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 日常のありふれた音の記録です
2015年10月
2015年10月31日 ここ数日夜間の寒さが日増しに厳しくなり、わが家の極悪猫は迫りくる冷気に致命的にノーミソをやられ暴走状態。夜討ち朝駆けといった感じで夜のネズミ狩りに奔走している。夜散歩に出るとそのまま行方不明、朝までお帰りがない。まもなく稲刈りが終われば見通しが良くなってご近所の宿敵猫と鉢合わせ。ご主人様としては心配が絶えない季節になってきた。本日も相変わらずキャンプ場。今日はなんも音のない日だなと思っていたら意外とそうでもない。少し離れていると録音している場所でなにが起こっているかはほとんど分らない。ワイヤレスでモニターできれば面白そう、というので乾電池式のFMトランスミッターを探してみたが、なかなか適当なものが見当たらない。最低でも数十メートルの到達距離を考えるとけっこう難しそう。
Sample.mp3 3分04秒、3.52MB マイクから数十mの距離にいたのだが、録音した場所で何が起こっているかはほとんど分らない。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
20cmフルレンジユニットの共鳴管、どの程度の大きさになるのか。音道の平均断面積をユニットの実効振動板面積の10倍としてざっと概算すると、1100mmH×600mmW×900mmD。予想重量約100kg。このままではとても制作も移動も無理。うっかりすると組み立て中に落ち込んでそのまま棺桶になりそう。そこで三分割とすると一個当たり35kg、これなら何とかなるかも。ただ21mm厚の2枚重ねでは強度不足なので3枚重ねとすると150kg。やっぱり正気の沙汰ではない。やめとこう。

2015年10月27日 8月に制作したスピーカーの周波数特性とインピーダンス特性を測定。使用ユニットはFE126Eで、外寸900mmH×300mmW×630mmDのU字型共鳴管。音道断面積は入り口側540cm2。出口側958.5cm2で、ユニットの実効振動板面積のそれぞれ8.1倍と14.4倍になる。測定はユニットの軸上1mで、FFT長32768、FFT300回分の平均である。今回の測定は部屋が変わって6畳洋間。反射面が多く低域がいくぶん上昇しているはずだし、40Hz以下には測定用マイクのノイズや環境ノイズの影響も出ている。今回はユニットと開口部もかなり離れているので、1mでの測定はどの程度意味があるのかよく分からない。55Hzあたりに大きなピークがあり、予想通り80Hz〜300Hzの広い範囲でレベルが低下。6kHz以上はレベルが大きく上昇していてピークとディップも大きく、なかなかのじゃじゃ馬という感じである。600Hz前後のディップと6.2kHzのピークはユニットの癖だろう。聴感上は100Hz〜200Hzの間にピークがあってボーボーいうのだが、グラフからはよく分からない。異常きわまるU字型共鳴管の周波数特性としてはむしろマトモといってもいいくらいだか、音の異様さは群を抜いていて、もはや言葉では説明のしようがない。ここまでくると何だか事のついでにもう二回りくらい大型のものを試してみたい気分になってきた。(2016年2月25日、周波数特性とインピーダンス特性のグラフをFFT長16384からFFT長32768に変更して修正)。

2015年10月25日 しばらく続いていた暖かい天気も昨日まで。今日は唐突な地盤沈下という感じて気温が下がる。よく晴れてはいるが冬の前触れといった空気感だ。久しぶりにキャンプ場に出かけたものの賑やかなのは朝のうちだけ。8時を過ぎると次第に強くなってきた風と一緒にみんなどこかへ行ってしまった。日曜日だというのに今日は訪れる人も少なく、山歩きの人が二人だけ。10時前になるとほとんど音のない世界になってしまったので早々に引き上げる。なんだかなあ。
Sample.mp3 2分50秒、3.25MB 結構にぎやかに聞こえるが、でも短い早朝の時間のほんの一瞬だけ。あっというまに何もなくなった。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
いまだストック状態の20cmフルレンジ・スピーカーユニット。すでに4年を経過している。早く何とかしないとクサっちまうのである。来年は是非ともと考えているが、いったいどうするか。せっかくだから40Hz以下までフラットに延ばしたい。問題は途方もない重量と大きさである。バックロードホーンだと比較的小型のD−55クラスでも60kg近く、図体もバカでかいので一人では移動はまず不可能。さらに巨大な共鳴管だと100kgを越すのではないか。移動も素手ではとても無理。台座を付けてリフトで持上げないと動かせそうもない。階下から二階へなんてことになると想像を絶する難行苦行。たぶん数か所からチェーンブロックで吊って持上げないと無理かも。なんだか作業中にヒトジニが出そうで心配だ。分割して組み立て式という手もある。共鳴管だと3分割して1個当たり33kg。これなら何とかなりそう。でもバックロードホーンの組み立て式は意外と難しい。上下2段重ね・・・なんては上部が転げ落ちて来そうでイヤである。今年は悩ましい冬になりそうだ。

2015年10月13日 10月に入って好天が続いている。朝は冷え込むようになったので、わが家の猫どももコタツを所望。取りあえず猫小屋をしつらえて猫用行火を入れる。毎年の事だが猫は好みがやかましい。暑すぎず寒すぎずと温度管理はなかなか面倒。人間もしばしばコタツ代わりに使われる。今年もまた悩みそうだ。せっかくのいい季節なのでせいぜい出かけたいところだが、なかなか時間が取れない。本日は相変わらずのキャンプ場。でもすぐに風が強くなって音もどこかへ飛んで行ってしまい、早めに引き上げてしまった。
Sample.mp3 2分01秒、2.31MB 10月になってウグイスが鳴き始めた。これから12月の半ばくらいまではにぎやかになりそう。でも春に比べれば数はずっと少ないし、声もなんか変・・・?。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
8月に作成したスピーカー、ビリツキ音はいちおう解決。言うまでもなく暴力的な方法である。ユニットのフレームのビリ付いている部分に当て木をして金づちでドカンと一発。バッフルはわずかに凹んで隙間が空きビリツキはなくなった。大ナタを振るうのは大好きだが、なにしろ破壊と紙一重。そんないい加減な方法で大丈夫なのか。結果は幸いにも良。本当は薄目のガスケットを入れてユニット全体を持上げればいいのだが、そんな面倒なことやってられない。吸音材は座布団のポリエステルウールに再挑戦。これはうまくいったが量が多すぎた。減らすのは意外と難しいので、再びウレタンのスポンジに戻して位置と量を調整。最終的に27cm×24cmの最小限のものを中仕切りの背面に入れることで落ち着いた。これで音道の対向面の共鳴は止まったが、ユニットの背面の音はいよいよ野放しの筒抜け状態。あいかわらず特定の帯域でボーボーいう。でもそんなことを気にしていたら共鳴管の音なんて聞いていられない。ユニットの能率は公称93dBだが中高域では96〜97dBくらい、部分的には100dBに達している。音もその通りで、なかなかのじゃじゃ馬という感じ。飼い慣らすのは容易ではなさそうだ。そのうち時間が取れたら周波数特性とインピーダンスを測定してみよう。
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