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 日常のありふれた音の記録です
2018年6月
2018年6月23日 朝から雨が降っているが、かまわずに出かける。なに大丈夫、降雨率には隙間がある。それに明日は所用で出かけられない。でもシトシトシと降る雨の中で見つかったのは前回と同じ、ヘッドに群がるハエの音だけだった。
現在処理システムのマルチプロセッサ対応を進めている。ただ単にプロセッサーの数に応じて適当な数のスレッドを立ち上げて並列処理をすればいいだけなのだが、これが意外と手こずった。マニュアル通りにコードを書くとどれもうまく動作しない。3種類ほど試したが、スレッドを終了させると、エラーを出したり、メモリーリークを起こしたり、ハングアップしたりする。一見正常そうに動作する場合でも、往生際がきわめて悪い。しかたがないので最も単純で稚拙な方法に変更。とりあえず2つのプログラムを対応したが、意外、というより予想通りネックになっているのが、あってもなくてもどうでもいいような見た目ばかりのプログレスメーターの表示。これは更新を間欠的にしたり一部省略したりして対応。効果はむしろこちらの方が大きい。8月までには何とかしたいが、予定は未定にして確定にあらず。先のことはどうなるのかボクにはまるで分からない。
Sample.mp3 4分20秒、4.96MB 再び同じ場所、同じ音。ただし今日は雨。なぜこの場所にいつもハエが集まっているのか、は良く分からない。やはり近く長持ちのする汚染源が・・・。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
制作したスピーカーケーブルはその後3週間ほど経過。音は少しづつ落ち着ていてきているように見える。まだ硬質な感じは残っているが、高域の鋭さは減って中域も少しづつ張り出してきた。それなら、というので以前のケーブルに繋ぎ変えてみて唖然。これまで聞きなれた雰囲気がよみがえってホッとするが音は別物、印象がガラリと変わる。ケーブルは変わっても周波数特性と位相特性はまったく同じはず。音も変わらないはずなのだがこれが違う。経験では良く分かっているつもりても、やっぱりキツネにつままれたような気分になってしまう。なんだか気持ちが悪い。作り直すとしてもかなりの変更が必要なようだ。線材はもう少し太いものが欲しい。2.6mmφのVVFケーブルだと断面積は5.3mm2。ちょうどいいくらいだが、2.6mmφは手に入りにくい。1.6mmφの3本撚りにでもするか。これも6mm2で適当。ただアンプ側の接続が問題になる。そのままでは繋げないのでY端子が必要。アンプのスピーカー端子の強度も心配だ。オモチャのようなアンプの端子では少し無理をするとすぐにぶっ飛んでしまう。あとケーブルの絶縁被覆も何とかしなければならないが、今のところ適当なものを思いつかない。万年初心者のケーブル工作、なかなか大変だ。

2018年6月16日 今朝は少し早めに起きて前日と同じ場所へ。相変わらず午前中は少し寒いくらいで過ごしやすいが、早朝から風がでている。初夏とは思えないあまり活気のない朝だ。道の中ほどをあちこち持ち歩いてしばらく録音したあと、前日と同じく池の下にマイクをセット。途中ですぐ上の道を散歩がてら上ってみたが、最後の方はすでに草ぼうぼうの状態になりつつある。つぎに来たときははもう通れないかも知れないな。
Sample.mp3 5分11秒、5.94MB 昨日と同じくヘッドにハエが群がって飛び回っている。陽光の熱気に浮かされた無軌道ぶりは変わるところはないが、本日は風もあって少数精鋭。いつ聞いても胸がホカホカしてくるような心楽しい音だ。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
少し上の方まで散歩しての帰り道。道端に山イチゴが鈴生りになっているのを発見。すでに幾つも摘み取った跡があるので、近くの悪ガキどもが取りに来たのだろう。さんざんに食い散らしたあとの最後の仕上げに肥料代わりのションベンをまき散らした可能性は否定できないが、先週はひと雨降っているので無かったことにする。そんな性悪なこと、ボクだってしなかったゾ。でもそんなことをいちいち気にしていては野生の果実なんて食べてなんかいられないのである。粒は小さいが豊富にあってなかなかの美味。市販の果物が苦手なボクにはありがたい食いものだ。時間を忘れて食い散らしていたが、ふと気づくともう帰らなければならない時刻。そろそろ引き上げようと思ったとき、オノレの所業を省みるにつけ深く反省するところがあって、心を入れ替えることにした。なにごとも戴いてばかりではいけないのである。ここは一つお返しに・・・・・。

