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 日常のありふれた音の記録です
2020年11月
2020年11月28日 またまた先週と同じ場所。朝から無情に晴れ渡っているので騒音が多いのではと心配したが、そういうことはぜんぜんなく、このところ珍しいほどの静かな朝だ。12月もまもなくでヤマツヅジか少しばかりの花を付けているが、これは毎年のこと。ほかの場所でもよく見かけるので、狂い咲きなのかどうかはボクにはよく分からない。落葉樹の葉も半分以上は落ちてしまって、道に厚く積もった木の葉も今朝は風でどこかへ吹き寄せられてしまっている。谷の奥まで行くと、谷川の向こう側の木に見慣れない赤い札が三つ。撮影して確かめると小さく「罠」とある。どうやらイノシシの罠の標識のようだ。谷の道に陽が当たり始めると、2年前にシマヘビが日向ぼっこをしていた近くに再び姿をあらわして日向ぼっこ。以前の場所はイノシシに掘り返されてすっかり様相を変えている。ただし体色がまったく違うので別のヘビのようだ。日が高くなると早朝からの風も弱まり気温も上がって辺りが賑やかになってきたが、オイラはそろそろ帰る時刻。では、またあした。
Sample.mp3 3分46秒、4.32MB 午前10時前。特段に申し分のない快晴の天気。早朝からの風も少し落ち着いて辺りが賑やかになってきたが、オイラはそろそろ帰る時刻なんだな。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2020年11月21日 相変わらずキャンプ場の西の谷へ。小春日和というよりもこれから夏へと季節が移っていくかのように、風の匂いさえすっかり変わってしまった1週間。暖かかった天気も昨日あたりからすっかり元に戻って、いよいよ本格的な冬到来の感じだ。夜の間はよく晴れていたらしく、早朝はかなり騒音が多い。一昨年あたりからこの谷にイノシシの罠を仕掛けている人が、今年もまた東側の谷に仕掛けているようだ。ただこの辺りに出没しているのは小柄なまだ子供のイノシシ。どちらにしても今年はあまりお目にかかってはいない。木々は落葉の季節のただ中で、風が吹き抜けるとともにハラハラと舞い落ちて、道に隙間なく降り積もっている。木々は色づいてにぎやかだが辺りは静まり返ってほとんど音もない。なんだか侘しい朝だな。
Sample.mp3 3分59秒、4.57MB 午前7時半頃。まだ風は強くなっていないが、昨日あたりから気温も下がり曇り空。辺りは閑散として、なんだか無性に侘しい朝だ。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2020年11月14日 夜明け前に性悪猫が廊下で一騒ぎ。とんでもないスピードで所狭しと走り回り、不気味なシャーッと引っ掻くような音が頻繁に聞こえてくる。コチトラ眠いのでそのまま放っておいたが、起きだしてアサメシを食っている間に猫はどこかへ出て行ってしまった。食い終わって廊下に出るとなにやら面妖な臭い。屋内にあるまじき臭いなので不審に思い調べたが原因がさっぱり分からない。あきらめかけた頃ふと思いついたのが、とある原因である。そう、イタチの最後っ屁。家の中に偶然入り込んだイタチを猫が追いかけ回していたらしい。シャーッという音はたぶんイタチの鳴き声だろう。とりあえず安心してキャンプ場の西の谷へ出かける。行く先の東の空には地球光に丸く照らし出された糸のようなか細いお月様。寒さは日に日に厳しく、今日も騒音が多そうだ。マイクは下からの騒音を避けて山の端の陰になる位置にセット。日が高くなって暖かくなるにつれ騒音も減り少しづつ賑やかになってきたが、バッテリー切れで3時間ほどで録音はストップしていた。なんか今日は損したな。
Sample.mp3 4分01秒、4.01MB こういう場面で気になるのは録音機のレベルオーバーだが、でもそれよりも気になるのは鳥の糞。幸いにもマイクの頭頂に被害はなかったようだ。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
夏の初めに切り倒した3本の木は、何の用にも供されることなくめでたく灰になった。破壊の極致である。斧で細かく薪に割り一冬かけて少しずつ燃やさなければだめかなと思っていたのだが、薪割りなどという破壊とは相反する憎むべき生産行為なんてできればやりたくはない。さいわい3か月ほどの間に意外なほど乾燥していて、実際に燃やかしてみると思いのほか景気よく燃えるのである。調子に乗ってその日の朝のうちに太さ30cm〜40cmの丸太のブツ切りをみんな放り込んでしまった。もうもうと辺り一帯に煙が立ち込めて消防車がぶっ飛んで来るのではと心配したが、煙はほとんどなく理想的なたき火状態。一日と半日をかけてすべてを燃やし尽くし、3本の木の痕跡は跡形もなくなった。左の画像は4日目の状態だが、灰になったとはいってもまだ中は熱い炭の状態。本当にすべて灰になるにはたぶん1週間以上かかると思う。
地面に接した木の下にはこれから冬に向かうとあって、蟻んこだの百足だの二百足だのハサミムシだの蜘蛛だのゴキブリだのが潜んでいるのだが、とつぜん立ち退きを食らってお気の毒。おもしろいのはこの辺りで台所の主のクロゴキブリ。こんなところでも野生で生活しているんだな。

2020年11月7日 なぜだか分からないが今年は11月に入って妙に静かで音がない。夜半からときどき雨が降っているが何とかなりそう。行き先は相変わらず長浜方面。県道を離れて谷の道を上がっていくと、前回は空き地に糠が置いてあったところに箱罠が仕掛けられている。といっても入口にの扉はまだ閉じられている。まずはエサは食べ放題、安心してご訪問いただいてその後に・・・、という予定のようだ。マイクをセットして上の道を散歩していると、下からバンやら軽トラやら高所作業車やら車が4台連なってやって来た。農家の軽トラがたまに通る程度なのでちょっとビックリしたが、電線の保守作業で近くの木の伐採のようだ。散策から帰ると上の方からチェーンソーの音が時々聞こえていた。
Sample.mp3 3分51秒、4.40MB どういうわけか11月に入って辺りはいよいよ静か、音がちっともない。好天の日も多く、気温もそんなにまだ低くはないのだが、なぜなんだろう。どこに行ってもこんな感じである。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
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