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 日常のありふれた音の記録です
2014年10月
2014年10月28日 霜が降りてもおかしくないような冷え込んだ朝。またキャンプ場の西の谷へ出かけてみる。さすがにこの時期になると、早朝は平野から騒音が遠慮なく入り込んでくる。谷の道はほぼ直線だが緩やかなカーブがあって、場所によってずいぶん違いがある。ずっと谷の奥へ入っていけば騒音は少なくなるのかというとそうでもなく、勾配が大きくなる分見通しが良くなって、かえって増えてくる。住宅地などでは建物に遮られると騒音はほとんど聞こえなくなるが、樹木はあまり効果はないようだ。冬季は地面が温まらないので、昼近くなってもそんなに少なくはならない。昼前まで谷のあちこちを移動しながら、騒音の少ない場所を探して録音。谷川の音でマスキングするというのも周波数帯域やパターンが異なるのなかなかでうまくはいかない。
Sample.mp3 1分57秒、2.24MB 前回と同じキャンプ場の西の谷の少し上流で。道の下を谷川の水が通り抜けている。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
昨年はさっぱりだったわが家の柿は今年はわりと豊作。粒は小さいが数は多い。とても食べきれたものじゃないので、末は鳥のエサになるか、地に落ちて自らの肥やしになる。モッタイナイという気もするが、日持ちがしないのでどうしようもない。数日ですっかり柔らかくなってしまう。最近は近所のクソガキども・・・もとえ、お子様方も柿なんてものは盗りに来ない。柿というと平たいのが甘柿、長いのが渋柿という印象があるが、そうでもない。長い甘柿も平たい渋柿もある。干し柿にも長いのもあれば平たいのもある。昔、おいしそうな柿をむしり取ってガブリとかぶりつき、顔をしかめて吐き出した経験が何度もある。秋の柿、甘いか渋いか、食べてみなくちゃ分らない。

2014年10月25日 秋の季節の変化は目まぐるしい。しばらく所用で出かけられないでいるうちにすっかり晩秋の様相に変わってしまった。当地ではいま稲刈りの真っ最中。大昔と違ってコンバインであっという間に刈り取ってしまう。籾摺りも倉庫の中での無人の作業。音的にも単調な騒音といった感じで、あまり面白味はなくなってしまった。昔の方がずっと変化に富んでいたような気がするが、でもその分手間がかかって大変だ。
秋に入ったころから夜間近所に3匹の子ダヌキが出現。大きさは少し大き目の猫くらい。はじめは2組の目の光でわが家の2匹の猫と間違えたが、何だか様子がおかしい。暗い体色なので懐中電灯の明かりでは何なのか判然としないが、近づくと逃げ出したのでやっとタヌキと気が付いた。さらに近くにもう一匹。わが家の極悪猫の方はタヌキがいなくなるとどこからともなく現れた。その後も何度も目にしているが、タヌキというとすぐ思いつくのが交通事故。山暮らしのタヌキは交通事情に疎い。道路の真ん中でペシャンコになっているのはときどき見かける。この野良暮らしのタヌキ、大丈夫なのかな。
Sample.mp3 1分59秒、2.28MB キャンプ場の西の谷で録音。しばらく雨は降っていないが谷川の水量は減っていない。やって来てしばらくすると何の音もなくなってしまった。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
昔のオーディオアンプで悩まされたのが切り替えスイッチやSP出力の保護リレーの接触不良。環境が悪いと早々に悪化して最悪の場合は使用不能になる。キッチンの上階なんてのも食い物の瘴気がジワジワと立ち昇ってくるので危険だ。一度酸化被膜ができてしまった接点は容易なことでは回復しない。そのせいか最近では信号回路の接点はリレーか電子式に変わってしまった。SP出力の保護リレーも不活性ガスを封入した密閉型なのだろう。以前SP出力の保護リレーを交換してもらったとき、リレーをシリコン樹脂で密閉してしまったら、その後トラブルは起きなくなった。まだ残っているのは電源のスイッチくらい。電圧が高いから無理やり導通してしまう。でも困ることが一つある。一拍遅れた反応の遅さ、なんだかとてものろくさい。
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