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 日常のありふれた音の記録です
2014年2月,3月
2014年3月22日 すでに3月も下旬、相変わらず所用で出かけられないままに1ヶ月が過ぎてしまった。つかのま暖かかった天気も再び元に戻り、山道にはうっすらと霜が降りている。レストランで「春」を注文したら、ひと夏越した冷凍物の霜だらけの春を、解凍もしないでそのままテーブルにドンと放り出された感じだ。店内は陽射しも明るく陽気な曲も流れているが、でも出てきたのは、冷たく、湿っぽく、ほの暗い、マガイ物の春。キャンプ場の谷川もまだまだ冬の色彩。それでもアカガエルのオタマジャクシは1cm程になって浅い水面下に屯している。わが家の梅はまだ満開だが、ここの桜はすでにほころび始めていて、なにがなんだか分からない。
Sample.mp3 1分43秒、1.98MB 天気も上々だが、微風は身に凍みる。一見賑やかに聞こえる音も録音してみると意外と閑散としていた。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
パソコンの浮動小数点数。通常の計算には十分すぎて有り余るほどの桁数。見えないところで黙々と動き回っている分には特に何も不都合は起こらない。でもいったん見えるようにしてしまうと、ときどき困ったことが起こってしまう。1.5を四捨五入して丸めると2.0。2.5を四捨五入して丸めると2.0。四捨五入といってもいろいろあって、これはこれでいいのたが、四捨五入という手前なんだか見場が悪い。できれは一つの規則に統一したいのである。限られた桁数の飛び飛びの数なら話は簡単。でもそうでないと悩ましいことになってしまう。べつにどうでもいいような小さなことなのだけれど、一度見えるようにしてしまうととても気になってくる。

2014年2月23日 2月は所用が重なってほとんど出かけられなかった。久しぶりに来てみると辺りはすっかり春の様相。もっとも春なのは空高く舞い上がった能天気なお日様と鳥たちだけ。地面は霜柱で凍りついてザクザクと音を立てるし、そよ吹く風はまだまだ冷たい。でもそれは毎年のことなのだけれど、違うのは日射量。いつもの年ならキャンプ場の谷川の水はすっかり緑色になっている頃なのだが、まだその気配はない。雨雪曇りの日が思っている以上に多かったのだろう。たしか去年もそうだった。ホンモノの春、早く来ないかな。お日様だけが独り占めして、雲の陰に隠してしまった春ではしかたがない。オラにもちっとはよこしてくんろ。
Sample.mp3 2分00秒、2.29MB 10日ほど出かけられないで入るうちに、ずいぶん春めいてきた。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
今冬は厳冬なのか、というと当地ではそんなこともないようた。毎日のように水道が凍りついた年も少なくなかった。それでも寒くて陰鬱な冬は苦手である。でもそんなことを言っていられない土地だってある。マイナスん十℃に吹き荒れる吹雪。マイナス20℃というのは冷凍庫で2時間ほど体験しただけだか、もうそれで十分という感じだ。非常脱出用のレバーや非常呼び出しのボタンはあるが、レバーはしばしは取れているか壊れているし、ボタンはたいてい凍り付いている。たとえ動作しても気づく人はたぶんだれもいないだろう。一晩泊まれば周りの物品とすっかり同じになってしまう。そう考えるとずいぶん贅沢なのだか、やっぱり冬って苦手だ。

2014年2月12日 雪の日の翌日久しぶりに出かけてみる。降雪は7日につづいて今冬2回目。どちらも大したことはないが、ふだん滅多に降らない土地柄だけに一旦降るとイロイロ都合の悪いことが起こる。電車は徐行運転か運休、融けかけた雪が凍結でもすれば大変だが、そんなこともなく翌日には回復。でもこういう天気の時は録音もままならない。そんなことよりもなによりも気分が滅。冷たい風に追いやられて早々に引き上げる。春ってまだ来ないのかな。
Sample.mp3 1分30秒、1.71MB 聞こえるのは空を行く飛行機の音ばかり。こんな日はなんだか切ない気分だ。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
ネコの冬の暖房。安全なのはエアコンだが昼夜ネコに合わせてフル運転ではたまらない。そこで個別暖房器具の登場となる。お安くいくとなると行火だ。でも人間の行火は安価だがネコのは値高である。それに行火はハードタイプ。ゴロゴロして評判がよろしくない。電気座布団は柔らかくて大きさも手頃だか、心配なのは低温火傷。一般に電気座布団は温度設定が高くてキケンだ。厚くカバーで被っていても長時間の猫寝入りとなると安心はできない。電気カーペットだって同じ。敷き毛布ならいちおう大丈夫そうたが、薄くてふわふわ、しかもヒーターの線がゴロゴロと肌に当たる。カバーを掛けようにも適当なものが見あたらない。その前にネコから苦情が出そうだ。理想的には部屋の中にネコ部屋を作って、超小型エアコンで個別暖房だけど、ソンナ馬鹿なこと・・・、できるものか。
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