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 日常のありふれた音の記録です
2022年1月
2022年1月30日 前日は暖かく良く晴れたうららかな一日。でも朝から所用に追われ、出かけたのは午後遅くなってから。この季節にはもったいないような好天で海ものどかといっていいほど静か。あったけえ。日付が変わって本日はまた性懲りもなく南の海へ。前日とは打って変って陰惨な曇り空で気温も低い。こんな天気にしてくれた天気予報にモンクを言っても仕方がないので、せいせいあちこちマイクを待ち歩いて録音。でも帰って確認したら、できた音声ファイルは完全にゼロである。どうやら録音のポーズ状態を解除しないままだったらしい。こういうことって、ときどき、オイラ、あります。
Sample.mp3 3分01秒、3.46MB 今日はとんだ大失敗。ついでに録音していたこちらが急遽代役となった。小型マイクとVoice Recorderで録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2022年1月22日 ここ数日と比べる今朝はずいぶん暖かく天気もまずまず。ただこの季節はどこに出かけるのもあまり気が進まない。早朝はあらゆる場所が騒音だらけ。避けられる所はほとんどない。むしろ積極的に好みの騒音を選んだ方がいいかもしれない。そんなこんなでキャンプ場の西の谷へ出かけてみたが、ここもやはり谷中騒音だらけ。今日はまったくどこにも行き場がないという感じだ。明日はどうしよう。
Sample1.mp3 4分02秒、4.62MB 午前7時過ぎ。谷中どこへ行っても騒音だらけという感じで、逃げ場がない。冬の早朝はえてしてこんなもの。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
Sample2.mp3 3分31秒、4.03MB 午前10時半頃。こちらはボイスレコーダーで録音。録音フォーマットはリニアPCM48kHz/16bit。人工ヘッド"Pelias"とVoice Recorderで録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
今回廉価なボイスレコーダーでお試しに録音してみた。もともと会議などのメモ用途に購入したもので外部入力はなく、録音はモノーラルの内臓マイクからだけ。しかし録音入力を電話録音に切り替えるとヘッドフォンジャックが電話入力に変わり、専用のアダプターを介して録音可能になる。この入力をマイクに利用できないかと試してみた。録音レベルを最大にしても音は小さめだがノイズは思ったより小さく、小口径のマイクに対しては一応実用にはなる。もちろんプラグインパワーではないので、プラグインパワー対応のマイクは使えない。録音の周波数特性は130Hz〜20kHzがフラットだか、ゆるやかなローカットになっていて130Hz以下は徐々に低下し、20Hzで10dB低くなる。不思議なのはリミッターも自動レベル調整もなく、8段階のマニュアルのレベル調整だけであること。ぜんぜんボイスレコーダーらしくない仕様である。使えそうなフォーマットはリニアPCM48kHz/16bitとMP3/192kbps。いくらなんでもこれを常用したいとは思わないが、初期のポータブルDATとどちらを選ぶかと聞かれたらちょっと悩んでしまうだろう。録音時間やバッテリーの駆動時間、携帯性、使い勝手や経済性は圧倒的にこちらが有利。もしかするとADC/DACもこちらが上かもしれない。当時のポータブルDATには明らかにADC/DACが原因と思われる音の変なものがあった。さらに50倍〜100倍の価格差を考えると悩ましさはいよいよ深刻になる。違いが出るとすればたぶんアナログ部分かも。いい時代にはなったものです。

2022年1月15日 相変わらず冷たい日が続いている。今朝も夜間は冷え込んで辺りは霜だらけ。川には薄氷も張っている。いろいろといかがわしい用件もあって、また峠を越え南の海岸の砂浜へ。このところ海の方はずいぶん賑やかで、今日も早朝は大型の船が沖に6隻、さらには東の方からフェリーがやって来ているというこれまでにない賑やかさだ。とりあえずマイクを堤防の上にセット。ほぼ一日曇りの予報だったが、まもなく見事に晴れ渡り見目好い雲もへろへろと湧いて出て申し分のない天気になった。騒音の方も午前9時を過ぎると大方はなくなったが、ただ冷たい風が後ろの峠から吹き降ろしてきて寒いことこの上なし。なんか予報と違うぞ。
Sample.mp3 3分51秒、4.42MB 前半は午前8時半頃、後半は午前9時過ぎ。海の方は今日も相変わらず騒々しい。小型マイク"Kalivan"とPCM-M10で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
10年ほど前に購入したWM−61A。手元にまだ3ペアの未使用品のストックがあるが、現在は製造中止で容易には手に入らない。このまま使いつぶすのももったいないので、相当品というのを購入した。一個50円とお値段はまことに廉価かつお手軽。画像の左側がWM−61A、右側が相当品のXCM6035である。外形もスペックもそっくりそのままだが、ただ周波数特性だけが50Hz〜16kHZとやや狭くなっている。FETのソースフォロワー化については可能らしく一見簡単そうに見えるのだが、WM61Aが内部から端子部のハンダの部分へ導線が抜けていたのに対して、XCM6035はレジストのかかったパターンの部分にスル―ホールがあって内部とつながっている。余裕がほとんどないので改造はかなりの難関になるようだ。ところで取りあえず気になるのは周波数特性だが、WM−61Aとの実測比較例があって高域は13kHz辺りから低下している。低域についてはサインウェーブスイープとホワイトノイズとの測定結果が異なっていて良く分からない。高域のほうは音響的な補正で何とかなりそうだが、立体音響用としては悪い影響が出て来そうだ。低域の延びについてはこちらの方がむしろ気になるのだが、音響的な補正はたぶん無理だろう。電気的に行なうしかないかも。そのうち時間ができたらもう少し詳しく調べてみよう。

