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 日常のありふれた音の記録です
2020年9月
2020年9月26日 先週と同じく上山田方面。早朝からどんより曇っていて風もある。辺りは静かなことこの上なし。なんだか活気のない朝だがどうしようもない。下の池の堤防へ散歩に出たら、堤防の端から山の中に続く道が珍しく草が刈られている。前から気になっていたので入ってみたが、途中から40度の急斜面を上る直進コースの道なき道。ところどころ目印に木の幹に赤いテープが巻いてあるので、散策コースの一つになっているらしい。尾根まで上りそこから延々と歩いてしばらく道を下ると、とつぜん山の中腹らしい畑のあるなだらかな開けた場所に出た。なんだか一度も見たことのない風景である。さらに道を下っていくと、たどり着いたのはよく見知った場所。な〜んだ。こういう場所にはときたま出くわすのだが、なにか不思議な印象がある。でも実際に行ってみないと地図ではなかなか分からない。
Sample.mp3 3分09秒、3.61MB 朝から絶え間ない静寂が続く中の、わずかに音らしい音のある時間。もっとも静寂とは言っても虫の声と平野からの騒音で出来上がっている賑やかな静けさなのだが・・・。mp3ファイルはやはり露骨に破綻気味だ。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
秋・・・といえば実りの季節。柿はもう少し先だが栗はすでに実を落としている。この場所にも2本ほど栗の木があって、今年はほどほどに実りもいいのだが、落ちているのはイガばかりで肝心の実の方が・・・・・、ない。近くの民家の人がやって来て残らずかっさらっていったのかと思ったが、食い残しの跡から察するとどうも原因はイノシシのようだ。ケチケチ人間としては口惜しいことこの上ないが、そこはわずかばかりの手間も時間も費やしたくないケチで怠け者のオイラである。たとえ拾って帰っても調理して口にするまでには決して容易ではない、なかなかに手強い食いものなのである。秋の味覚を楽しむのも楽じゃなさそうだ。枝からちぎってガプリ・・・、やっぱりオイラ柿が手軽でいいな。

2020年9月19日 本日は行き先変わって上山田方面。先週からさらに秋は深まってほとんど何の音もない。あるにはあるのだが、早朝からバックグラウンドに漂う虫の声。しかも昼近くになるにつれ徐々にではあるが僅かずつ大きくなっていく。騒音がなければそれはそれでいいのだが、ここまで静かだと僅かな騒音もかえって目立ってしまう。ほとんど周りの騒音は聞こえない静かな日なのだが、それでもあとで聞き返すとずいぶん騒がしい。だいたい毎年9月はこんなものなのだが、また賑やかさを取り戻すのは10月も半ばに入ってから。少しあちこち出かけてもみたいが、所用に追われそれも叶わない。なんだか切ない秋の始まりだ。
Sample.mp3 4分12秒、4.81MB いよいよ本格的に秋の音。辺りは異様なほどの賑やかな静寂さで、ざわめくような騒音に満ちて静まり返っている。虫の声のある高域のエネルギーが大きく、mp3もかなり露骨に破綻している。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2020年9月12日 ある日、突然秋はやって来る。台風一過。妙に涼しくなっで雨ばかり降っている。で、秋である。オイラ的には初秋はあまり好みというわけではない。雨ばかり降るし、うすら暑いし、音も少ない。それに所用も多い。音はあるにはあるのだが、9月は鳥はほとんど鳴かなくなるし、他の音も単調なノイズ的な音ばかりだ。夜は逆に賑やかになるのだが、個人的にはなかなか出かけられない。そんなわけでどうしようもないのだが、あまり録音にはならないけれど、またあちこち出かけてみるかな。
Sample.mp3 3分15秒、3.72MB 突然的に秋である。夏の終わりから鳴き残ったツクツクホーシと秋の虫の声。まあ、9月はこんなもの。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
一大事である。いつかは・・・とは考えていたのだが、とうとう恐るべきその時がやって来た。わが家の近くにある山は孤立していて、平野の中の島状態。回りの山から南北はかなり広い川で隔てられていて、そうでない方角は距離がずいぶん遠い。幸いにもこれまでイノシシやサルは現れてはいなかった。今後も当分は大丈夫だろうと思ってはいたのだが、それが大きな間違いであることが証明された。聞くところによると、すでにイノシシとサルが住み着いて闊歩しているらしい。灯台下暗しである。イノシシはともかくとして不思議なのはサルである。サルはいったいどこからやって来たのか。周りの山でサルを見たことはまだ一度もないし、もちろん声を聞いたこともない。もっと山家のほうへ行けばいくらでもいるのだが、この辺りで出るという話は聞かない。なんだか不思議である。個人的には利害関係のないイノシシはともかくとして、後者の方は何をしでかすか分からないので、録音している身としては余り出くわしたくない存在である。いろいろ辺りが賑やかになってきたが、こんどやって来るのはいよいよクマ、かな・・・。

2020年9月5日 惰眠をとことんむさぼり尽くしたあげく少しばかり遅く目を覚まし、相変わらずキャンプ場の西の谷へ。とはいえ日に日に日の出は遅くなる一方で、しかもたっぷりと曇っているので状況はほとんど変わらない。前日からわずかな雨は降っているが、相変わらず草はしおれ地面はペケペケの状態。ミミズが何匹か道に這い出している。一昨年の冬に日向ぼっこをしていたシマヘビはどうなったのか、 その後の消息は一向に知れないが、この谷沿いに3匹ほどのそれぞれ色の異なるシマヘビがいるようだ。イノシシは最近ここはとんとお見限りだが、谷川へはとにかく降りてきているらしい。昼間は少し晴れていた空も夕方には妖しくかき曇りまた雨でも降りそうな気配。台風がやって来る。
Sample.mp3 3分41秒、4.23MB 早朝、というよりもうすっかり明るくなって午前6時前。ここまでくると早朝にセミもほとんど聞かなくなり、前夜からの鳴き残りの虫の声ばかり。やっぱり秋は来るらしい。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
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