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 日常のありふれた音の記録です
2022年3月
2022年3月27日 相変わらず上山田方面。冬は騒音が多くてどうしようもないのだが、少しづつ気温も上がってきてそれほど気にならなくなってきている。これから夏にかけて訪れることが多くなりそう。先週頃から咲き始めたヒサカキはこれからが満開。谷の随所に隈なく馥郁たる糞の匂いが充満して、いかにもオイラ的な春といった感じで好ましい。音の方もだんだん春めいてきて、これから5月頃まではたっぷり楽しめそうだ。
Sample.mp3 4分59秒、5.72MB どうやら春、・・・がやって来たらしい。マイクを4ヶ所ほど移動して録音したものから。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2022年3月19日 ふたたび上山田方面。先週と同じく峠を越す道を進むと、いよいよ糞の香りは豊かになっている。いつもの場所へたどり着いて、谷の真ん中あたりにある畑の近くにマイクをセット。雨上がりの寒々とした曇り空で音の方はあまり活気がない。3つの池の水量は増えていて、放水口から流れ出す水の音が賑やか。いつもは道の随所に盛り付けられているイタチの真っ黒な糞も前日の雨のせいか今日はどこにも見当たらない。谷の道を歩けばやはりどこからともなく芳醇な糞の香り。その元凶となるヒサカキの花はあちこちで咲き始めている。しばらくは馥郁たる香りを存分に楽しめそうだ。
Sample.mp3 3分57秒、4.53MB 気温は昼近くなってもあまり上がらず、雨上がりの曇り空。この季節にふさわしい寒々とした朝だ。春っていったいどこの話。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
過日のこと。少し離れた場所にマイクをセットして帰り、ふと振り返ったら道の真ん中に黒い影。最初は子供のイノシシかと思ったのだが、逃げる様子もなくこちらを興味深げに見つめている。それじゃタヌキだろうと考えたが、遠くなので判然としない。動き出して初めて様子がおかしいのに気が付いた。サルである。この辺りで見るのはこれが初めて。近くにある切り倒された桐の木の花芽を食べに来ていたようだ。近付いていくと木の上に退避してしまったが、少しするとまた道に出てきてこちらの様子を窺っている。撮影しようとしばらくつきまとっていたら、気を悪くて山の中に帰っていった。今日は谷の入り口の畑がある辺りに散策に出ていたらどこからかサルの声。あちこち手広く活動しているようだ。なんだかこの辺りもだんだん安心できなくなってきたゾ。

2022年3月13日 久しぶりに上山田方面へ。今日は山沿いの農道ではなく峠越え。すでにウグイスもあちこちで鳴いていて「ホ〜、ホヘヒョヘヒョ。ホ〜、ホヒョ」。このところ突然暖かくなったので、まだ気合が入っていないようだ。辺りから微かにただよう糞の香り。いつの間にかもうそんな季節になったのである。いつもの場所にたどり着いて、檜林の辺りにマイクをセットしようと歩いていたら、大きな桐の木が一本切り倒されて輪切りになって転がっている。樹齢は40年前後。太さは切り倒されたた辺りで60cmぐらい。椅子なんかには良さそうだが、桐の木と言ってもまだ切られたばかりなので軽くはない重量物である。真ん中あたりはすでにどこかへ持ち去られている。多少風通しが良くなりすぎた気がしないでもないか、そのうちまた何か生えてくるだろう。暖かいものの早朝からずっと曇り空でなんだか憂鬱な朝だ。でも3月ってこんなもんだな。取りあえずお待ちかねの春です。
Sample.mp3 3分44秒、4.27MB ここ数日異様に暖かく、突然春がやって来たという感じだ。まだまだ騒音は多いが、初春でそれも曇り空では仕方がない。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
時は金曜日の夜。わが家の性悪猫が突如として行方不明。おかしいなと思い始めたのは夕食の後である。この時刻たいてい屋内にいるのだが、どこにも見当たらない。屋内と言っても意外と見つからないことが多いので隈なく捜索。さらには納屋の2階から床下、家の周りは言うに及ばず用水路の中から橋の下まで捜索したが行方は杳として不明である。これはただ事ではない。繰り返し捜索するも気配すらなし。午後11時を過ぎて外を捜していた時、ふと気づいたのが近所の農機具倉庫。以前一度閉じ込められたことがあったのである。さっそく出向いてみるが応答はなし。あきらめて翌日の午前5時にふたたび出向いてみたら、今度はニャー。やっと救出されたのは倉庫の持ち主の人がやって来た午前7時過ぎである。このところ突然に随分暖かくなったので、春の午後の陽気に浮かれた猫はふらりとご近所にお出かけ。でもこれってホント困ります。

2022年3月5日 前夜は良く晴れていて早朝は騒音が多そうだし風も強くなりそう。特にメリットがあるわけでもないが、また南の海へ。潮が大きく引いているので、マイクをセットして東隣の堤防までお散歩。堤防の通路に上がってみると、内側は灌木が茂っているが、堤防に近い辺りはまだ草地がかなり残っている。どこか通路から下りられる場所はないかと探したが、高さはおよそ1.5mで傾斜はほぼ45度。下りるのは簡単だが、帰りに荷物を担いで上がるのは難渋しそう。堤防の西の端から茂みを突っ切って入り込むしかなさそうだ。でもウロウロしているうちに潮が満ちてきてそのまま一晩帰れなくなりそう。午前中は風はそれほど強くはならなかったが、気温が低くやや曇りがち。いつもは脳天気なお天道様も田んぼの雲雀も、今日はなんだか元気がない。
Sample.mp3 3分26秒、3.93MB 前半は堤防の上から。中半は海を背に堤防の下で。後半は峠の上の道で。春は来るのやら来ないのやら。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
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