<< >> 過ぎ去った時からへ HOMEへ

 日常のありふれた音の記録です
2019年2月
2019年2月23日 ここ数日イヤに暖かい。今年は春の到来が早いのではないかという気がする。今冬は氷が張ることもほとんどなく、地面がバリバリと凍り付くこともない。ウグイスはいつもの年より半月ほど早く鳴きだしている。春はもうすぐそこなのだ。もっともこのまま順調に本物の春になるかどうかははなはだ疑問。上昇を急ぐあまり途中で失速して墜落炎上にもなりかねない。3月はまたこっぴどく冷え込むかな。早朝から寒さはほとんど感じない天気だが、午前9時を過ぎると日差しも強くなり春気分。いつものシマヘビもすっかり姿を現し日向ぼっこでゴキゲンだ。そよ吹き始めた風はまるで本物の春風のよう。あったけえ。
Sample.mp3 4分00秒、4.57MB 今年はお天道様よりもいち早く、”もう春やでぇ〜”と言いだしたい気分。もっとも、”春なのはお前だけじゃ!”という声がどこからか聞こえてきそうだ。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
とり急ぎ出来上がったアンプ。何も不都合はない、というわけではない。電源を入れるとスピーカーが、ぼっこ〜ん!。うへぇ。ミューティングがうまくいっていないのである。入力用のコンデンサーに法外な大きさのものが使われているのが原因と思うがイマイチ良く分からない。どちらにしろ時定数の変更は必要だが、電源をOFFにして電圧が降下し始めると速やかにミューティング状態に復帰しなければならないので、これはこれで別に対策が必要になる。でもマトモに作ると大きくなりすぎで基板に搭載するのは不可能。大いに困惑する事態である。3日間ほど思考錯誤の末、手持ちの部品3個の追加ということでどうにかいい加減にでっちあげる。これなら基板に裏付けということで何とかなりそうだ。結果はミューティングの復帰が瞬時とはいかないが、実用上はまあまあ。でもなんだかやたらと手のかかるアンプである。ケチケチ人間としてはチョットばかり損した気分。

2019年2月17日 いつも通りキャンプ場の西の谷へ出かける。北の空にはハンググライダーと気球が4つほど。早朝の曇り空はまもなく晴天になるが、あまり音はない。8時を過ぎた頃から何やら下の方が随分にぎやか。どうやら堤防の草刈りが始まったらしい。たいていは初夏と秋頃なのだが農閑期ということもあるのだろう。しかたがないのでキャンプ場へ向かう。こちらも道々2か所ほど、山裾の墓地と川の堤防で草刈りが始まっている。キャンプ場の前の林の道に陣取って録音開始。騒音も少なめだか音も少な目。9時を過ぎるといつもの人たちがやって来て、キャンプ場からは二胡の音も聞こえてくる。途中近くに車を止めた人から登山口はどこかと聞かれてしばらく絶句。へ・・・?、登山口???。どちらかというと散歩道なんだけど。下の畑では近くの集落の人が竹を集めて盛大に焚火を始めた。しばらくすると谷の西側の山から数十人の人が大挙して下りてくる。そして反対側の山からも数十人が、これも大挙して下りてきた。いったい何事なのか。それにしても皆一様に背負っている大きなバックパックの中身はいったい何なのだろう。非常食糧だとすれば1か月くらいは山の中で生き延びられそうだ。地上の人間が太陽の熱気でみんな浮かれ騒ぎ始めたようなにぎやかな朝である。この分なら春ももうすぐ間近?。
Sample.mp3 3分29秒、3.98MB 前半は西の谷、もう少しで草刈りが始まる。後半はキャンプ場前の林で。いつになく賑やかな朝だ。小型マイク"Kalivan"とPCM-M10で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
とりあえずやっつけ仕事でアンプは完成。他にも取り急ぎ片づけなければならない用件はいくつもあるのだが、物事には優先順位というものがある。製作といっても部品を並べ立てて配線するだけなのだが、このような場合ウッカリ者のボクとしてはしばしば致命的な手抜かりが発生する。まずはケースの前後ろが逆になっているのに気が付いた。機能上は何も問題ないが見てくれは最悪。仕方がないので前後のパネルを入れ替えて対処する。基板が逆さまになるので配線が少し遠回りになるのは仕方がない。次は入力用のピンジャック。プラグを差し込んで回すと芯線側の電極がぐるりといっしょに回ってしまうのである。手持ちの新品で確かめたがやはり同じ状態。明らかな欠陥品である。これも仕方がないので構造的にL/Rを連結して対処する。大雑把でいい加減な性格なので、なんでも力任せですべて解決できると思い込んでいるフシがあるが、そうではないことが今回も証明された。スピーカー端子なんかはやたらと小さいので、今にメリメリべきっとくるんじゃないかと取り付けはおっかなビックリ。ケースを利用した放熱の計算はしていないが見た目ちょっと不足気味という感じだ。これも無理な使い方はしないということにしていい加減に対処する。もともとケースは20年近く前に小さなアンプ用として購入。電源は別置の本体より大きいトランス式を予定していたが、適当なアンプの基板が見つからないのでそのままになっていたもの。今回やっと中身が入った。物事ずいぶんとロースピードなのである。とりあえず前夜はバクハツしなかったのでまずは一安心。あとはのんびり心ゆくまでエージングだな。

