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 日常のありふれた音の記録です
2022年8月
2022年8月27日 先週に引き続いて長浜方面。そろそろ8月も終盤という時期になって、長かった真夏日もそろそろ終わりを告げるように早朝はかなり涼しくなった。真夏大歓迎のオイラとしても今年は少々ヘタレ気という感じである。マイクはいつもの場所ではなく、わずかに流れのある谷の水路沿いにセットし、3ヶ所を移動して録音。谷の入り口近くの葛の花にハチが集まっているのでしばらく録音してみたが、谷の出口付近を通る道路の車の音が絶え間ない。少しばかりゆっくりと散策して谷の上の道にも足を延ばし、午前11時過ぎに引き上げる。真昼の暑さも少し凌ぎやすくはなってきたようだ。この次はもう9月、昼間はちょっと音の寂しい季節である。
Sample.mp3 4分41秒 6.45MB 前半、中半、後半それぞれ午前7時過ぎ、午前8時前、午前10時半前。水路沿いに移動して録音。久しぶりに涼しい朝だと思ったのだが、早朝からセミも鳴き出していて、思ったほど気温は低くないようだ。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2022年8月21日 前日の夕方からは降ったり止んだりの雨。早朝もまだ降っているので、止むのを待って30分ほど遅れて出発。行き先は久しぶりに河岸を変えて長浜方面。とはいっても前回の場所とはごく近くで、歩いても30分ちょっとしかかからない。降り続いた雨で地面は湿っぽく、早朝からやたらと蒸し暑い。気温が30℃くらいあるんじゃないだろうか。曇り空だがセミはずいぶん早くから鳴き始めている。いつもの場所にマイクをセットして、あまり遠くまで出かける気もしないので、この谷限定でお散歩。ときどき薄日が射すのを除けば概して異様に薄暗い。黄緑色のクモが巣に陣取っているのを眺めていたら、とつぜん店仕舞いを始めてアッという間に巣をキレイに片付け、丸めた葛の葉の中に引っ込んでしまった。いったい何なのか。クモは種類も多く生態もさまざま。生態図鑑なんかあると、日がな一日寝転んで楽しめそうだ。そんなもの、あるのかな。
Sample1.mp3 3分34秒 4.90MB 午前9時過ぎ。水路から少し離れたいつもの場所で。不穏な天気のわりには騒音は少ない朝だ。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
Sample2.mp3 2分31秒 3.46MB 午前10時半頃。水路に架かる石橋を渡って少し貯水池の放水口に近い辺り。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2022年8月15日 本日の行き先は風の吹くまま気の向くまま・・・のつもりだったが、山を上り、上の集落と寺院を通り過ぎ、道を下って風に吹き寄せられたのは予想外の見知った場所でガックリ。仕方がないのでまた峠を越えて海沿いの平野に出で、以前行きそこねた場所へ。農道を突っ切り朝の散歩の人と挨拶をかわしたどり着いてみたものの、なぜか早朝なのに騒音が多い。主要な道路からは随分離れているので車の騒音ではなさそう。たぶん船のエンジンの音かも。仕方がないのでまた平野を横断していつもの行きつけの場所へ。この場所は道を下りるとすぐに住宅地と道路という見かけにもかかわらず、意外と騒音が少ないのである。早朝の迷走で少々へこたれてしまったので、木陰に身を寄せてしだいに押し寄せる毒暑の中でのんびり毒書の読書。なんだか毎年お盆は気忙しい。
Sample1.mp3 2分24秒 3.30MB 午前9時前。上の画像の左側で録音。左は谷で廃畑があり、マイクの前方右側には大きな木がある。小型マイク"Slivikin"とPCM-M10で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
Sample2.mp3 2分35秒 3.55MB 午前9時半過ぎ。上の画像左側の路傍で録音、マイクは谷を後ろに左向き。道を隔ててやはりマイクの前方左には少し高い位置に大きな木がある。こちらはクマゼミがメイン。小型マイク"Slivikin"とPCM-M10で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2022年8月13日
