2016年5月5日 前々日はキャンプ場。まん中の調理場の建物の角の調理用の炉のコンクリートブロックに巣食っていたシジュウカラはすでに1羽は巣立っているらしく、近くの木に3羽の姿が見えるが、残りはまだ巣の中。翌日には例年どおりキャンプ客が大挙してやってきた。でもここ数年、このキャンプ場も活気がない。たんに鳥の声だけではなくあらゆるものがなんとなく素っ気ない。とくにキャンプ場の上の上の池はほとんど音がなくなってしまった。増えたのは航空機と人間くらい。今日は西の谷に行ってみたが、こちらも同じようなもの。セミの声もまばらだ。 |
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Sample.mp3 |
2分58秒、3.40MB 谷の平らな部分も終わり、少し先で二つの谷川が合流している。ここからは傾斜のある山道になる。なぜか音が左右に泣き別れになってしまった。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and
use a headphone) |
3年前に流行っていたコッチヘコイ・ウグイスは今年は激減、少数がコッチコイ・ウグイスとなって鳴き残っている。ホイヨ・ウグイス、ホイショ・ウグイス、ホイチョ・ウグイスはあいかわらず健在。でも他にこれといった流行がない。アケテミヨ・ウグイスというのはいるがあまり流行らないようだ。毎年ウグイスの鳴き方が変わっていくのは聞いていて結構おもしろい。でも山ひとつ越せばまた別の異様な鳴き声の世界になる。規格品のウグイスなんていったいどこにいるの、の話。 |