2019年2月11日 前夜は未明に雪。出かけようとしたらまたチラつき始めたがかまわず出かける。今日は誰もいないだろうと久しぶりにキャンプ場に行ったらすでに2組のキャンプ客。こんな雪の中どうするんだという感じだが、たぶん予想外の天気だったのだろう。お邪魔をするのも何なので西の谷へ行先変更。雪はだんだんひどくなり、8時半を過ぎるころには辺りは白く煙って谷の向こうの山が見えなくなる。雪だから大丈夫だろうと甘く見てこちらに来たのだが、雨漏りのする木の下はやはり雪も漏るようだ。10時を過ぎて少し見通しが良くなったので早々に引き上げる。今年の冬は暖冬という意見は今日は取り下げにしておこう。
Sample.mp3 2分11秒、2.50MB そろそろ8時半近い時刻、気温はほぼ0℃。しだいに雪が本格的になってくる。小型マイク"Slivikin"とPCM-M10で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2019年2月10日 再び前日と同じ場所。昨日よりは気温が低く、道端の落ち葉の上には霜が降りている。なんだか音は日替わりメニューといった感じで、今日の早朝はウグイスの声とキツツキのドラミングの音だけ。前日とはまったく様子が違う。この辺りにいるのはコゲラだが、それにしては木の幹をほじくり返す音はちょっと厚かましい感じだ。9時半頃になると東の谷川沿いに罠を仕掛けた人が軽四で見回りにやってくる。まだ収穫はないようだが、この辺りではシカよりもイノシシの方が多いとのこと。天気はいいのでいつものシマヘビは顔をのぞかせていたが、人間に気づいてまた隠れてしまった。風がだんだん強くなってきたので10時半ごろには退却。平野に下りると風は強く昨日よりは寒い感じだ。
Sample.mp3 3分50秒、4.39MB 時刻は午前7時半過ぎ。谷向こうで2匹のウグイスと2匹のキツツキが掛け合いになった。小型マイク"Kalivan"とPCM-M10で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2019年2月9日 寒波襲来。といっても気温は低いが特に霜が降りているわけでもなく風もないので意外と暖か。今年の寒さはどうなのかというと、当地ではどちらかというと暖冬という感じがする。氷が張ったのは1日だけ。水道が凍結したことはなく、手がかじかんで三脚のネジが回せないということもまだない。靴の底からしみいる冷気はそれほどでもなく、いつもの年より薄着で出かけている。もっともこれはボクの個人的な意見であって真っ向から対立する声も多いようだ。曇り空の下、相変わらずいつもの場所へ。早朝はウグイスが近くで鳴いていたが、日向ぼっこのシマヘビはさすがに姿を現わさない。10時を過ぎて雨がパラつきだしたので程々に引き上げる。風も少し出てきて寒さが身にしみ通るようになった。
Sample.mp3 5分16秒、6.03MB 前半は午前8時前、気温は1℃。車の騒音はいつもより随分少ない。後半は10時頃。航空機の騒音も最も多い時間帯で数分意地用の静寂は望めない。小型マイク"Slivikin"とPCM-M10で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
世はあまねく寒波襲来、なのだが当地はいつもとあまり変わりのない冬の天気。わが家の寒気は主として各地の寒波を伝えるTVの画面からやってくる。そしてもう一つはだらしなく開いた財布の口から止めどなく流れ出しわが家の家計を寒からしめる欲望の冷気。冷気とともに繰り出される粘着性の触手に絡め取られたのはお代860円也のアンプの基板。ICはTDA7388。8Ω負荷での出力は7Wと大差がないが、スペック的にはかなり格落ちという感じだ。ピンの割り当ても周辺回路も同じなので、気に入らなければそのままTDA7850辺りと差し替えができる。入力用のWIMAのフィルムコンデンサーは明らかにリサイクル品。電源直近のケミコンは日本製、低ESR品らしいが調べても正体の分からない歴史的物件である。どちらにせよ横倒しにしてもケースに収めるのが困難なのでこれはお取り替えとする。ケースとACアダプターはすでに手元にある。部品の大半は手持ちのものを使い、不足のものは手配中。足らないのは時間だけかな。なぜか忙しい時に限ってこういうつまらないことをやり始めるのである。

