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 日常のありふれた音の記録です
2015年12月
2015年12月28日 まもなく本年も終盤。この期に及んでようやく平年並みの寒さになってきた。といってもちっともうれしいわけじゃないが、これはこれでしかたがない。所用の合間を見て出かけたものの、うっすらと霜の降りた天気にさえない曇り空。風もそこそこにある。こんな日は何時ものごとく退屈な音風景。11時前に引き上げる。
Sample1.mp3 2分27秒、2.80MB どういうわけかマイクを置いた辺りが真空地帯になっている。怪しさをプンプンと振りまく人間とヘッド、警戒されているのかも。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
Sample2.mp3 4分01秒、4.60MB 夜に声が聞こえてきてから慌てて飛び出した。毎年のことだが、それじゃ間に合わない。道なし、橋なし、田圃と川を隔ての録音になってしまった。。夜半には霜が降りそうな冷たい空気と風だ。小型マイク"Slivikin"とPCM-M10で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
ストック状態のFE203En−S、従来のSよりもむしろSSに近いユニットではないかという気もする。FE103En−Sを搭載したD−101Sでは100Hz以下が見事なダラ下がりになっている。同じEn−Sシリーズ、もしかして20cmも同じような傾向なのでは。とすると最低限D−58クラスの大きさは必要かも。一応バックロードホーンの予定なのだが、いろいろ調べてみるとU字型共鳴管でもそれほど変わらない大きさで何とかなりそう。というよりそれ以上大きくしてもあまり意味はなさそうだ。なんだかいよいよ楽しく悩ましい。

2015年12月19日 12月も半ばになってどうやら冬らしい天気になってとた。わが家の極悪猫は夜を徹してネズミ狩り。寒がりの性悪猫は日がなコタツの中。いつもの年のいつものパターンだが、さすがに深夜は寒いのか、すでに腹の中に納まっているはずのネズミの匂いをプンプンさせながら、度々帰って来て暖を取る。これはこれでまた心配も絶えない。久しぶりにキャンプ場へ出かけたものの、早朝の車の騒音に加えて今日は異様なほど航空機の音が大きくてしかも数が多い。次から次へと隙間なく押しかけてくる感じだ。こんな日は何だかなあ。
Sample.mp3 3分11秒、3.65MB 今日はやたらに飛行機の多い日だ。本当に言葉通りにほとんど間断なくマイクに入ってくる。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
20cmフルレンジユニットのエンクロージャー、一応バックロードホーンを予定している。それでも50kg近くになるので上下2分割。デッドスペースをゼロにし、補強で強度をかせいで板厚は最小限。重量の不足は如何ともしがたいが、そこは鉛でも漬物石でもコンクリートの塊りでも、あとで乗っけたり放り込んだり詰め込んだりすれば何とかなる。・・・はずなのだが、致命的失敗が明らかになるのはすっかり出来上がってしまった時。心してマジメに考えないといけないのである。

2015年12月15日 少し時間が空いたのでいつもの場所へ出かける。道を下った谷川の中にマイクを置いて、あとはのんびりとお散歩。すでに12月も半ばで、紅葉も黄葉もすっかりなくなっているが、山の上には残り柿、というより全く手の付けられていない鈴生りの柿の木が3本。曇り空を背景に物憂げに立っている。干し柿にすればうんざりするほど食べれそう、と思うのは干し柿なんか面倒だから作らない怠け者のオイラだけ。そのまま干し柿になればいいのだが、そりゃあ無理ってもんだ。今年も鳥のエサだな。
Sample.mp3 2分16秒、2.61MB 数日前の雨で水量は増えているが、このあたりはいたって静か。もっと上の方で録音すればいいのだが、それじゃ散歩できない。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
機種名 FE203En-S FE206En FE208ES-R FE206ES-R FE206E
インピーダンス
最低共振周波数 43Hz 45Hz 38Hz 42Hz 40Hz
再生周波数帯域 fo〜20KHz fo〜20KHz fo〜23KHz fo〜20KHz fo〜20KHz
出力音圧レベル 99dB/w(m) 96dB/w(m) 99dB/w(m) 98dB/w(m) 96dB/w(m)
入力(Mus) 100W 90W 100W 100W 90W
mo 12g 12.2g 12g 12.3g 15.3g
Qo 0.14 0.19 0.16 0.19 0.2
実効振動半径 8.1cm 8.1cm 7.95cm 8.1cm 8.1cm
マグネットサイズ 180mmφ 145mmφ アルニコ 180mmφ 145mmφ
マグネット重量 1836g 1067g 3100g 1821g 1067g
総重量 5.54kg 3.2kg 6.3kg 6.4Kg 3.35Kg
バッフル開口寸法 185mmφ 185mmφ 185mmφ 185mmφ 185mmφ

