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 日常のありふれた音の記録です
2022年9月
2022年9月24日 台風一過、気温もグッと下がりいかにも秋めいた気候になってきた。久方ぶりにキャンプ場の西の谷へ。実は前日も出かけたのだが、あいにく曇り空で車の騒音はともかく、航空機の騒音が異様に多い。午前8時を過ぎると上空をひっきりなしに通り過ぎる感じで、こんなに多かったのかと改めてあきれ返ったが、地表の温度の上昇しない秋から春にかけてはどこに行ってもこんなものである。今日もあまり期待していなかったのだが、車の騒音はそれなりにあるものの、航空機の方は異様に少ない。いったいどうなっているんだろう。マイクをあちこち3ヶ所ほど移動して録音したが、初秋の賑やかな静けさは変わらないものの、10月も近付いて何となく少しづつ活気が出てきたようだ。
Sample.mp3 6分07秒 7.00MB 前半は午前8時前、後半は午前11時過ぎ。9月は日中あまり音のない季節なのだが、それでも10月も近くなって賑やかしい静寂の中にも何となく活気が出てきた。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2022年9月17日 どうやら台風が来るらしい。夜半から不穏な天気である。風が少し強いが雨が早急に降る気配はないのでいつも通り出かける。久しぶりに行き先は上山田方面。でもこの季節あまり音はない。午前9時前に切り上げて山を下り、あとは行く先定めずふらふらと彷徨う。ぐるりと塩田の埋め立て地を一回りして海岸沿いに北に進み、海に面した集落から山道をしばらく上ったところで再び録音。でもどこか遠くから聞こえる鳴き残りのセミと虫の声ばかりだ。マイクをセットしたあとは少し上の方までお散歩。道の両側には結構広い畑があちこちに散在しているが、今は下の集落の近くを除いで廃畑になっているようだ。帰ってきたら下の方で草刈りが始まっていたので本日終了。さらに道を上って出くわしたのは意外な見知った場所だった。以前何度か通っている道だがほとんど記憶にはないのである。
Sample.mp3 3分29秒 3.99MB 前半は上山田の一番下の池、敷井から北へ向かう山道で。9月の日中というのはまあこんなもの。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
早朝の上山田方面。半年ぶりに訪れたらちょっとばかり様子が変わっている。一番下の池の上端付近の檜林の手前あたり。春には太さ60cm程の桐の木が切り倒されて転がっていたのだが、久しぶりに訪れてみるとその周辺は桐の木だらけ。道の上にも何本も生えている。春に来たときはなにごともなかったのだが、半年後の今は画像のようなありさま。いちばん大きな木はすでに太さが8cmぐらい。他の木も2mを越える高さになっている。最初はどういうことなのか分からなかったが、どうも切り倒された木の株や、あたり一面に張り巡らされた根っこから芽吹いて大きくなったようだ。それにしてもすさまじい勢いである。数年後には結構な大きさになりそうだ。なんだか頼もしい木だな。

2022年9月10日 いよいよ本格的に9月という時期に入って、おまけに前日の夜からの雨がパラつく不順な天気。行く先定めずという感じでフラフラと出かけたのだが、とくに当てもなく結局いつもと違うコースで先週と同じ場所。でもほとんど何の音もない。あきらめて午前9過ぎから東の堤防を一回りして峠を越え、山の中腹の5軒ばかりの小さな集落の下へ移動。あまり車は通らない道だが、今日は録音中に2台半の車が道を下って行った。最後の半台は大型のバン。家族連れでキャンプ場を捜しているようだがこの辺りでは知らない。道が狭いと言ったらそのまま引き返していった。そんな行き当たりばったりで大丈夫なのかな。オイラもけっきょく同じ道を引き返して帰宅。初秋の静けさだなぁ。
Sample.mp3 4分31秒 5.17MB 前半は長浜のいつもの場所、後半は峠を下った山の中腹にある知尾の5軒ばかりの小さな集落の下で。小型マイク"Slivikin"とPCM-M10で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2022年9月3日
引き続き再び三度の長浜方面。すでに実質的に夏も終わり、季節は秋。9月である。8月も終盤に至って突然的に気温が低下。秋の様相になった。9月というと夜間はともかく、日中は一年で最も音の少ない季節。というよりあるにはあるのだが、いささか単調になる。鳥の声はほとんど聞かれなくなり、夏から鳴き残ったツクツクホーシの声と通奏騒音のような虫の声。あと上空を飛び交う航空機の音。そういえば今年はキリギリスの声も聞かない。ボクとしては音を求めてあちこち行き当たりバッタリの行き倒れ式に徘徊する季節でもある。夜は賑やかなのだけれども気軽には出かけられない。いつもの場所にマイクをセットして少し遠回りに散歩。辺りはどこも騒々しい静けさだ。明日はどこへ行こう。
Sample.mp3 3分45秒 5.15MB 前半、中半、後半それぞれ午前7時過ぎ、午前8時過ぎ、午前9時半過ぎ。早朝から蒸し暑く、昼近くなって気温はさらに3℃ほど上昇。夏の鳴き残りのセミと、日に日に賑やかな虫の声。9月である。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
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