2019年2月3日 午前中は所用に追いかけられお出かけ。午後は少し時間が空いたので11月に購入したアンプの改造に再び手を出す。といってもとっかえひっかえというワケではない。なんとかこれでイケそうなので増量割増しという感じ。ついでに基板の横から追加していたのを、別の基板に組み立ててねじ止めにする。改造後の第一声は予想通り忍耐を必要とするひどい音。振り出しに戻った感じである。といっても一部はすでにエージングが進んでいるので、完全に元の木阿弥というわけではなく何となく中途半端な変な音だ。これからまた1か月を耐え忍ばなければならないのは苦痛だが、それもまあ仕方がない。まずは今晩が山。夜中のうちにバクハツしたりしなければひとまず安心である。

2019年2月2日 霜がうっすらと降りているが早朝から十分な晴天。到着すると向こうの山でウグイスが鳴き始めている。春というにはまだだいぶ早いが、2月ともなれば暖かい日はこんなもの。辺りの音もつつましいながら来たるべき早春の雰囲気だ。良い天気だと喜んでいたら、間もなく一面の曇り空。でもしばらくすると晴れ渡って再び晴天になる。近くの廃畑に掘られた大きな穴はまた一つ増えているようだ。少しづつ一日は長くなり、いつの間にか陽の当たり始めるのが15分ほど早くなっているのに気が付いた。所用もあるので11時前には引き上げる。明日はまた雨だそうな。
Sample.mp3 3分10秒、3.62MB 前半は早春(?)のウグイス。この季節は早朝だけなのだが、今日はわりと遅くまで遠くで鳴いていた。地面の霜はなかなか溶けないが意外と気温は高い。小型マイク"Kalivan"とPCM-M10で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
夜間は氷点下。途中から曇り空になって霜がなかなか溶けないので、いつもは日向ぼっこを楽しむシマヘビも今日は出てこないかと思っていたら、いつの間にか顔を出していた。冬眠というにはほど遠い感じ。意外と冬も活動的なんだな。とは言っても食い物なんてまだないはずなのだが、やはり暖かい方が良いらしい。でもそのうち慌て者のカエルが顔を出すかも。それにしてもずいぶんボロッちい姿である。頭はあちこち傷だらけ。片目も白濁している。秋にイタチかなにかにヤラレたのかもしれない。当分はこのままで不便そうだがまあ仕方がない。早春に霜の降りた道端なんかで野垂れているヘビを時々見かけるが、暖かい陽ざしに浮かれて遠出しすぎたのだろう。まだまだ本当の本物の春は遠いのである。
▲UP 過ぎ去った時からへ HOMEへ