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 日常のありふれた音の記録です
2020年4月
2020年4月26日 いつもより30分ほど遅れて到着。もともと録音ではほとんど他の人と出会うことはないのだが、最近はいよいよ少なくなった。しばらく前から帰り道の買い物も控えてそのままわが家にまっすぐ帰還。ただ今日は行事の関係でしばらくぶりにお買い物。もっとも行事といっても持ち回りの戸別のものではある。緊急事態宣言はまだ当分は解除されそうにはない。効果的な代替策もないし、感染者が管理が容易なほど十分に減少しているわけでもない。飲料水兼三脚の足の洗浄水を忘れたので、マイクをセットして山の下の自販機まで買いに走る。近くの道を通る車も少なく、農作業に出る人も今日はなぜか少ない。このところ空も異様なほど静かだ。買い物の人混みを避けるため11時過ぎまで録音して切り上げる。昼過ぎて天気も少し怪しくなってきた。
Sample.mp3 4分22秒、5.00MB すでにハエどもが跳梁し、木の枝から毛虫が降り注ぐ季節になりつつある。早朝から辺りにはいかがわしい匂いが漂い、頭上の木の葉は虫食い穴いだらけだ。小型マイク"Slivikin"とPCM-M10で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
家にいるとかかってくる怪しげな電話。この頃なんだか多くなったような気がする。もともと家にいる時間は少ないし、電話なんてそもそもあまり出ないのだが、たまに受話器を取るとそんな電話。以前は懇切丁寧に応対していたのだが、最近は諸事繁多にして時間がない。応対も迅速かつ果断になった。「ご用件は?・・・・・、ガチャ!」。時には怒りだす人もいるのではと思うが、切られた電話からそんな声は聞こえてこない。再びかけなおしてくる人もたまにはいるが応対はまったく同じである。はなはだ無礼かつ不親切?。でも行く末の決まり切った会話を早期に切り上げるのは双方にとって貴重な時間の節約になるのである。やっぱりオイラって根っから親切なんだな。

2020年4月18日 ふたたび長浜方面。前日からの雨が降りやむのを待って30分ほど遅れて出かける。このまま曇り空になるのではと予想していたがそんなことはなく、着いた頃には本格的な雨。そのわりには妙に賑やかで、向かいの斜面ではキビタキが鳴き始めている。雨は小降りになるもののなかなか降りやまない。ところが9時前くらいから突然の晴天。風がしだいに強くなってきたので9時半には引き上げたが、帰り道の空は一面にけぶってひどい雷雨になる。晴天になった午後も突発的な雨。なんちゅう天気だ。
Sample.mp3 3分35秒、4.11MB 予想に反して降り始めた雨はなかなか降りやまない。時は午前6時半過ぎ。雨だというのに妙に賑やかだ。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2020年4月11日 先週の言を翻してしばらくぶりに長浜方面へ。早朝はこのところ珍しく霜が降りていてお出かけは冬支度。着いてみると仕掛けられていたイノシシの箱罠とくくり罠は跡形もなく撤収されている。この場所では2度ほど出くわしているが、諦めが早いという感じ。この時期やっぱり少ないのかな。落葉樹はそろそろ若葉が出てきてもうすぐ春本番というところだが、まだまだ活気はもう一つ。先週あたりから妙に早朝の航空機の音が少ない気がするが、単に気のせいというわけではないようだ。日が高くなると気温も上がり、辺りは農作業や草刈りをする人でけっこうにぎやかになる。そしてオイラの帰り道は春支度になった。
Sample.mp3 3分11秒、3.64MB 午前8時過ぎ。航空機の異様に少ない早朝はすでに過ぎているが、やはりいつもよりかなり静かだ。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2020年4月4日 今日は長浜方面まで足を延ばしてみようと思ったが、ふとあることに思いいたって取りやめ先週と同じ場所へ。じつは録音場所のすぐ近く、道のすぐ脇に最近イノシシの箱罠と多数のくくり罠が仕掛けられているのである。罠にかかったイノシシと出くわしたくはない。というのは表向きの理由であって、もう一山越えるのが面倒というのが正直なところ。とはいえこちらも最近寂しくなってしまった。聞こえるのは遠くで鳴くウグイスの声ばかり。なんだかなあ。
Sample.mp3 3分58秒、4.54MB しばらく続いた雨で堤防の放水口の水音がやかましい。このところ閑散としていて、聞こえるのはウグイスの突発的な嬌声ばかり。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
真ん中の池の堤防の下、というか一番下の池の上の岸の湿地帯に生えている山桜。大半はすっかり散ってしまったが、一山越したこちらではいま満開。といってもすでに散ってしまったものもあり、まだ蕾のものもある。木によってかなり差があるようだ。同じく今満開のヤマツヅジもここではまだ蕾のものが多い。どういうわけかこの辺りには山桜が多く、自宅から見えるあたりの山の斜面は山桜だらけ。あ年寄りの話によると昔はもっと少なかったらしい。年々少しづつ増えているようだ。真ん中の池の堤防のワラビもそろそろ顔を出し、いつものイノシシの罠の見回りに来る人が少し足を延ばしてワラビ採りにやって来る。池の水面から顔を出す倒木の上ではカメが日向ぼっこ。まだまだ油断はならないが、このところ少しづつ春だな。そろそろツクシも採りに行かなくっちゃ。
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