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 日常のありふれた音の記録です
2020年2月
2020年2月29日 曇り空だから急ぐこともないや・・・と、それでも先週よりは少しばかり早く出かけたのが、着いてみると空は明るくなり始めている。時は午前6時10分。マイクをセットするとどこか遠くでカラスが鳴き始める。目に見えて日に日に夜明けが早くなっているのである。やがてシトシトと降りつづく雨。時おり激しくなるのでよく茂った木の下へ避難する。回りはまだまだ枯れ色の冬景色だが、道沿いの廃畑の傍のヒサカキの木が一本だけ早々に花を付けている。樹木から垂れ下がっているのか垂れ上がっているのかよく分からないアケビにも花芽が付いていて、これもただ1本だけ。冬を越したらしい毛虫が一匹、椿の蕾に穴をあけて食事中。オイラにはうれしいちょっとばかり早い春だ。
Sample.mp3 3分00秒、3.44MB 雨の音に紛れてあまり気にならなかったが、改めて聞いてみると騒音だらけだ。ただ大半は空から、車の音はほとんど聞こえない。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2020年2月22日 性悪猫に4時過ぎにタタキ起こされる。せっかくなので早く起きたついでに少し足を延ばしてと思ったが、いつ雨が降りだすか分からない状況。思い直して近場に変更する。先週と同じキャンプ場の西の谷。グズグズしているうちに10分ほど出遅れ、着いてみるともう明るくなって鳥が鳴き始めている。騒音も多いし何だかイヤな朝だ。といっても仕方がないのでいつもの場所にマイクをセット。春はまだ遠く辺りは枯れ色一色、散歩もいささか退屈だ。9時を過ぎた頃から少し上の方まで散歩に上っていたら帰り道で本格的に雨が降り始める。あとで聞き直したら南からの騒音がやたらに多い。あとはうろつき回る自分の足音と雨の音ばかり。やっぱりどうしようもない朝だ。
Sample.mp3 3分15秒、3.72MB 午前7時直前。このあし少しして小雨が降り始める。騒音だらけの朝だ。めずらしく南からの騒音が大きい。たぶん海からやって来る船のエンジンの音だろう。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
機材を入れているバッグと三脚のケース、その他モロモロのケースを洗濯する。考えてみると購入してから実に8年ぶり、初めての洗濯である。三脚のケースに至ってはさらに長くて10年ぶり。というよりこちらももちろん今まで一度も洗ったことがない。しばしば大雨に遭遇してびしょ濡れになるの自然にで洗濯しているようなもの・・・なのだが、それにも自ずから限界がある。洗濯機の水がまっ黒、にはならなかったし見た目は一向に変わりはないがたぶんキレイになったのだろう。もともと頻繁な洗濯に耐えられるものではないし、洗濯しないで済むならその方がいいのだが、なにやら胡乱で衛生観念とは相容れない物質も付着していないではない。地面に直接置くことはほとんどないが、いずれも表面が布なので周辺からあらゆる汚れを内部に取り込んでしまうのである。この次の洗濯はまた10年後?。でもその前に擦り切れて引退になりそうだ。

2020年2月15日 ここ2、3日イヤに暖かい。相変わらず所用に追われているが委細かまわず出かける。すでに2月も半ば、日の出の時刻が毎日みるみるうちに早くなるのが分かるようになった。昼間はぐうたら寝てばかりのオイラとしてはなかなかに苦しい季節に移っていくのだが、騒音が増え始めるまでの時間が長くなるのは、それはそれでありがたい。今日もかなり早めに出たのだが、曇り空にもかかわらず着いた時にはすでに薄明るく、マイクをいつもの場所にセットして録音を開始するとすぐに鳥が鳴き始める。夜のうちに一雨あったように雨上がりっぽい地面で退屈な曇り空、気温は6〜7℃はあるのだが靴の底からしみいる冷気で何となくうすら寒い。谷川の緩やかな滝の下の水たまりではアカガエルが思い出したように鳴き始めている。1月の末から鳴き始めているウグイスはいよいよにぎやかで辺りもすっかり春模様だが、さすがにこの天気では音は少ない。そういえば狩猟期間も今日で終了。またあちこち足を延ばしてみるかな。
