<< >> 過ぎ去った時からへ HOMEへ

 日常のありふれた音の記録です
2019年5月
2019年5月25日 夜中の3時半に目を覚ましもうひと眠りと思っていたら、性悪猫が嗅ぎつけてやって来て何やらブツブツとモンクを言い始める。仕方がないので起きだして上山田方面へ。着いたのは5時を少し回った時刻。ホトトギスがやって来て鳴き始めている。いつものようにいつもの場所にマイクをセットしてお散歩。夜間は良く晴れていたので早朝は騒音が多いが、今日は南側の平野と山を越えて海からやって来る。上の池と真ん中の池の間の廃畑は湿地のようになっていて、カイツブリが2羽楽しげに騒いでいる。ここは水がそんなに無いはずなんだけどな。下の池まで下りると、こちらもサンコウチョウがやって来て鳴き始めた。いよいよ夏だ。
Sample.mp3 5分53秒、6.74MB 良く晴れた夜の次の朝、早朝は騒音が多い。今朝は南の海の方からのようだ。ホトトギスがやって来て鳴き始めた。いよいよ夏なんだな。mp3ファイルが著しく破綻気味だが、原因は9kHz〜15kHzのレベルを大きく押し上げているいる虫の鳴き声のようだ。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
5月ともなると雑草の成長はすさまじい。道の途中に一か所草のよく茂る場所があって、この時期、6月頃の草刈りまでは通れなくなる。理由はマムシである。とはいえしばらく向こう側へ行けなくなるのは口惜しい。膝くらいまである長靴を履いてくればいいのだが、それはそれで柔軟性がなくてドタドタ歩き回るのには具合が悪い。といってもあまり嵩張るものは別途持ち歩きたくない。そこで100円ショップで適当に材料をあつらえて簡易なマムシ除けを製作。素材は発泡塩ビのシートとマジックファスナー。比較的薄いものなのでイマイチ頼りにはならないが嵩張らず軽量である。ただ今日一日試してみたが強度的に問題があるようで、一部分解してしまった。また何か考えてみるかな。

2019年5月18日 前夜から風が強くて曇り日、それに気温も高くはない。出かけるにはあまり気が進まない朝だが、実はよからぬ目的があってキャンプ場へ。お目当ては4本ほど植わっているサクランボ。最近ではだれも見向きもしないような貧相な実だが味はオイラ好み。カラスもいまだ手を付けず、ただ無意味に爛熟してあとは地上に落下し自らの肥しとなるだけなので、そこは地面と役割を交代する。マイクはいちばん上にセットしていたが、やはり風の音ばかり。それに今日はなにやら催し物でもありそうな気配なので、8時を過ぎたころ西の谷に移動して録音。でも後で確認したらこちらはレコーダーがポーズ状態のままだった。
Sample.mp3 3分32秒、4.06MB 曇り日で風は強いし気温も少し肌寒いくらい。まだ夜が明けて間もない時刻なのだが、でもやっぱり五月だな。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2019年5月11日 相変わらず長浜方面。マイクをセットしていつものコースを散歩していると、カカカカカ、ココココココと何だか中身がちっとも詰まっていないような空ろなキツツキのドラミング音。それもそのはずで、2羽のコゲラがそれぞれ枯れ竹に取り付いてホジクっている。竹林でよく音を聞くことがあるが目的物は何なのか。小さな虫食いの穴の開いた枯れ竹はよく見かけるがあまり割のいい仕事でもなさそうな気がする。1時間ほど後に再び同じコースを通ったら、今度は道端にマムシが初お目見え。でも意地の張り合いを楽しむ間もなくそそくさと草の中に退散してしまった。ナナフシとカマキリの小さな幼虫も草の葉の上に現れ、相変わらず毛虫は地上に降り注いでいる。レモン畑のレモンの花はもう少しで満開。良く晴れた空と明るい陽ざし。昼近くなると少し暖かすぎるくらいになる。まさに5月、良い日だな。
Sample.mp3 3分41秒、4.21MB まさに言葉通りの五月蠅い五月の蠅。実に心楽しくなるような活気に満ちた音だ。でも何でまたここに蠅がこんなにいるんだろう。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
こちらも散歩のコースに2か所ほどイノシシの檻が仕掛けてある。1つは休止中のようだが、もう一つは稼働中。こちらは両側に入り口のあるタイプで片面を解放してある。トリガーは2重になっていて、檻の中に張ってあるワイアーが引っ張られると入口の扉を持ち上げているワイアーのトリガーを外す仕組み。何か所か撒き餌がしてありエサは糠だが、その上にさらにサツマイモが有難そうに乗っかっている豪華版。ケチケチ人間としては勿体ないという気もするし、タヌキなんかが喜んで持って帰るんじゃないかという気もする。ただ檻はかなり小さめ。山のヌシみたいな大きなイノシシが中で最大限に暴れたらひっくり返りそうな気もする。

2019年5月4日 このところ不健康極まりない生活が続いている。今日も4時過ぎに目をさ覚まして長浜方面へ。早朝から恐るべきピーカンの天気で雲の切れ端一つ見当たらない。いつもの場所にマイクをセットしてあとは気楽にお散歩。9時頃を過ぎると日差しはいよいよ強く汗ばむ程の陽気、涼しげな木陰が恋しくなる。でもこの季節、のんきに木の下に佇んでいようものなら大変。たちまち頭上から絶え間なく降り注ぐ毛虫や芋虫にまみれてしまう。べつに気にするほどのことではないが、連れて帰るわけにはいかないので後が面倒だ。ところでPCM−D50はすでに12年目。特に大きな不満はないのだが、一つだけ我慢のならないことがある。ファイルを分割するディバイディング機能。インデックスを付けるのではなく本当にファイルを分割してしまうので始末が悪い。もちろん復旧はできないし、途中で中止もできない。一応確認のメッセージは出るのだが同じボタンなのでそのまま連続的に押してしまうことが多い。今日は録音を停止していたらいつの間にかアクセスランプが点きっぱなし、停止にも電源OFFにもできない。何かのトラブルと思って強制的に電源を切ってしまったが、原因は不明。もしかすると気が付かないうちにファイルの分割ボタンを押してしまったのかもしれない。残ったファイルは1時間とちょっとたげだった。
Sample.mp3 3分53秒、4.44MB 残っていたのは早朝の1時間と少しのファイル。こちらはキビタキの声ばかり。それにしてもポツリポツリと降り注いでいるのは何だろう。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
先週檻の中で呻吟していたイノシシは2日後に解放された。成獣の1/3ほどの重さの子供のイノシシである。軽トラに乗った人がやって来て、しばらくすると暴れる音と悲鳴が数回。貯水池の反対側からなので経過の詳細は良く分からないが、最後にブギャーという絶叫があってイノシシは自らからも解放された。さぞかし鮮血や肉片が散乱するすさまじい修羅場になっているのではとあとで行ってみたが、そういうこともなくわずかな血痕が残っているだけ。どうやら長い柄のついた細身の刃物で心臓をぷすりと一突きということらしい。ただはげしく動き回るので、なかなか百発百中とはいかないようだ。山の中でイノシシと遭遇することは結構多いが、たいていは相手の方から逃げてくれる。でもこれはイノシシの気分しだい。ご機嫌を損ねたイノシシが突然こちらへ突進してきたらまず助からないなという気がする。
▲UP 過ぎ去った時からへ HOMEへ