2018年6月16日 少し寝過ごして慌てて長浜方面へ向かう。着いてみると早朝にもかかわらず道の真ん中に軽トラが停まっている。近くの農家の人達が早出して年二回ほどの草刈りの日らしい。車の横をすり抜けて堤防の下に行ったが、もうすでに刈り終わったあとらしくまもなく帰っていった。しばらく録音しているとまた別の軽トラがやって来て堤防の下へ。一日のうちに2台も車がやって来るなんて珍しい。堤防の上まであちこち見回って電話をかけていたが、こちらはそのまま帰っていった。それぞれ好き好きに刈って回っているようだ。陽光は強く厳しいが、涼しいといってもいいほどの過ごしやすい朝。帰る前まで遠くからずっとから草刈り機の音が聞こえていた。
Sample.mp3 3分06秒、3.55MB ヘッドに十数匹のハエが群がって飛び回っている。この季節で一番うれしい音の一つである。このハエどもがどんな所からやって来たのかは改めて問い直す必要はないが、ヘッドはいっしょに運ばれてきた衛生観念と真っ向から対立するいかがわしい物質に汚染されている。ただちに冷静で的確な対応が必要だろう。「毒だ!、毒がかかった!」。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
懸案の一つ、スピーカーケーブルは突貫工事というかやっつけ仕事でとりあえず完成。材料は例によってあり合わせのもので、2.0mmφのVVFケーブルと紙と鉛と木工ボンド、それに外被として少量の布。出来上がってから1日ほど乾燥させたあと早速つないで試聴。なんだか変な音である。高域は鋭さが残っていて、中域は痩せて気の抜けたような変な音だ。元のケーブルとつなぎ変えてみるとボクのようないい加減な人間でもはっきりと差がわかるほど。硬くて丈夫な導体を軟弱な被覆でいい加減にダンプした時の音である。炎天下の屋根の上に2〜3日放り出しておけば少しは変わるかもしれないが、梅雨時ではどうしようもない。ただ数日使っているうちに少しづつ音が変化してきたようだ。このまましばらく使ってみるかな。どちらにしてももう一度マジメに作り直した方がよさそう。1ペア1000円とちょっと。お安いご用だ。

2018年6月10日 いつも通り偶然早く起きて上山田方面へ。でも昨日と同じでほとんど音がない。池の下のあたりで録音していたが、9時前になってとうとう雨が降り出したので帰り支度。ところが片づけて山を下りたところで雨は止んで薄日が差す天気になった。こういういい加減なことをしてもらっては困るのだが、まだ時間があるのでそのまま食い逃した桑の実を求めて長浜方面へ。峠の前の竹やぶにさしかかると中で何やらガサゴソ音がする。見るとイノシシが2匹、不満の声をあげながら立ち去っていく。タケノコを掘りに来たのだろう。若い屈強なイノシシで鼻息も荒い。峠を下る手前の目的の場所に到着してみると時はすでに遅し。ほとんどの実は落ちて、残りは木の枝で干からびてしまっている。結局口にできたのは1個だけだった。ただ地面には一面に踏み荒らされた跡があるので、ここいら辺の食い意地の張った悪ガキどもが取りに来たに違いない。いつもの貯水池の下まで行ってみたが悪くはない状況だ。時間がないのでそのまま引き上げたが、今度来てみるかな。帰り道は田んぼの中でケリがけたたましく鳴いているところで少しの間録音。前回通った時にはトンビが威嚇排他攻撃を受けて道路の真ん中に不時着していた。人間も近づくと遠回しに威嚇される。少し東の廃田の中に巣があるのかもしれない。
Sample.mp3 5分53秒、6.74MB 危ないかなと思ったが、やはり一部レベルオーバーになってしまったようだ。・・・また自分の足音が。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2018年6月9日 4時半過ぎに偶然目を覚ましてそのまま朝メシをブチ込んでお出かけ。でも到着したのは6時過ぎ、この季節のお日様事情は忌まわしいほど前倒しだ。雨上がりの曇り空で時おり日が差すといったいい加減な天気。草が雨でぬれているので、少し歩き回るとたちまちズボンも靴もビショ濡れになる。何か所か移動して録音してみるが、ほとんど何も音のない状態。あとで聞きなおしてみたら異様なほどレベルが低い。またうっかり−20dBのアッテネーターが入ってしまったのかと確認したが、そうではなくどうも録音レベルがいつもより1目盛り低くなっていたようだ。
Sample.mp3 3分50秒、4.39MB 雨上がりでほとんど音がないので池の下の水路の上にマイクをに移動。自分の足音が入っている・・・。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
一週間前峠の上で確認した桑の実はその後挑戦する機会がない。それとは別に隣の市の街路樹の実がこれから食い頃になる。広い道路の両脇の歩道にどういうわけかヤマモモが植えられているのである。まだ大半は青いが、1本だけ赤く熟れた木があってさっそく食してみたがまあまあのお味。少し小さめで多少薬臭い味がするが、大量に摂取しなければたぶん害はないだろう。もっともこちらはなかなか出かける機会がない。ただこれを食っている人を一度も見たことがないのは、・・・気になる。

