷らしく、軽トラが下の平野から何度も廃畑の上の坂道を往復する。今日は少し足を延ばして峠の東の道を下り、塩田の埋め立て地を大きく回ってお散歩。こちらも休日とはいえ農家の人はあちこちで忙しそう。このところ少しずつ春めいては来ているが、この季節でいちばん困るのは着ているものである。歩き回っているうちに次第に汗ばんできて辛抱たまらず春仕様に変更。でも帰り道はまた向かい風が身に染みる寒さになる。
Sample.mp3 4分05秒 4.67MB 前半は午前8時半頃、後半は午前9時頃。下の廃畑の中で。雨上がりの朝。大気は澄み渡り天気は上々、なのだが音が遠く騒音が絶え間ない。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D100で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2023年2月4日 月が替わって2月。あい変らず鹿忍方面に出かける。あまり芳しくない天気で曇りがち。なんか騒音が多そうだ。マイクは谷の底近くの、いつもの場所より一段上の草の茂った空き地にセットする。前方と右側に大きな木があるので、落ちてきそうな枝がないかまずは確認。今のところは大丈夫そう。録音の方はマイクと録音機に任せてあとは呑気にお散歩にでかける。今日は南の急な道を下って県道をぐるりと回り峠の東側の道から帰るコース。うっかりよろければ道の端から数メートル下まで転げ落ちそうな坂道が多い。晴れるかに見えた天気もしだいに曇り、陰鬱な空模様に変貌してがっかり。騒音も多いし、いい加減イヤになって、一巡りしたところで早めに引き上げる。ヒルメシまでにはまだ時間に余裕があるので、帰りに以前から気になっていた一つ手前の集落の脇の谷の道を上がってみた。昔は谷全体が畑になっていたのだが、今は入口の近くは廃畑状態。真ん中あたりの1/3程に畑地が残っている。まずは谷の南側の道を上ってみたが、途中で道を横切る電気柵に阻まれ中途で頓挫。それに道を上るにつれ、どこから来るのか分からない正体不明のゴーゴーいう騒音が増えてくる。仕方がないので今度は谷の北側の道を上ると、こちらは畑地へつづく道。人が頻繁に出入りする場所で録音はできないし騒音も多いのでもう少し上の奥まった場所に上がろうとしたが、やはり道を横切る電気柵に阻まれて行き止まり。どうもこの畑地を囲い込むように張り巡らされているようだ。集落のある場所も少し小さい谷になっていて、こちらは以前上がってみたことはあるのだが、やはり上がるにつれて正体不明の騒音が増えてくるのでどうしようもない。もっとも傾斜はごく緩やかで、谷の下を通っている道路からはいったん低くなっている。高さはさして違わないのになぜ騒音が増えるのか良く分からない。どこか録音できそうな新しい場所というのはいつも探しているけれど、なかなかそう都合よくは見つからないものである。
Sample.mp3 3分48秒 4.36MB 午前8時半頃、下の廃畑の藪の中で。曇りがちの天気で騒音も多い。2月ともなると少しづつ春の気配が感じられるようになるものだが、その春の気配もこの辺りまではなかなかやって来てくれないようだ。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D100で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
▲UP 過ぎ去った時からへ HOMEへ