機種名 FE208EΣ FE208ES 6N-FE208SS 6N-FE208S FE208Σ
インピーダンス
最低共振周波数 42Hz 40Hz 45Hz 45Hz 45Hz
再生周波数帯域 fo〜14KHz fo〜13KHz fo〜20KHz fo〜20KHz fo〜20KHz
出力音圧レベル 97dB/w(1m) 99dB/w(m) 99dB/w(m) 98dB/w(m) 96.5dB/w(m)
入力(Mus) 120W 100W 100W 80W 100W
mo 13.3g 15g 12g 12g 12g
Qo 0.18 0.1 0.15 0.18 0.26
実効振動半径 8.0cm 8.1cm 8.1cm 8.1cm 8.1cm
マグネットサイズ 156mmφ 180mmφ 180mmφ 180mmφ 120mmφ
マグネット重量 1408.7g 3640g 3642g 1821g 1700g
総重量 4.8Kg 10.5Kg 7.35kg 5.45kg 3.85kg
バッフル開口寸法 185mmφ 185mmφ 185mm 185mm 185mmφ
ストック中のFE203En−S。いま一つこのユニットの性格がよく分からない。そこで現行、および過去のユニットのスペックを一覧にしてみた。限定品のFE208SS、FE208ESには及ばないが、かなり強力なユニットであるのは確か。Qoの低さを考えると、あまり甘く見ない方が良さそうだ。ただ気になるのは、30°の周波数特性で3kHz〜7kHzが落ち込んでいること。FE208Σの周波数特性とよく似ているのである。コンデンサーだけでトゥイーターと繋ぐのは、この辺りのレベルが低くなるので難しそう。なんだか心配だ。

2015年12月4日 11月は雑事に追われているうちに月末の雨に降り篭められほとんど出ずじまい。12月になっても悪天候にやられてまだ出かける機会がない。中途半端に余った時間はまとまった事には手が付かない。そんな事をしているうちにFE108−Solの頒布開始。さてどうするか。なんだかとても悩ましい。こういう時はひたすら心を空しくして、今年の冬の課題のスピーカーの設計でも考えるのである。
軽量振動系と強力な磁気回路の高能率ユニット。十分な低音の伸びと音圧を稼ぎ出すエンクロージャー形式というとバックロードホーンということになるのだが、ダブルバスレフではどうなのか。どちらかというと中・低能率のあまり強力でないユニット向きなのだが、わずかな作例はある。バックロード・バスレフ形式もバスレフで音圧を稼いでいるのだが、これも良い結果がでている。まんざら不可能でもなさそう。問題は低音の中だるみ。第1ダクトの共鳴がうまく取り出せないのである。エンクロージャーの中の3つの共鳴系のインピーダンスマッチングを取ればいいのだが、これでうまくいくのかどうか。やってみないと分らない。
好結果の出ているバックロード・バスレフ形式だが、ホーンの末端をとつぜん塞いでダクトを付けるというのはいかにも唐突で、ホーンとしての効率が悪そう。ダクトを逆ホーン+ホーンに変えればいいかも。でもホーンの癖も盛大に出てきそうだ。これもやってみなければ分からない。そういえばこれって何だかダブルバスレフに見えなくもないな。
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