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 日常のありふれた音の記録です
2020年10月
2020年10月31日 先週に引き続き長浜方面へ。空は無愛想に晴れ渡った雲一つない青空。峠を下り石ころだらけの粗末な県道を外れて谷の道を上がっていくと、道の途中の脇の空き地、というより廃畑の草を刈っただけの退避スペースに糠がこんもりと盛ってある。イノシシの罠を仕掛けるかどうか、とりあえずエサを置いて様子見ということのようだ。マイクをいつもの場所にセットしてあとはお散歩。道々には牛の糞がたっぷりと振り撒かれている。一回り巡って帰り、再び出かけようとすると向こうから軽トラがやって来た。仕掛けたエサの様子見である。マイクを仕掛けたすぐ前の藪でゴソゴソとエサを探している音は一度聞いているが、今年は出没が異様に少なく、この辺りではまだ一度も見ていない。そういえば今秋はウグイスも異様に少ないようだ。再び別コースで下の集落を通り抜けまた山の上を一回り。でも道は限られているので少々散歩もマンネリ気味だ。もうすぐ、というより明日はもう11月、少しづつ賑やかさも増して晩秋の音もなかなか悪くはない。
Sample.mp3 4分01秒、4.60MB 午前10時少し前。気温も少しづつ上がってきて、音の方はちょっとした小春日和という感じだ。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2020年10月24日 前々日の大雨でキャンプ場の西の谷は谷川の水量が増加。谷のどこに移動しても水音ばかりになってしまった。しばらくはこの状態が続くので、しばらくぶりに長浜方面へ。今年はわが家の裏庭の柿もそうなのだが、この辺りの柿も当たり年。民家の柿の木も峠の畑の柿の木も恐ろしいほど数多く実っている。例年なら指をくわえて通り過ぎるところだが、今年は少々食傷気味。峠の頂上近くの池には、これまで一度も見たことがないほど多くの水鳥が浮かんでいる。いつものカイツブリかと思ったが、声は今まで聞いたことがないもの。あとで調べたらどうもコガモのようだ。マイクをセットして一回りお散歩。晩秋もほど近く、ウグイスの声の通りも良くなっている。上のレモン畑のレモンは今年はなんだか変な具合だ。どこの畑も茶色く変色して萎縮気味。9時近くなると風が次第に強くなる。のんびり散策を楽しんで帰ったら程なく帰る時間になってしまっていた。
Sample.mp3 3分01秒、3.46MB 9時前ぐらいから強い風が出てきたが、風の強くなる少し前の時間帯。晩秋も近くなって、初めはゴチャゴチャと何を言っているのか良く分からなかったウグイスの声もだんだんしっかりしてきたようだ。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2020年10月17日 未明よりショボショボと雨。どうしようかと考えていたが、雨脚が少し弱まったので出かける。といっても今日は屋根のないキャンプ場の西の谷。雨は午後には止むという話だったが、午後といってもいつのことやら分からない。もちろん午前中は絶え間なく雨。午前8時近くなるまで辺りは薄暗い。その辺を歩き回るのもままならなず、オイラは粗末な傘の下に逼塞状態である。ただ雨音が大きいので、下からの騒音はほとんど分からないが、ただそれだけ。どうしようもない日だ。
Sample.mp3 4分12秒、4.82MB 少し雨脚が弱くなった時間帯。平野からの騒音はほとんど聞こえないが、航空機の音は逆にかなり多い。雨の音は高域成分が多いのだが、意外にmp3への変換は破綻しないようだ。小型マイク"Slivikin"とPCM-M10で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2020年10月11日 秋も深まって来たのでまた河岸を変え長浜方面へ。今年はこちらはイノシシは少ないようで、まだ一度もお目にかかってはいない。近くに3つほど置かれている箱罠もお休み中。マイクをいつもの場所にセットして一回り散歩に出たが、上の道の方がもう少し賑やかだった。騒音も上の方が少ないのでそちらにセットしても良かったかも。でもその日その時によってまるで違うのであまり当てにはならない。帰り道ではそろそろ稲刈りが始まっていてなんとなくあたりが騒がしい。あちこちに散在する柿の木もそろそろ実り頃。オイラ的にはおいしい季節なのである。
Sample.mp3 3分56秒、4.51MB 森閑とした9月とはちがって少しづつ秋らしくなってきているが、本日この場所はそうでもない。上の方はもう少し賑やかなのだけれど。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
家の近くの農道の真ん中になにやら怪しげな黒ずんだ物体が落ちている。しばらく前から通るたびに気になっていたのだが、面倒なので近付いて調べてみることもなく正体は不明のまま。でもご近所のお年寄りの一言で正体が判明した。「近くの道にタヌキの溜め糞がある」。よりにもよって道の真ん中である。しかも日に日にますますこんもりと嵩高になっていくようだ。何を食っているのか・・・は仔細に分解して調べたわけではないので良く分からないが、糞の中にかなり多量の柿の種が散在している。どうやって柿の実をとるのかは知らないが、たぶん熟す前に赤くなって落ちてしまった柿の実だろう。こののち糞の山はどこまでうず高くなるのか、オイラとしては興味津々ではある。

2020年10月3日 また河岸を変え、山越え野越えまた低い山を越えて小さな海岸へ。堤防で仕切られた浜には畑があるばかり。あとは二匹の野良猫が住まうだけで人家はない。峠の上あたりから海岸沿いの山道を東へ進むと、眺めの良さそうな場所に一軒の廃屋があり、さらに進むとまた小さな浜に行き着く。昔は畑があったようだが、木が茂っていて今は入り込めない。そんな場所なので車の騒音はほとんどなく、ここに農作業に来る軽トラの音だけである。航空機の音も航路から外れるらしく少ないが、海の方はなかなかにぎやか。ちょうど大きな湾の出口になっていて、早朝は漁船がひっきりなしに出ていき、フェリーも往来する。砂浜全体が堤防で仕切られているので、マイクのセッティングの自由は余りない。堤防の上かその下の砂浜くらい。潮が引いていれば岩場の方にも足を延ばせるが、タイミングを間違うとそのまま帰れなくなる。下の畑の道に下りると波の音はほとんど聞こえない。なんだか不自由なところだ。
Sample.mp3 4分15秒、4.86MB 上の画像の通りの堤防の上から。車の騒音と航空機の音はほとんどないが、あとは単調な波の音と沖を行く船のエンジンの音ばかり。高域のレベルは高いのだが意外にもmp3ファイルは破綻はしていないようだ。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
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