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 日常のありふれた音の記録です
2018年4月
2018年4月30日 相変わらずキャンプ場。一番上の昨日からのキャンプ客があいかわらず所帯じみた雰囲気で騒々しくメシの支度に取りかかっている。昨日はなにやらさんざんに悪戯をしでかしたらしい悪ガキは空腹を抱えて所在なげ。真ん中の調理場の角のブロックの隙間には一昨年に続いてシジュウカラが巣を作っている。前日に続いて近くにマイクをセットしたが特に警戒される様子もない。以前と同じ個体なのかな。しばらくすると二胡の人が練習にやってきたので上の池のいつもの場所に移動。今年は4月頃からカイツブリが3羽住みついて騒がしいが、曇り日なので周りの活気はもう一つ。それにしても航空機の音があまりにも多いのには改めて驚いた。連休運航?。
Sample.mp3 11分13秒、10.2MB 曇り日のせいか今日は異常なほど飛行機の音が多い。次から次へとほとんど絶え間なく上空を通り過ぎる。30分以上こんな感じだった。街角のバスだってそんなたくさんやっては来ない。このうえ将来自家用の航空機なんかが増えたりすれば大変なことになりそう。にぎやかな未来だな。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2018年4月22日 昨日に引き続き今日も7時からキャンプ場。辺りは一面の霧である。一番上のキャンプはいつの間にか大所帯になっている。キャンプ客ってたいていは遅くまで寝ているものだが、異様に早起き。なんだか所帯じみた雰囲気でガラガラと朝メシの支度に取りかかっている。上の池まで上ってマイクはいつもの場所でいつものセッティング。今日もここにやってくる人はなく静かな朝だ。途中で下に下りていったら、山の中からサイクリングの自転車が2台出てきて「とんでもない道だ!」。いったいどこをどう通ってきたのやら。昼近くなっての帰り道、向こうから近所の猫がヒルメシ前の腹つなぎに軽食を調えにやってきた。なにやら一口分見つけて食っているが、この季節だからトカゲなのかな。そのままこちらへやって来て、2〜3m手前でやっと人間に気がつき慌てて逃げていく。意外と不用心なものだ。
Sample.mp3 3分42秒、4.25MB またまたまたの前回と同じ場所、同じセッティング。別にここが唯一無二の場所というわけではないが、少し横に置いたりすると、録音中に肩を押されたマイクはそのまま池の中にコロコロどぼん。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
道を歩いているとすぐ近くからなにやらカサカサと聞き覚えのある音。道の真ん中の草の中にトグロを巻いてシッポを振っているのはもちろんマムシである。たいして気にするほどのものではないが、唯々諾々と喰いつかれてもいいというものでもない。普段から注意して歩いてはいるものの、たいてい気が付くのは1〜2mに近づいてから。それもマムシに注意を促されて初めて気付くのだから危ないものだ。どちらかというと谷川に近い暗く湿った場所に多いのだが、意外と開けた明るい場所にも出てくる。夜間に活動するので夜中に山の中を無暗にうろつくのはもちろん危ないが、昼間でも安心はできない。心地よい晩春の季節、あちこち出かけるのは楽しい。でも脳天気に山道を歩き回るのはたしかにキケンです。

2018年4月21日 めずらしく6時にキャンプ場に到着。といってもすでに日は高く、西側の山には半分ほど陽が当たっている。しばらく上の調理場の近くで録音して上の池に移動。池の道の崖っぷちの石の上にセットして録音開始。下に低木が生えていなければかなり剣呑なセッティングだ。録音はマイクに任せておいてオイラは山の上まで散歩。以前いちど通ったことのある行き止まりになった尾根の道を探して進んでいったのだが、なんだか様子が違う。行けども行けども道は続いて細くなるばかり。ついに山の下に下り始めたので引き返した。アレ?、こんなはずでは。
Sample.mp3 4分9秒、4.76MB またまた前回と同じ上の池の道の同じではない場所で。キャンプ場はにぎやかだが、ここは5時間近くだれも通らない。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
途中でキャンプ場に下りてみると、上のほうには小さなテントを設営してキャンプ客が一組。下の方では調理場を占領してなにやら準備が始まっている。いつもの人たちも三々五々やって来て賑やかな一日になりそう。昼近くなると気温も上がり、時々思い出したようにもの憂い声でセミが鳴き始めた。

