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 日常のありふれた音の記録です
2022年4月
2022年4月30日 4月最後の日も慢性的に上山田方面。前日は台風並みの悪辣な天気で気温もグッと低下、今朝もまだ寒い。谷の道はすっかり湿っていて、あちこちから水音がやかましく聞こえてくる。下の池の辺りは静まり返っていて中の池から流れ出る放水口の水音ばかりなので、このところ珍しく上の池の近くにマイクをセット。もっともこちらも谷川の水量は増えている。道のあちこちでは最初のヤマツヅジはすっかり姿を消し、次のヤマツヅジがそろそろ満開になり始めている。藤と桐の木も、こちらは今が満開。いかにも春めいてはいるのだが、今朝は昼までずっとうすら寒い天気だ。
Sample.mp3 3分51秒、4.41MB 前半は北の山から上の池に流れ込む谷川の傍で゛、後半は同じく上に池に流れ込む用水路の脇で。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2022年4月23日 相変わらず上山田方面。最近はここもイノシシを見かけなくなった。気配すらないのはちょっと寂しい気もするが、それはそれでまあ仕方がない。最初のヤマツヅジも満開の時期を過ぎ、今は上の池の西の端の藤が満開。クマバチが飛び始め、ハルゼミが時々もの憂げに鳴きだし、キビタキもやって来た。でもそろそろ晩春に差しかかるこの時期はいつもながら単調で閑散としている。マイクはほとんど下の池の上の端の檜林の中にセットして録音。まだ気温が十分に上がらないこの時期、曇りがちな天気とあって騒音はまだまだ多い。そろそろ帰ろうと思って谷を下りたら、下の果樹園の消毒の軽トラが道の真ん中に陣取って作業中。仕方がないので引き返して山を越え、南の平野からぐるりと山を回ってのんびり帰宅。な〜に、たいしたこたあねえ。けど、いささか早すぎるオイラのヒルメシは、ちょっとばかり遅くなっちまったい。
Sample.mp3 4分09秒、4.75MB 前半は午前7時前、後半は午前8時半過ぎ。4月も終わりに近づくと辺りの音も単調で寂しくなってきて、辺りはウグイスの声ばかり。ここいらのウグイスはコッチコイ・ウグイスとトッポジージョ・ウグイスが多いな。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2022年4月17日 数日前から急に冷え込んで、今朝もさすがに霜は降りていないが、少々涼しすぎる朝だ。前日と変わって風は穏やかだが、気温の低下もあって初春の賑やかさはない。それでも陽光は日に日に強くなっていて、本日も申し分のない晴天。先週はまだ蕾だったヤマツツジは今が満開だ。前月に見かけたサルはその後まったく姿を見せなくなり、もちろん声も聞かれない。流浪のサルというかハグレ猿というか巡回エテ公なのかな。コチトラとしてはともかくも一安心というところ。最近イノシシの方は見かけないが、先日上の集落のイノシシの罠を仕掛けている人に聞いたら、昨年は40頭ほど獲ったとのこと。なるほど。なんだか巨大な皿の上に山のようにうず高く盛り付けられたイノシシの丸焼きを想像してしまったが、子供のイノシシは数が多いので物量的にはそれほどではないのかも。それはともかくまもなく晩春だな。
Sample.mp3 4分07秒、4.71MB 前半は下の池の放水口の近くで、後半は同じく南の檜林の中で。相変わらず騒音まみれだが、モンクを言っても終わらない。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2022年4月9日 相変わらず上山田方面。早朝はまだうすら寒い。南の方角からの騒音が大きいので、早朝マイクは下の池の放水口の近くにセット。堤防の下まで降りると騒音はほぼなくなるのだが、少し高いこの場所では思ったほど小さくはならない。1時間ほどで上の池の西岸に移動。ここもやはり北と南の両方から騒音がやって来る。道沿いにある山桜はこれから満開というところ。ヤマツツジの方は谷の北の斜面では満開だが、こちら側は少し遅くこれからという感じだ。あと2ヶ所ほど移動してみたが、どこも騒音が絶え間ない。風がしだいに強くなってきたので午前10時頃に引き上げる。なかなか楽しい季節なのだが、全て良しというわけにはなかなかいかないようだ。
Sample.mp3 4分49秒、5.52MB 前半は下の池の放水口の近くで午前7時前。後半は上の池の西の岸、午前8時前。思ったよりも騒音が大きかったようだ。前半の騒音は二つの山と平野を一つ越えて南の海から船のエンジンの音。後半のは山を越えて北の平野から車の音。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2022年4月2日 季節も中春に入り気温が上がってくると騒音も少なくなるので引き続き上山田方面へ。自宅から見る南の山は山桜が満開だが、ここはまだ一部のみ。木によって開花の時期がかなり違うのである。しかし谷の反対側の山のツツジはすでに開花している。こちらは逆に1週間ぐらいは早いという感じだ。騒音が少ないとはいっても今朝は気温が特に低く霜も降りていて、谷のどこに行っても山を越えて北の方角からやって来る。たぶんブルーライン辺りの車の音かな。気温が上がって騒音が少なくなると、今度は航空機の音が一気に増加。30秒ごとに上空を通過している感じて、録音もなかなかままならない。翌3日もこちらにお出かけ。やはり早朝は気温が低く、道には霜が降りている。前日よりも道の草が目に見えて大きくなっているような気がするのは多分目の錯覚だろう。騒音を避けるのもあってあちこち移動しながら録音するが、適時適所とはいいがたい感じだ。春は楽しいが、なかなかに悩ましい季節でもある。
Sample1.mp3 4分53秒、5.60MB 4月2日。航空機の音が増え始める少し前の時間帯。これ以降は30秒に1機ぐらいの割合で上空を通り過ぎる。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
Sample2.mp3 3分47秒、4.34MB 4月3日。2日と同じくかなり冷たい朝だ。霜が道のあちこちに降り、途中の畑においてあるポリ容器の水には薄氷が張っている。前日と同じ場所だが、こちらはマイクは北向き。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
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