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 日常のありふれた音の記録です
2018年1月,3月
2018年3月31日 また前回と同じ場所、そして同じセッティング。マイクなんてどこへでも好きなところへ置けばいいようなものだが、道の真ん中に置くわけにはいかないし、他にもいろいろ制約があって意外と場所は限られてしまう。というわけで適当にセッティングしていつも通りお散歩。コースは前回と同じ。行き止まりだと思っていた道は草が刈られていて、上ってみるといつもの見知った道に出た。そのまま記憶にあるようなないような道を30分ほど進むと見知った住宅地、アレ?。こうして網の目のような道は少しづつ記憶の中でつながっていく。
Sample.mp3 3分20秒、3.82MB 前回と同じ場所、同じような天気。なのだが日によってずいぶん様子が違うようだ。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2018年3月25日 相変わらず前回と同じ場所、同じセッティング。録音はマイクにお任せにして、こちらは気楽に辺りを散歩。とはいっても少し下ればたちまちふもとに出てそこは住宅地。等高線的に平行移動すれば周りは畑で、すぐに勝手知ったるどこかの集落にたどり着く。ちょいと散歩するには広いようで狭い場所なのである。仕方がないので今日は上方へ移動。こちらは山の中の道で人家もなし。のんびり歩いて春の気分を満喫。でも以前来た時には道は草ぼうぼうで実質行き止まり、仕方なく引き返した記憶があるので適当なところで引き返す。帰ってみると辺りは航空機と車の音ばかり。天気はいいが意外と音のない日だ。
Sample.mp3 3分41秒、4.22MB 3時間近く録音していて一番印象的だったのが、何処からともなく登場して何処へともなく退場した、ちょっと厚かまし気なヘリコプターの音。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2018年3月18日 1月も中旬に入って所用に追われているうちにパソコンが故障。ある日とつぜん画面が真っ暗。オイラ好みの「時間がない」と「モッタイナイ」を理由に修理もままならず、ホームページの更新もすっかり滞ってしまった。ふと気が付けば辺りはすっかり春、もうすぐ3月も下旬である。脳天気なお天道様ばかりでなく人間の方もすっかり春気分。久しぶりに夜明け前から出かける。いつもの塩田跡に面した山の貯水池の下にマイクをセットしてあとは気楽にお散歩。まだ歩いたことのない、どこか別の集落へでも通じていそうな舗装された道。ゆったりした下り坂を下り少し急な坂道を上っていくと4軒の空き家があり、その上には廃畑と廃屋となった牛舎があってそこで行き止まり。ナンダ。マイクをセットした場所はまだこの季節は日当たりも悪く、むしろ騒音の多い人家と道路の近くの方が賑やかのようだ。またあちこち歩き回って探してみよう。
Sample.mp3 3分0秒、3.43MB この辺りでは騒音の少ない場所の一つなのだが、すべて良しとはなかなかいかない。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
壊れたパソコンはけっきょく修理は諦め、新たに格安パソコンを購入。修理代はお安くはない。でも後になって分かったのだがこの壊れたパソコン、単にディスプレイの配線が断線しただけのようだ。これなら自分で修理可能・・・?。オイラにはまたまた余計な仕事と悩みが増えてしまった。ケチケチ人間ならではの愚かでケチくさい悩みである。問題は分解方法と代替部品なのだが・・・。いつかそのうち時間ができたら試みてみよう。もっとも外部ディスプレーを繋げはそのまま使えるのだけど。

2018年1月7日 1週間前に目にした三つ爪の足跡。なんだか気になるので録音ついでに出かける。風もなく天気も上々。海岸に着いてみると潮が引いて砂浜が10mくらい現れている、あれ?。前回は引き潮だと思っていたんだけど・・・違ったのかな。足跡の方はというと、残念ながら見当たらず。あったのはタヌキらしい四つ爪の足跡だけ。たぶん子供のイノシシの足跡が左右で重なったものと思うが確認不能とする。仕方がないのでマイクをセットして砂浜をあちこち散歩。今日はやけに海上からの騒音が多く、はるか沖から姿の見えない海鳥の声が聞こえてくる。砂浜が広くなって普段は行き来できない西隣と東隣の砂浜とつながっているので暇つぶしにはちょうどいい。そろそろ引き上げようと波打ち際にセットしたマイクのところに戻ってきたころには、三脚の脚が波をかぶり海藻が巻き付いていた。
Sample.mp3 4分48秒、5.50MB マイクは波打ち際から3mほどの砂浜の上。今日は海上からの騒音が非常に多い日だ。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
ふと目につき魔がさしてうかうかと購入。12年前の製品、超格安中古品である。いまさらどうするのだという感じだが、以前6年ほど使っていたことがあってつい手を出してしまった。バックアップバッテリー(スーパーキャパシター?)が寿命になっている他は特に大きな問題はなし。ただこの機種はなにか構造上の問題があるらしく、同じ白飛び縞々の故障を2回経験している。せいぜい3年の寿命と覚悟はしているが、気になるので少し調べてみた。結果はレンズユニットの絞りに行くフレキシブル基盤の破断が原因ということらしい。これって・・・・・、自前で修理可能?。さらに調べてみると実際に修理している方もいらっしゃる。ただし難易度は半端ではないらしい。ボクとしては大変困ったことになってしまった。生まれついての大ざっぱ人間。大ナタを振るって破壊行為に勤しむのは大好きだが、細かいことは大の苦手。そのまま致命的な拷問である。実は前に壊れたまま修理不能で冷凍保存になっている同型機がもう一台ある。ケチケチ人間はケチと拷問の恐ろしい板挟み状態になってしまったのである。でもこれが壊れたらダメモトでやってみるしかないか。