本日の行き先は南の海へ行く途中の、いつもはあまり立ち寄らない場所。理由は騒音が結構多いのである。集落の外れの寂れた民家の脇を通って貯水池の堤防を渡り、さらに山に入る辺りまで上ってマイクをセット。案の定、今日も西の湾の向こうの工場の騒音が山を越えてやってくる。貯水池の上の畑のニワトリはなんだか苦し気に朝から鳴き続けているのはいつものことのようだ。早朝から向かいの山の墓地には三々五々墓参りの人がやって来る。午前8時前になって、やはり向かいの山で草刈りが始まってなかなか終わりそうもないので、あきらめて撤収して別の場所へ。あい変わらず暑い朝だ。
Sample1.mp3 4分25秒 6.06MB 上の画像の左の道をずっと上って山にかかる辺りで録音。セミの声が主なのであまりmp3の破綻は目立たない。左から聞こえる騒音は湾の向こうから山を越してやって来る工場の音。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
別の場所を尋ねるはずだったのだが道を間違えて、間違えついでにそのままこの辺りでは大きな神社の東の谷へ。集落から東の山の畑につづく道の分かれ道の角にマイクをセット。軽トラがギリギリ通れる道幅でしかも片側は急斜面、反対側は1mぐらいほぼ垂直に落ち込んでいるので、意外とマイクを置ける場所も人間が佇む場所もほとんどない。畑のある辺りを一回り散歩して。2回目は以前気になっていたこの道の行く先。この前は記憶にはない貯水池の工事のための広い道に唐突に出くわして困惑したのだが、それを行けるところまで辿ってみることにした。上り坂が平坦になる辺りまで進んで行くと、その先には見たこともない太陽光の発電施設。道そのものもずいぶん開けた感じで、記憶にある鬱蒼のした山の中を延々と通る細い道とはまったく印象が違う。あれはいったいどこだったのか。貯水池の脇にも道があるようなので、またの機会があれば試してみよう。
Sample2.mp3 3分37秒 4.97MB 上の画像左上の上と下への分かれ道になった角の所で録音。たまに農作業の車が通るので、マイクは道には置けない。今日もバイクが一台通過していった。それにしても航空機の騒音が絶え間ない。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2022年8月6日  ダラダラ坂の峠を越えて先週と同じ場所。マイクのセッティングも同じで午前9時過ぎまで録音して、ほかの場所へ移動しようと録音機を見るとポーズ状態。もちろん音声ファイルは一秒も生成されていない。こういうことって時々あるのである。もちろん確認不足が原因だが、またいつか懲りずにやりそうだな。来た道を引き返して別の谷川沿いの道に入ろうとしたら軽トラが陣取って作業中。仕方がないので下流側から入って行ったが、やはり草刈り作業中。引き返してさらに別の谷川沿いの道に入ろうとしたらこちらも軽トラが停まって作業中。仕方がないのですぐ脇の大きな道路を上って上流側から入り込む。貯水池のすぐ下で悪くはない場所なのだが、すぐ後ろを道路が通っているので車の騒音は避けられない。おまけに近くでショベルカーも作業中。こういう不手際な日もしばしばもあります。
Sample1.mp3 4分37秒 6.33MB 過日、出先でヒルメシついでにちょいと録音に出た。これがとんでもない大間違い。初めは怪しげな雲行きとパラつく雨程度だったが、時を経ずしてものすごい豪雨になった。辛抱たまらず引き上げて、近くの納屋の軒下で郵便配達の人と一緒に雨宿り。油断も隙もない天気だ。小型マイク"Slivikin"とPCM-M10で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
Sample2.mp3 3分33秒 4.88MB 近くではショベルカーで何やら作業をしているし、すぐ後ろは道路になっていて車がかなり頻繁に通り抜ける。騒音さえなければ悪くない場所なんだけどな。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
大変である。共鳴管で使っているFE126E。すでに10年以上経過してエッジが劣化し、半ばベトベトスカスカ状態。補修しようと取り外しにかかったのだが、片方のユニットのコーン紙に不穏な黒い染みが見える。不審に思いながら取り外してみてアッと驚いた。コーン紙のネック部の裏側が一周ぐるりと虫に食われて致命的なボロボロ状態。穴が開いているのである。こんなワルイことする奴の正体はたぶん紙魚。ほかにも美味そうな紙なんていくらでもあるのだが、なんでまたスピーカーなんか食わなけりゃいけないのか。取りあえずエッジは補修。コーン紙の方もなんとか穴を塞ぎ補修したが、もう元の状態には戻らない。何だかとても悲しい気分なのである。スピーカー飼うのも楽じゃないな。
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