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 日常のありふれた音の記録です
2022年10月
2022年10月29日 朝は久しぶりに長浜方面。この時期、平野からの騒音が多いのではと思ったが、そうでもなく意外と静か。マイクをセットして散策に出かけたが、帰ってくると近くを通る道路からの車の騒音が意外に大きい。そのうち上の方で工事でも始まったのか、ショベルカーが暴れる音が盛大に聞こえてきた。仕方がないのでドングリ目当てに平野を渡って鹿忍方面へ。午前10時を過ぎた辺りから風が強くなってきたが、落ちるべきドングリもだんだん数が少なくなってきたようだ。申し分ない晴天の秋空だが、背中に当たる陽光は焼けつくように暑い。まもなく晩秋である。
Sample.mp3 4分28秒 5.12MB 前半は午前7時過ぎで長浜。後半は午前10時過ぎで鹿忍。前半はまだ騒音が増えるまえ、後半期騒音が少なくなったあと。まあ寒い時期は騒音の合間をぬって録音しているようなものだな。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2022年10月23日 ちょっと遅れて前日と同じ場所へ。早朝から底が抜けたような晴天だが風が強くなりそう。いつもの場所にマイクをセットして少し上まで歩いていると散歩の人が一人道を下りていったが、いつまでたっても帰ってはこない。どこかぐるりと遠回りして他の道から帰ったのかな。アサメシ前にはちょうどいい運動なのだが、おいらメシは食っちまったもんな。食後の腹ごなしの運動にはちょっと遠すぎてまた腹が減っちまう。午前9時を過ぎた頃から次第に風も出てきたので、道歩少し下ってドングリの木の下で録音。でもそう易々とは景気よく降り注いでくれないのである。このドングリ、頭に直接当たると結構ビックリするような音がするんだな。
Sample.mp3 3分01秒 3.46MB 次第に風が出てきて道沿いのドングリの木から実が落ち始める。頭に当たったりするとけっこうショッキングな音だ。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2022年10月22日 相変わらず鹿忍方面。このところ夜明けがグンと遅くなり早朝の気温も下がってきたが、今朝はなんだか不穏な天気。東の空に星が見えない。まあ雨は降らないだろうと気楽に出かけたが、道々明るさも少しづつ増して、粘液に包まれた瞼がどろりと開くように夜が明けると、上空に底が凸凹の雲が垂れ込めているのが分かるようになった。こんなんで大丈夫なのか。でもそれは杞憂で、それなりにまあまあの天気になった。マイクをいつもの場所にセットして散策していると今日は大きめの子供のイノシシに2回遭遇。あちこち昼夜を分かたず手広くうろつき回っているらしい。以前2回ほど出くわしたのも同じイノシシだろう。民家の下の畑の脇の斜面は一面に掘り返されている。食餌にあぶれて食い詰めてでもいるのかな。
Sample.mp3 3分29秒 3.99MB 午前8時15分頃。相変わらずの秋の音だが、今日は航空機の騒音がやたらと多い。日によって随分違うのだが、こういう日もしばしば以上にある。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
そういえば昔、エンゲル係数というのがあった。家計の消費支出に占める飲食費の割合なのだが、エンゲル係数の値が高いほど生活水準は低いのだそうだ。でも最近ではちょっと違うんじゃないかという気もする。毎日の食にも困窮する食うや食わずの家庭。飲食費はケチケチ人間を僭称するオイラでさえ唖然とするほど少ない。買い食いや外食はもってのほか。食を目当ての旅行なんてとんでもない。今は貧乏生活がしたくてもできない時代なのである。必要経費が多く、諸事万端お金がかかる。切り詰めることができるのはもはや食費しか残っていないのである。エンゲル係数が一番高いのはたぶん中流家庭あたり。両端の富裕家庭と貧困家庭は低下するのではないか。考えると何だか変な時代だな。

2022年10月15日 再び三度の鹿忍方面。いつもの場所にたどり着くと道に大きめのイノシシの子供が出張っている。最近また少しづつ増えているような気もするが、三脚を取出して再び見たらどこかへ姿を消していた。マイクを下の廃畑につづく入り口の道の一つにセットしてまずはお散歩。空は不躾にも青々と晴れ渡った標準的な秋空である。秋といえば何といっても柿の季節。道々豊かに実を付けた柿の木が随所に散見される。わが家の柿も第一陣はしこたま食い尽くして第二陣待ち。よこしまな意図に駆られて伸ばした手の延長線上に、たわわに実った色艶も豊かな大振りの柿の実が偶然発見されれば侮りがたい誘惑にかられるが、万が一にもなけなしの節度を失ってしまってはいけないのである。昼近くなると気温もぐんぐん上昇してちょっとした初夏のような雰囲気。これから11月の半ばを過ぎるまでしばらくは楽しめそうだ。
Sample.mp3 4分28秒 5.12MB 午前7時15分頃。早朝は寒いぐらいだったが、昼近くなると気温もしだいに上昇して汗ばむほどになった。これから10月〜11月にかけては春ほどではないが、けっこう活気のある季節で録音もそれなりに楽しい。でも騒音が思っていたより多かったのは意外だった。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2022年10月8日 ふたたび足を延ばして鹿忍方面。とはいっても山を越せば先週の場所のすぐ近くなのだが、こちら側からはけっこう遠回りになる。いつの間にか早朝は真っ暗になっていて、それにイヤに寒い。道々だんだん夜が明けてきてマッシュルーム工場の手前の池の辺りまで来たところで、子供4匹を引き連れたイノシシの親子連れが道のまん中に居すわっている。剣呑な重量物を蹴散らして進むわけにもいかないのでしばらく待機していたが、なかなか退いてはくれない。それにブウブウという声からすると必ずしも上機嫌とは言えないようだ。そんなわけで少し遅れていつもの場所に到着。先週はまだ小さかった畑のキャベツもびっくりするほど爆発的に成長して青々と茂っている。早朝は見目好い雲が出ていた空は、だんだんどよりとした薄曇りになってきて午前11時前に終了。なんだか秋っぽくない天気だな。
Sample.mp3 3分55秒 4.49MB 秋のウグイスも10月の初めの錆び付いた蝶番が軋むような声から少しづつ調子が出てきているようだ。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2022年10月1日 本日ただいまより10月に入る。早朝からさかんに晴れ渡って、いささか迷惑なほどの上天気だ。また河岸を変えて長浜方面へ。まずはいつもの場所にマイクをセットしてお散歩。谷の道の方は草がたっぷりと茂って少々歩きにくくなっているが、刈られてしまうとそれはそれで寂しくなるのが悩ましい。上の道を歩いていると軋むようなしゃがれたウグイスの声。いつの間にかもう中秋なのである。マイクをセットした場所に帰ってくると車の騒音が結構にぎやかで、上の方からはなにやら工事らしい山鳴りのようなドスンという音が響いてくる。この季節はまあこんなものなのだが、これではどうしようもないので程々に切り上げ、平野に下り民家をぐるりと回って鹿忍のいつもの場所へ。昼近くなってしだいに辺りもにぎやかになってきたが、上の畑でトラクターが肥料を散布し始めたので、午前11時ごろに引き上げる。10月、11月は過ごしやすくなかなかに楽しい季節、でもあまり出かける時間が取れそうもない。
Sample.mp3 6分52秒 7.87MB 前半は長浜のいつもの場所、後半は鹿忍にて。早朝は静かだが、昼近くなると気温の上昇して次第に10月っぽい雰囲気になってきた。秋のウグイスも再び鳴き始めているようだ。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
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