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 日常のありふれた音の記録です
2021年12月
2021年12月31日 空は良く晴れて、地球光に円く照らし出された三日月が中天に架かっているが、前日から西風が強い。なるべく風は避けたいので、谷が南北に走っているキャンプ場の西の谷へ。平地が強風の時もすぐ後ろの山に遮られて、無風とはいかないがそよ風程度で比較的穏やか。騒音もほとんどないので谷川沿いにマイクをセット。いつもはずいぶん大きく聞こえてくる鉄道の通過音も今日は全く聞こえない。そのかわり空の方は唖然とするほど賑やかで、次から次へと航空機が通り過ぎていく。午前9時頃を過ぎると雲が全天を覆い始め、風も南と北から吹き抜けるようになって、寒いことこの上なし。いつもより遅くまで踏ん張ってみたが、やっぱりこんな日はどうしようもない。
Sample.mp3 3分53秒、4.45MB 午前10時過ぎ。早朝は快晴だった天気も、棺桶の蓋が閉まるように雲が覆いかぶさり、風が北と南から吹き寄せるようになった。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2021年12月26日 寒波到来。冷たい朝である。でも霜は降りていないし空はよく晴れ渡った上天気。これで風さえなければ初冬の好日というところだが、この強風ではどうしようもない。どうしようもないついでに峠を越えて南の海の砂浜へ。さらにどうしようもないついでにICレコーダーでお試し録音。このところ珍しく潮が大きく引いて遠くまで砂浜が現れている。せっかくだからと東隣りの砂浜まで岸辺をお散歩。こちら側にはさらに長い堤防があって、むかしは内側には大きな畑地があったらしいのだが、現在は木が茂って藪の状態。海岸沿いに山の中を道が通じていて、そちらからも行けるのだが今は容易には入り込めない。さらにこの堤防の東にも堤防が見えて電柱なども見えるので、隣の集落のはずれ辺りになるようだ。砂浜沿いにはすぐそこ、という感じだが、平野側から行くと山を二度越えることになるのでとんでもない遠回りになる。潮が満ちてくると帰れなくなるので程々に引き上げて、今度は峠の道をお散歩。早朝は気温は4℃。風は強いが意外に寒さは感じない。でも帰ったらさっそくヒルメシかっ食らって、あったけえしぶ茶でもしばくかな。
Sample.mp3 3分45秒、4.29MB 早朝からずっとこんな感じで、波と風の音以外本当になにもない。波頭の立った小さな波がひっきりなしに押し寄せるばかり。沖を行く船も、四国との間を往復するフェーリーが3回と小さなボートが一隻、音もなく通り過ぎただけだった。人工ヘッド"Pelias"とDM-750で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
野外へ持ち出すことが多くなりそうなので、ICレコーダー用のケースを作成。100円ショップで材料をあつらえて、本体と電池2本を収納ということで作ったのだが、これが見事に大失敗。切り縮めすぎて本体すら収納できなくなった。仕方がないので急遽100円ショップに走って新たに材料をゲット。今度は大きさがちょうどいいのでそのまま使うことにした。さらに4回の失敗と変更をくり返したあげくどうにか完成したのが左の画像。アイデアのカケラすら見当たらない粗雑極まる代物である。内部に失敗したケースの材料で電池の収納部を作って取り付け、これもまた失敗したケースのファスナーのスライダーを追加して両側から開くようにする。材料費は216円と割安だが、製作時間はかれこれ5時間余り。ぜんぜん採算がとれていないのである。でも注文のやかましいオーダーメイドなので仕方がない。ケースに入れたまま三脚のチルトハンドルから吊るし、マイクコードを接続して録音できるので、持ち運びにはなかなか便利だ。ただ、レコーダーを入れたこのケースを収納する場所が・・・、ない。

2021年12月19日 朝起きると屋内は7℃。今年一番の冷え込みだか、辺りに霜が降りている様子はまったくない。冬本番はまだまだこれからというところだ。引き続き安全な近場のキャンプ場の西の谷へ。夜間は良く晴れていたが騒音はほとんどないので、この季節いつもは避けている谷川沿いにマイクをセット。この辺りは今年はハンターが少ないらしく、早朝にどこか遠くからそれらしい微かな音が数回聞こえてきただけ。昨年は来ていたイノシシの罠を仕掛けていた人はどうやら今年も訪れているようだ。ただこのところイノシシの出現している気配がない。午前9時過ぎになると南の谷の上の方から声が聞こえてくる。しばらくすると山歩きの人が3人下りてきた。キャンプ場の方から一巡りしてきたのだろうか。少しづつ風が出てきたので午前10時半過ぎには引き上げる。谷を出てみるとかなり強烈な西風、寒いったらありゃしない。
Sample.mp3 3分59秒、4.57MB 午前10時過ぎ。早朝から騒音が少ないが、閑散としていて何の音もない。この季節この場所はこんなもの。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
先週買い入れたICレコーダーは、取りあえず手持ちのアルカリ電池を入れ、早朝屋外に持ち出して早速テスト。・・・のはずが、録音ボタンを押したとたんにバッテリーダウン。前日は余力十分だったはずなのだがどうしたことなのか。起動・終了をくり返しているうちにバッテリー警告が出て、とうとうまともに起動すらしなくなった。バッテリーの温度低下の影響なのだが、ICレコーダーのバッテリーチェックも意外と厳しいようだ。帰宅して暖かい室内で使用するとバッテリーは回復。でもこれでは冬にはどうしようもない。もともと専用のNi−MH電池が附属していて本体に充電機能もあり、本来こちらがメインなのだがちょっと面倒。たまたま手元に現在使っていないNi−MH電池があったので比べてみたが、どうも中身は同じもののようだ。数はたっぷりあるので、専用の充電器でこちらをメインに使うことにした。でも数が多すぎるのがちょっと悩ましい。
ところで本体にはMIC入力しかないのだが、LINEレベルの入力の録音は可能なのか。というのでテストしてみたが、マニュアルで録音レベルを下げれば特に歪みもなく録音可能。・・・はて。中の回路構成は一体どうなっているんだろう。