Sample.mp3 3分24秒、3.89MB 今年のここいらの標準的なウグイスの鳴き方は、また「ホー、コッチヘコイ」になっている。意外とどこでもありふれた鳴き方なんだな。でも何だか昔と少しだけちがうぞ。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2020年2月8日 何だかこのところ所用に追われている。にもかかわらずいつもの場所へお出かけ。相変わらず冬じみた日が続いていて、不愛想な青空のもと廉価な衣類と安物の靴を通して染み通る冷気はなかなかにたまらない。航空機の音は相変わらずだが、平野からの騒音が少ないのは有難いところ。とはいえ辺りの音もずいぶん変わって春模様、ウグイスもあちこちで鳴き始めている。でもオイラのところにはまだまだやっては来ない。本当の本物の春ははるかな遠い先のことなのである。本物の春、早く来い。
Sample.mp3 3分55秒、4.49MB 春はもうオイラの目と鼻の先まで来ているのである。「もうすぐ春やで〜♪」。『おまえだけじゃ!』。でも騒音だらけな朝だな。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
ワケあって古いWindowsXPのマシンで処理システムを動かしてみる。すると終了時にエラー。ありゃりゃ。特定のマシンで不具合発生、こりゃあ何だか手こずりそうだ。こういうのって意外と原因が分かりにくいのである。前のバージョンでは問題なかったので、変更の個所を重点的に調査する。もしかすると解決しないまま迷宮入り・・・・・と不安に襲われたが、意外にも原因はすぐに判明。単に初期化の時にプログラムが自分自身を破壊していただけの話なのである。いかにも不注意なオイラのしでかしそうなことだ。でも環境やマシンの状態によって何が起こるかは分からないので、こういうのはやっぱり難しい。

2020年2月1日 しばらくは暖かかった天気もこのところグッと気温も下がって本格的な冬日。だんだん日の出も早くなっているので5分ほど早く出かけたらまだ辺りは薄暗い状態である。薄明りを頼りにマイクをセットして録音開始。10分くらい経つとやっと鳥が鳴き始める。なかなかピッタシのお出かけのタイミングは難しい。どうせ風も出て来て騒音も増加の一途のどうしようもない一日、と思っていたが、日が高くなるにつれて騒音が増える様子もなく風もいたって穏やか。予想外に静かな朝だ。せっかくなので3ヶ所ほどいつもはセッティングしない場所にマイクをつぎつぎに移動して録音。音は多くはないし航空機の騒音も相変わらずだが、これはこれでなかなかに有難い。
Sample.mp3 5分00秒、5.73MB それぞれ午前6時半過ぎ、午前8時半頃、午前9時半頃。それほど賑やかでもないので、こういう音の少ないシーンは車の騒音が少ない風の穏やかな日でなければなかなか録れない。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
前面のガラスが紛失したので眼鏡のレンズを入れてしまった時計、実はその後ガラスは思わぬところで見つかっている。偶然や幸運の所産というよりも、ケチケチ人間なので普段から食いものや金目のものは落ちていないかと常々注意怠りないのである。もっとも見つかっても今さら困るのだが、そこは間抜けなケチケチ人間。その後またどこかに紛失してしまったので事無きを得ている。丈夫なプラスティックや強化ガラスのなかった時代、壊れたり紛失したりしたらどうしていたのか。むかし戦地で持参した時計のガラスが破損したので、ガラスの破片を拾ってきて釘の頭でコリコリと削ってくり抜き、自分で作って修理したという話を聞いたことがある。なんだか呑気な話だが、おいら完全に負けてます。
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