2018年6月3日 少しばかり早く目を覚ましたので一つ山を越えて長浜方面へ向かう。途中峠の上でなにやら実が生っているらしいのを見つけたが、時間がないのでそのまま通り過ぎていつもの貯水池の下へ。でもこちらもほとんど音のない状態、早朝なので下からの騒音も入ってくる。また引き返して上山田方面へ。途中峠の上で確認するとやはり食い物である。葉も小さく実も随分小さいが桑の実が鈴生り状態。ためしに10個ほど食してみたが、見かけに違わずなかなかの美味。この上は思うさま食い散らしてと考えたが、そんなことしている場合ではないので涙を呑んで通り過ぎる。今日も相変わらずうすら寒い天気。とうてい初夏とは思えない活気のない朝だ。
Sample.mp3 3分46秒、4.32MB 池の下側で録音していたが、途中で池の上側に移動。でも7時半を過ぎると航空機の音がやかましく、ほとんど隙間なく入ってくる。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
春といえばウグイス。ウグイスといえばホーホケキョ。でもそんなまともな鳴き方をする鳥なんてこのあたりには滅多にいない。山一つ越えればこちら側とはまったく別の鳴き方になるし、その年々の流行もある。そもそも人間の言葉では表現できないような訳の分からない鳴き方のほうがはるかに多い。そういうわけで大体このあたりのウグイスは標準的な鳴き方はしないことに昔から決まっているのだが、突然近くでホーホケキョ。掟破りだ!。でもそんなこと言っちゃいけないのである。勝手な人間の思惑などどこ吹く風。相変わらず変わり果てた声が明日もどこからか聞こえてくる。

2018年6月2日 相変わらず上山田方面へ。到着するとすでに6時半、お天道様は見上げるような位置に上っているが早起きはなかなかままならない。天気はいいものの相変わらずのうすら寒く活気のない朝。いつもの池の傍にマイクをセットして、あとは気楽にお散歩。今年はほとんど出ていなかったイノシシだが、このところまた地面の下の滋養物をさがして掘り返したあとが目立つようになった。出現しているのは2匹。成獣の大きな足跡ともう一つは5円玉くらいの小さな足跡。たぶん猫くらいの大きさの子供で親子連れだろう。8時を過ぎるころから航空機の音も頻繁になり風も強くなってきたので早めに引き上げる。このまま梅雨に突入するんじゃないかと心配になるようなシケた朝だ。
Sample.mp3 2分47秒、3.19MB 6月になっても相変わらず活気のない天気だ。でも突然のハプニングはなかなか楽しい。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
奴隷制というと過去のものという感じだか、多くの文明が奴隷制によって支えられてきた。いま文明と経済の発展に必要とされているのは間違いなく奴隷だろう。奴隷制の復活というと大変なようだが実は簡単。一定の保証と引き換えに人権を譲り渡す、契約奴隷である。いちど成立してしまえば後は楽だ。どんどん範囲を広げていけばよい。今世紀の中頃には一般的になるのではという気もする。ナニ、そんなことウチじゃもうやってる?。21世紀は奴隷制の世紀だな。おいらイヤだけどね。
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