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 日常のありふれた音の記録です
2018年12月
2018年12月30日 30日は前日に引き続きいつもの場所へ。早朝は冷え込み霜が降りていて天気は上々だか風がかなり強い。こんな日はどうにもならないが、どこに行っても同じようなものなので仕方がない。風で木々の葉も大半は散ってしまい、ほとんど色彩のない冬景色になった。29日はほとんど騒音がないので年末のせいなのかと喜んでいたが、今日はいつも通りに盛大に聞こえてくる。単に気象の影響のようだ。年末は何やら気忙しいので早めに引き上げる。平野に下りて行って、風が思っていたより強いので驚いた。来年もまたここに来るのかな。
Sample1.mp3 3分57秒、4.52MB 12月29日 ほとんど風の音ばかりという感じの一日だが、谷の奥は少し風が穏やかだ。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
Sample2.mp3 4分07秒、4.72MB 12月30日 前日よりは風が穏やかで日当たりも良いが、でも音はそれほど変わらないようだ。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
アンプはその後の数日間もエージングで徐々に変容。なんだかこのままでもいいんじゃないかという気分になってきたが、部品が到着してしまったので半日をつぶして改造する。深夜の極小音量に対応するため、ボリュームはBタイプからAタイプに変更。これは複数入手した中から選別して使用。もう少し良質のものに交換したかったのだが、いろいろ制約もあってけっきょく同形状のものになってしまった。あとは基板だが、大半の部品は表面実装。ボクのような素人にでもできることは決まり切っていて、いろいろ見繕って取り揃え交換と追加を行なう。アンプなんかの鳴らし始めはたいてい変な音と相場が決まっているのだが、これは数日のエージングで大きく変化。その後も妖しい変容は間断なく続いていて、しかも方向は無定見で不確定的な行方の定まらない酔歩状態。一晩経過するごとに前日とはまた違った音になる。いったいどこへ行くのやら。前に回ってウナギに・・・、いやアンプに聞いてくれ。オイラにゃさっぱり分かりません。

2018年12月22日 さすがに12月も下旬に入ると夜の長さもとうとう底を突いたという感じで、あまり日々の変化を感じなくなった。前日は夕方から雨。今朝もまだ雨っぽい天気だが気にしないで出かける。先週と同じ場所で同じようなセッティング。いかにもマンネリだが騒音の少ない場所というと限られているので仕方がない。道端のヤマツヅジが最後の花をつけ、早朝にはこちら側では珍しいアオバトの声が時おり聞こえてくる。たまに薄日が差すこともあるが、時おり雨の降るのっぺりとした暗鬱な曇り空。出かけるときはそれほどでもなかった霧も時間が経つうちに少しづつ濃くなっていくような気もする。相変わらず天気が回復する気配もなく所用もあるので11時前には引き上げる。そういえばもうすぐ今年も終わりなんだな。
Sample.mp3 3分57秒、4.52MB 午前7時過ぎ、気温は16℃ほど。久しぶりの暖かい朝だ。山のこちら側ではめったに聞くことのないアオバトの声がときおり聞こえていた。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
  
山道というと山の斜面の片側を切り崩して作るのだが、切り崩した側は急斜面の段差ができる。斜面は年月が経つと草や低木が生え、腐葉土が堆積して黒っぽくなるのだが、道を歩いていると、ところどころに地の明るい土が露出したところが何か所かある。これって何なのか。とくに谷になった部分ではないし近くに別に水路はあるので、水が流れ出た跡ではない。それにここだけ崩れなければならない理由は何もない。地面には荒らされた形跡はないのだが、よく見ると地肌が出た斜面の中ほどにに何やら固いもので引っ掻いたような跡がはっきりと残っている。蹄の跡のようだが、そうだとすると少なくとも上から駆け下りた時に付いたものではなく、下から駆け上がった時に付いたもの。駆け上がるといってもなかなかに急な斜面である。段差は高くてもせいぜい2mちょっとだが、傾斜は60度から80度の急斜面。人間には到底、というよりオイラにはこんなところを駆け上るなんてどだい無理。落ちるのなら楽だけど。たぶんイノシシと思うがすごい馬力だ。チャンスがあればいちど駆け上っているところを見てみたい気はする。もっとも見てみたいのは山の方へ逃げていく姿であって、こちらへ向かって山を転がり下りて突進してくる姿ではないけれど。