2018年4月15日 前日は一日に所用が入り夕方には雨。怪しげな空模様は昨日のままだが今朝はなんか出かけられそう。天気は午後には回復の予定だが風も出るようだ。キャンプ場は桜餅がくっついたような妙にたっぷりした花の桜が数本、そろそろ最後の満開の時期を過ぎようとしている。また前回と同じ上の池の、それも同じ場所にマイクをセット。8時頃を過ぎると釣り客が一人、釣竿を2本抱えて下の池にやってくる。途中で山の上まで上がってみたが、今日はあまり音もない。
Sample.mp3 3分23秒、3.87MB また前回と同じ上の池の道の同じ場所で。そして代わり映えのしないいつもの音。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
11時近くなって風も出てきたので引き上げる。上の駐車場まで下りてみると車が13台ほど、珍しく満杯の状態である。下からはなにやら子供たちの声。こちらもどこかの町内会の催しなのか、大きなブルーシートを二つ広げて陣取っている。下の休息所では二胡の練習に来た人がそろそろ帰り支度。雨上がりにもかかわらず賑やかな休日の朝だ。

2018年4月8日 ここ数日荒れた天気で今朝もかなり冷え込んでいる。キャンプ場の桜は大半散ってしまったが、ボテボテした派手目な花の木はまだしぶとく残っているし、まだこれから開花という木も何本かある。休日の早朝、行儀のよさそうな飼い犬が二匹、それぞれお年寄りを引き連れて散歩にやってくる。犬は元気いっぱいだが、紐のついていない人間は勝手気ままにのろくさと道草を食って遅れがち。これでは散歩にならない。つぎにやってきたのはこれもお年寄りの二人組。こちらは打って変わって驚くような快速の足取りで山の上に消えていく。8時頃を過ぎると次第に風が強くなり、雲行きも怪しくなってきた。
Sample.mp3 3分52秒、4.43MB 前回と同じ上の池の道で。後ろの山に遮られて風当たりは少ないが、それでも時おり強い風が吹き寄せる。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
上の池でタラの芽を採りに来た人と出会う。話していたら、マムシに噛まれて黒くなって死んだ人とか、同じく3ヶ月治療をした人とか、マダニに噛まれて死んだ人とか、スズメバチに刺された話とか、なんだか物騒な内容になってきた。山ん中、コチトラも気を付けなければいけない。道を歩いていると山の下から3人、そして山の上から1人と、休日にはふだん見かけない人もやってきて賑やかだ。キャンプ場まで下りると花見客が2組ほど。花も大半は散っているし、寒くて風は強いし、天気も曇ってきたしで、いささか時季外れ。こんなんでいいのかという気もするが、それぞれシートや椅子の上に陣取って楽しんでいるようだ。

2018年4月1日 本日は久しぶりにキャンプ場へ。辺りの山の山桜はすでに満開の時期を過ぎていて、あと2〜3日ですっかり姿を消してしまう。わずか一週間足らずの開花である。往生際の悪いキャンプ場の桜のほうはまだまだ満開まっ最中、しばらくは花びらを散り散らかして花見客を喜ばせそうだ。大き目のサクランボの生る桜はすでに花も終了してあとは実が大きくなるのを待つばかり。去年は桜の木の毛虫はまったく発生しなかったが、今年はどうなのだろう。毎年のことなので、いないとこれも寂しい。キャンプ場の上の方には前日からのキャンプ客。昼近くなって花見の人が2組ほどやって来た。上の池のヤマツツジももうすぐ満開。のどかな4月の朝だ。
Sample.mp3 3分54秒、4.46MB 上の池の道で。ヤマツツジの周りを飛び回っているのはツリアブの一種のようだ。小型マイク"Kalivan"とPCM-M10で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
当地のイノシシはあいかわらす増え続けているようだ。柵で囲い込んだ農地が少しづつ増加している。イノシシの対策というと、人間の居住区の囲い込みと狩猟が主・・・なのだが、昔から提案されているがまだ一度も実行されたことのない方法が一つある。捕食獣による対策、ありていに言うとオオカミの導入である。あまり強力で人間をむやみに食い散らかすものは物騒だから、そこそこ小型で大人しい品種にする。山に近い農地はどんどん放棄されているのが現状だからあまり心配はいらない。ときどき子供なんかが食われたりするがそれもまあ仕方がない。物事はすべてメリットとデメリットがあるもの、メリットがデメリットを十分に上回れば特に問題にはならない。でも早々に食われるのは、・・・たぶんオイラだな。やっぱりやめとこう。
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