2018年1月6日 日の出前にのらのらと出かけ、キャンプ場から細い山道を山頂近くまで上がってマイクをセット。そのまま反対側へ山裾まで林道沿いに朝の散歩に出かける。散歩のお年寄りが二人、顔見知りらしく挨拶をしているのに出会う。のどかな休日。でも次第に風が強くなってきて録音にはあまりいい状態ではない。何だか期待薄だ。下までたどり着くとまた引き返して山頂のお寺をひと巡り。一年前の夏は草ぼうぼうだったキャンプ場の前の集落に降りるもう一つの細い山道は草が刈られているようだ。今度下から上ってみよう。マイクをセットした場所まで戻ってみると、やはり風の音と航空機の騒音ばかり。明日もこんな天気なのかな。
Sample.mp3 3分10秒、3.63MB ほぼ2時間、聞こえるのは風と航空機の音ばかり。イヤな朝だ。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2018年1月3日 いい天気だと早朝から出かけるとすぐに風が強くなり始める。吹き付ける北風に追われてたどり着いたのは、緩やかな峠の道を越えた海岸の、後ろを防波堤に遮られた幅5m長さは60mほどの小さな砂浜。波打ち際にマイクを置いて録音してみるが、ただただ波と風の音、それに時おり沖を通る船のエンジンの音ばかり。15分足らずで切り上げてそのまま山裾沿いに一回りしてみるが、こんな風の日は音もない。
Sample.mp3 3分15秒、3.72MB 冬の海岸というとまずはこんなもの。波の音と風の音と遠くを行く船のエンジンの音だけ。小型マイク"Slivikin"とPCM-M10で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
早朝の砂浜にはなにやら怪しい足跡がいくつも残っていて波打ち際まで続いている。左の画像はたぶんイノシシの足跡。ずっと小さ目のものも付いているので親子連れなのかも知れない。得体の知れないのは右の3本爪の足跡。決して小さいものではなく、幅6〜7cmほど。犬だったらかなりの大型犬になる。調べてみたが正体不明、なんの足跡なのか分らない。今は干潮時でそろそろ潮が満ち始める時刻である。深夜は満潮になって海面下になるのでおそらく夜明け前に付けられたのだろう。でももっと怪しいのは砂の上にうっすらと残った、自分のものではない靴の足跡。だれが何の用で訪れるのか、不可解な朝だ。

2018年1月2日 年末は何かと用件が込み入って年を越しそこない、元旦は午後遅くになってフラフラと出かけてみたが、すでに風が強くなっていてただあちこち走り回っただけ。とはいえやはり元旦は静かでいい。航空機の音も今日は異様に少ないような気もする。2日は早朝から近所にお出かけ。マイクをセットして気になったのが、西の山の上辺りから聞こえてくる何やらざわついた騒音。何の音なのか原因に思い当たらない。天気は申し分ないが音的には単調な冬の朝だ。そのうち風が出てきてやっと気がついたのだが、原因不明の騒音は山頂近くの木々が風で鳴る音だった。やがて谷の中にも吹き寄せてきて本日は終了。明日もまた出かけてみよう。
Sample.mp3 2分59秒、3.43MB 良く晴れた冬の、しかも退屈な、いつもの音である。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
スピーカーの方式というと密閉型とかバスレフとかいろいろあって、バックロードホーンなんかは複雑巨大化してボクみたいな自作の万年初心者には制作も並大抵ではないが、それでも力ずくで何とかならないことはない。でも以前から考えていてなかなか自作できそうもない方式が一つある。共鳴箱方式のスピーカー。エンクロージャー内部の3つの対抗面間の共鳴で低音の増強を行なおうというもの。一面にどデカい穴を一つ開け、内部で出来上がった音を放出するとともに最低域をバスレフで補強する。構造としては至って簡単なのだが問題はその大きさである。とりあえず100Hzあたりの共鳴というと1.7m、50Hzで3.4mの間隔が最低限必要。とてもじゃないが六畳間なんかには入らない。専用のホールが必要。方舟でも厳しいだろう。むしろ三畳、四畳半といった密室性の高い小部屋の方が部屋そのものをエンクロージャーに利用できるので実現の見込みがある。もちろんLR一体型でリスニングポイントはスピーカーの内部。天井にドラム缶のようなバカでかいダクトを付けてバスレフとする。リスニングポイントが制限されるのが唯一難点だが、スピーカーボックスが別途不要というメリットはある。どなたか実験してみませんか。オイラはイヤだけど。
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