2022年1月8日 先週に引き続き早朝は冷え込んで霜が降り、水路には薄氷が張っている。キャンプ場の西の谷へと思ったが、外へ出てみると随分騒音が多くてどうしようもない。どうしようもないついでに南の海岸へ出かけたが、こちらもやはり同じようなもの。遠くから海を越えて騒音が賑やかにやって来る。潮が大きく引いていたので、マイクを堤防の通路にセットして海岸を東隣りの堤防までのんびりお散歩。でもどういうわけかあっという間に着いてしまった。まだ潮が満ちるまでには余裕があるので、さらに東隣りの集落の堤防までお散歩。堤防の端から通路に上がってみるとこちらは広い畑地が広がっている。この辺りには人家はないが、堤防の道を曲がってずっと東に進むと東隣りの集落にたどり着くはず。山を越えて平野から来たことは何度もあるのだが、西の端にこういう場所があるのはすっかり忘れていた。潮の満ち干が分からないので畑地の端で引き返して、今度は近くの送電線の鉄塔のある場所まで上ってみる。下から見ると一応平らな場所に立っているように見えるのだが、これがとんだ大間違い。こんもりとした小さなはげ山を跨ぐように、しかも天辺から少しずれた位置に立っていて、鉄塔の下は四方が急斜面。高いところが苦手なオイラは見ているだけで気持ちが悪くなるのだが、これで大丈夫なのだろう。
Sample1.mp3 3分47秒、4.34MB こちらの方がいくらか静か、と思ってやって来たものの、ずっとこんな感じ。ずいぶん遠くから船の音がやって来る。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
Sample2.mp3 2分10秒、2.48MB こちらは午前10時過ぎ。相変わらず騒音と波の音ばかり。人工ヘッド"Pelias"とDM-750で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
鉄塔から引き返してまだ潮が満ちるまでには時間がありそうなので、再び東隣りの堤防まで出かけて、今度は堤防の端から中の通路に上がってみる。こちらは内部はさらに大きな扇状地になっていて昔は広い畑地が広がっていたようだが、ここに来るには西の集落から峠を越えさらに海岸沿いの細い山道を辿るしかなく、今は放棄されて少しづつ藪に覆われ始めている。こういう場所は海岸沿いでよく見かけるのだが、よくもまあこんな場所にまで、という所が多い。そこでふと気付いたのだが、そもそもここの堤防はどうやって造ったのか。大量の資材を運び込める道はここにはない。海からなのかな。なんだか実に不可解な場所だ。

2022年1月2日 早朝気温は−1℃。霜が降りて川には薄氷が張り、今冬初めてのどうやら冬らしい天気だ。この時期どこへ行くにもあまり気が進まないので、また平野を横切り峠を越えて南の海へ。新年2日目だからまだ静かだろうと思ったのはとんだ大間違い。朝早くから小型の漁船が次から次へと海へ出ていく。今まで見たことのない光景だ。仕事始めというより出初式が何かなのか。のんびりしているのはグータラと寝正月を決め込んでいるオイラだけ。海を背に堤防の通路にマイクをセットしてあとは適当にお散歩。午前7時を半ば過ぎたあたりで遠隔飼い猫のアサメシが軽トラを駆ってやってくる。四匹の猫は今年も元気そう。南に見える島の辺りからは銃声がかなり頻繁に聞こえてくるが、こちら側は今のところ静かだ。天気は上々だが西風がしだいに強くなり日陰の霜はなかなか融けない。いかにもこの辺りの冬らしい朝だ。オイラ帰ってまた寝ます。
Sample.mp3 4分09秒、4.75MB 午前8時頃。まだ新年2日目なのだが、海の方は早朝から結構騒がしい。仕事始め、なのかな。小型マイク"Kalivan"とPCM-M10で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
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