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 日常のありふれた音の記録です
2014年9月
2014年9月30日 9月に入ってからまずまずの好天が続いている。まずまずなんて贅沢なことを言っているが、雨だらけの8月と比べれば雲泥の差である。そういえば今年は夕立に一度も遇っていない。入道雲さえほとんど見なかった。もちろん落雷もなく、遠くでゴロゴロいうだけのへろへろ雷ばかり。もっともこれはこの辺りだけの事なのかもしれない。もともと落雷の少ない土地で、とくに最近は直撃型の雷はほとんど皆無。これまでに経験したいちばん近い落雷は家の裏手で20m程の距離だった。田んぼの中に稲妻の先端が届いたのが確認できた。でも落雷なんてないに越したことはない。今年はいろいろ予想外の突発的な災害が発生している。めったに起きないことは明日起きる、という格言があるが、普段から災害の少ない土地柄だけに、ただでさえ諸事準備万端・・・ではない。いったんそんなものが発生したら大変なことになる。せいぜい自衛を図るしかないかも。地球規模、宇宙規模の大災害となるとこれはもうお手上げ。明日の心配は明日自身に任せておこう?。
Sample.mp3 2分2秒、2.34MB 上の画像のセッティングで録音。ほとんど目立った音のない、有象無象の静かなざわめきだけの世界である。谷川の流れもか細く、かすかな音を立てている。レベルオーバーにはなりそうもないので、いつもより録音のレベルを上げた。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
またまたまたの台風のおかげで朝から曇り空。久しぶりにキャンプ場へ出かけてみると、キャンプ客が一組訪れていて、まだ全員テントの中で惰眠をむさぼっている。それにしても平日にキャンプというのは一体なんなのか。辺りの様子からするとずいぶん礼儀正しいキャンプ客という感じ。一般のキャンプ客ではなさそうだ。眠りを覚まさないように可及的静かに通り過ぎる。ここもすっかり初秋の様相で、すでに桜の葉は散りかけている。ただ辺りはほとんど音のない状態だ。時々遠くから再び鳴き始めた中途半端なウグイスの声が聞こえてくる。しばらく上の池の畔で録っていたが、後半はキャンプ場のすぐ上の小さな谷川に引っ越して録音。昼近くなるとあたりがだんだんにぎやかになってきた。

2014年9月22日 この時期になると聞こえてくるのが雀脅しの音。可燃性のガスを爆発させて大きな音を出すもの。むかしは田んぼのあちこちに置いてあって結構にぎやかだったが、最近はほとんど見かけない。ここの雀脅しも田んぼではなく、1.1km×900mほどの平野の北側にある山の斜面の果樹園のもの。録音場所の後ろの小さな山を越え、南側の山に反射してエコーが走る。今年も録音してみようとやって来て驚いた。去年録音していた用水路に架かる水門の後ろの山は斜面が切り開かれ、太陽光の発電設備が出来ている。以前の鬱蒼とした雰囲気とは大違い。日当たりよく風通しもよく、ついでに見晴らしも良くなって、なんだか裸にされたような気分。用水路も水量が多く、水の音が少々やかましい。もう少し西でも録ってみたが、肝心の雀脅しの音は申し訳程度。あとは雀の声と車の走行音ばかりである。なんだかなあ。
Sample.mp3 3分14秒、3.71MB 後半は上側の画像の左端の位置で、前半はもう少し東の用水路に架かる水門の橋の上で録音。すぐ前は道路、マイクは南向きにセットしている。下側の画像の奥に見えるのは雀脅しのある山。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
★ホームページ移転のご挨拶★
2014年9月18日よりホームページをこちら(http://isospace.sakura.ne.jp)に移転いたしました。長年怠慢とURLを変えたくないということからそのままになっていましたが、プロバイダーのサービスの終了を期に引っ越しとなりました。従来のホームページにつきましては案内べージとして2015年2月28日まで残置いたします。
容量的にはいままでよりも余裕ができましたので、音源を中心に充実を図っていきたいと思っています。これまでは一定期間しか掲載できなかった記事についても、そのまま残していくことができるようになりました。また過去の記事についても、順次できる限り復活していく予定です。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

2014年9月17日 しばらく好天が続いた天気も、本日は曇りがち。キャンプ場へ行ってみたが閑散とした状態だ。少し西にある谷へ上ってみる。こちらは谷川の流れも残っていてまあまあの状態。ただ秋に入ると陽射しも弱まり、早朝や曇り日は騒音も増えてきて録音には厳しくなる。冬場になれば到底無理だが、ここしばらくは楽しめそう。いつもの位置にセットしてしばらく録っていたが、少し上流に水路の水たまりに山の水が流れ込んでいるところを見つけて、そちらに移動。セミはまだ数匹鳴き残っているが、でもこの季節、音は単調だ。
Sample.mp3 1分44秒、2.09MB 録音場所は画像の位置ではなく、もう少し奥の水路の傍。山からの水が水路にの水たまりに滴り落ちている。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
4月に更新したCDプレーヤーとアンプ。最初の第一声は唖然とするほどひどいものだった。すぐにでも売り飛ばそうかと本気で考えたくらいだ。もともと音調は必ずしも好みではないが、そんな小賢しい好みなど木端微塵に吹き飛んでしまうような音だった。それでも数時間、一日、一週間とエージングに連れて変化。徐々に耐えやすくなった。しかし半月を過ぎたころから変化も停滞。もうあまり変わらないのではと思っていたが、導入後約半年、やはりエージングは少しづつではあるが続いているようだ。この先どうなるのかはまったく分らない。でもまんざら悪い方向ではなさそう。本物の劣化が始まるその日まで、いましばらくは希望を捨てないでおこう。

2014年9月15日 秋というと夜はにぎやかだが、昼間はあまり音には恵まれない。まあ録音はどうでもいいやと、散歩がてら目的地を定めず南へ出かけ.る。とはいってもどんどん進んでいけば行きつく先は海。さらに進めば堤防の端から海の中へドボンと落ちて即製土左衛門の出来上がり。にはなりたくないので、90度方向転換。海岸沿いの道をのろくさと進み、行き着いた先は宝伝の海水浴場。海水浴のシーズンはとっくに終わっているが、釣り客や浜辺でバーベキューを楽しむ人が三々五々。波の音だけ録ってもつまらないので、さらに西に進み堤防に囲まれた船着場に行くと、浮桟橋にかかった赤い橋がゆったりとした水面の上下にともなってきしみ音をあげている。ほかに音もないので、すぐ傍にマイクを置いて録音。でも結局なんだかよく分からない音になった。
Sample.mp3 1分20秒、1.54MB 録音位置は上の画像のとおり。浮桟橋の赤い橋のすぐそばで録音しているが、ほかに目ぼしい音もないので、結局なにがなんだかわからないうやむやなものになってしまった。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
帰りはいささかうんざりするダラダラ坂を上って山を越し一路北へ。峠の上で見覚えのある名前のガソリンスタンドを見つけて、やっとこの道のことを思い出した。道も広くなり昔とずいぶん様子が変わっているので、こういうものでもなければ場所も定かではなくなった過去のおぼろげな記憶とはなかなか結びつかない。平野に下り、再びひと山越して昼過ぎに帰宅。たまには目的もなくほっつき回るのもいいもんだ。どちらかというと音の少ないこの季節。せいぜいあちこち出かけて楽しんでみよう。
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