2021年12月11日 今日は安全な近場のキャンプ場の西の谷へ、・・・と思って外へ出てみると霧が出ていて予想外に騒音が多い。ふと気が変わって久しぶりに長浜方面へ。この時期この辺りではハンターが多いのだが、今年はどうなのか。谷の道へ入ってみると、10月に設置されていたイノシシの箱罠はそのまま。さらに近くの道沿いにくくり罠が2ヶ所仕掛けられている。箱罠の方は小さな足跡が入口一面についていて、子供のイノシシがやって来ているらい、。マイクをいつもの場所のすぐ上の堤防の下の空き地にセットしてまずはお散歩。今年はこちらはハンターが少ないらしく銃声は聞こえないと思っていたら、谷の上の道を歩いていると北の方角から銃声がつづけて3回。でもそれだけで途絶えてしまったので、手ごたえのある獲物を仕留めて満足して帰ったのかも。少なくとも引き金にかけた指がうずうずしている初心者のハンターではないようだ。午前8時を過ぎると上の観光農園の工事が始まったらしく重機の音が聞こえてくる。辺りもいよいよ静かになってきたので午前10時過ぎに引き上げる。なんだか薄雲って寂寞とした朝だ。
Sample.mp3 4分07秒、4.72MB 午前10時前。早朝からほとんど音もなく、聞こえてくるのは上の農園の工事の重機の音ばかり。寂しい朝だ。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
寿命となったICレコーダーの代わりを急遽導入。いろいろと如何わしい用途があって、ないとさっそくに困るのである。まずは機種の選定なのだが、最近は製造しているメーカーも機種も減少。さらに個人的な注文がやかましく、選り取り見取りというわけにはいかない。小型軽量。バッテリー1個で長時間駆動。録音フォーマットはPCMとMP3。外部マイク入力の周波数特性は20Hz〜20kHz。マニュアル録音可能。バッテリーが交換できること。アルカリ乾電池か使用可能。・・・と慎ましやかな注文をいくつかつけるとすでに選択肢はほとんどない。さらに最後の仕上げとして極めつけの「廉価・格安」という条件をつけると、選択肢は自動的にこの1機種だけとなった。縦、横、厚さ、重量ともわずかに増加して、一回りというより半回り大きくなったが、その分ディスプレイも一回り大型化。前の機種で不満だった静電気の影響は、前後のパネルが金属製、バッテリー収納部の蓋も金属製でアースに落ちる。たぶん大丈夫だろう。機能面では充実していて不満はないが、ほとんど使わない。ただ、バッテリーを交換すると日時の再設定を要求されるのはどういうワケなのか。ともあれまずは大満足。今日とはいわず明日から散々にコキ使います。

2021年12月4日 行き先を近場に変えてキャンプ場の西の谷へ。早朝から少し風があり、そのせいか辺りは静かで風の音ばかり。この辺りは手っ取り早くぶっ放したいお手軽ハンターもまだ来訪はないらしくずっと銃声は聞こえてこない。このところイノシシも出現している気配もなく、去年は罠を仕掛けていた人も今年はまだ来てはいないようだ。今朝はこの季節にはめずらしく平野からの騒音も少なくて、8時半を過ぎて陽が射し始めるとほとんど聞こえなくなったが、風はいよいよ強くなって谷を吹き抜け寒いことこの上なし。午前10時半を過ぎたあたりで切り上げて谷を出ると、思っていたよりずいぶん風が強いので驚いた。午後は一面曇って気温も低く、薄暗く暗鬱な天気。明日もまた寒そうだな。
Sample.mp3 4分25秒、5.05MB 前半は午前7時頃、後半は午前9時半頃。早朝の気温は意外にも高く13℃ぐらいあるが、後半になって陽が射してきても暖かくはならず、むしろ少し低下している。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
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