2018年12月15日 前回に引き続き近くの谷へ。冬時はどこでも車の騒音が入り込んできて、避けられる場所というのはほとんどないのだが、建物の陰や物陰、山の端の陰になるところは音が遮断されるので意外と静か。3m四方ぐらいの防音壁なんか持ち運んで設置すればかなり効果的と思うのだが、毎回そんなバカなことはやっていられないので、出かけた先のあり合わせのものに頼ることになる。今日も山の端の陰になるところにマイクをセット。谷の少し上の方を散歩していたら、下の集落からお年寄りがスタスタと速足でやって来て谷の奥に消えていった。こんなことは珍しいが、今まで見たことはないので朝夕の散歩というわけではなさそう。しばらくすると帰ってきて、手にはお飾りに付ける裏白を何枚か抱えている。どうやらお正月の準備ということらしい。この辺りには広げると幅が1mを超すバカでかいものはたくさんあるのだが、お飾りに手ごろな大きさのものはほとんど見かけない。どこで採ってきたのだろう。陽が当たり始めて暖かくなると、まだ体色のはっきりしないシマヘビが顔を出した。
Sample.mp3 4分19秒、4.94MB 午前9時を少し回ったころ。最近にぎやかで楽しいがどういう風の吹き回しなのか、その辺りの理由がさっぱりわからない。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
先月購入したアンプ。少し手直しするところがあり分解してみる。うへぇ、なんじゃこりゃ。どういうわけかずっとデジタルアンプと思い込んでいたのだが、純然たるアナログアンプである。実は上級機があってそのローコスト版。コストダウンの影響は外観にも顕著なのだが、中身にはさらに顕著。予想はしていたが、これにはちょっとガックリ。基板なんか見るからにちっぽけで、その辺で300円くらいで売っていそうな感じだが、もともと部品点数が少ないからまずはこんなものか。5日間ほどエージングした結果、素性はまんざら悪くはなさそう。改造は長い冬の夜のささやかな楽しみ。でもそんなことをしているといよいよ忙しぶる暇が・・・。なに大半はエージングで、ただ鳴らしているだけだからいいのである。なかなかに悩ましくも愉快な正月になりそうだな。

2018年12月9日 先週まで出かけていた場所ではすでに狩猟の人3人に出会う。いずれも軽四か軽トラで気軽に乗り付けて山の中にはほとんど入らず、しばらくあちこち見回ってまたすぐにどこかへ行くというお気楽日曜ハンターという感じ。たてつづけの銃声も聞こえてくる。もともとこの辺りは道が網の目のように通っているので、山そのものがあまり深くないのだが、猟期の間はしばらくご遠慮することにする。というわけで8日と9日は近くの谷へ。このところ気温もグッと下がってオイラも冬支度。こちらは晩秋のウグイスはほとんどいない。あまり歩き回れる広さはないので、風が出てくると陽の当たるのが待ち遠しくなる。12月も中旬に近づいて少しはにぎやかになってきたようだ。
Sample.mp3 3分08秒、3.59MB 12月8日 午前8時前、気温は5℃。山の陰になるので午前9時を過ぎるまで陽が当たらない。風も少しあるが、意外と騒音が少ないのが救いだ。小型マイク"Slivikin"とPCM-M10で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2018年12月1日 夜明け前に目を覚ますと天気は濃厚な薄曇り。いつもの場所まで出かけるが、向かう先の東の空には太陽は影も形もない。どちらかといえば暖かい日だが、到着するころには風が少し出てきた。こういう日はあまり音もない。このところずっと同じ場所で同じセッティング。早朝にはあちこちから聞こえていた晩秋のウグイスもすぐにどこかへ巡回に出てしてしまう。先週あたりから猟が解禁になっているらしく、その後も一人、狩猟に来た人に出会う。谷の入り口に車を止めていたが、すぐにまたどこかへ立ち去ってしまった。この時期は道のないところなどは無闇に歩けない。今日も10時を半ば過ぎたあたりから近くで立て続けにポンポンと4〜5発の銃声。散弾銃と思うが何を仕留めているのかは良く分からない。昼近くなるとしだいに雲も薄くなり、まあまあの天気になる。いま一つ活気のない朝だ。
Sample.mp3 3分10秒、3.62MB すでに賑やかのはずの時刻はとっくに過ぎて午前11時前。気温は15℃位と暖かいが、こんな曇り日はやはり航空機の音が異様に多い。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
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