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 日常のありふれた音の記録です
2014年1月,2013年12月
2014年1月28日 あいかわらず気になるのでプロセッシングシステムの改善をしている。でも改善をするとバグが出る。そこでまた改善をする。するとまたバグが出る。バグの自己増殖現象である。ついでに今まで気がつかなかったバグも待ってましたとばかりに飛び出してくる。出てくるのを幸い、片っ端からちぎっては投げちぎっては投げ。あとに残るのは虫食い穴だらけの建物である。そんな楽しみにもいつか終わりが来る。でもそう思っているのはたぶん本人だけだろう。楽しみのためにバグはいつでもたっぷり用意されている。そんなわけで1月はほとんど出かけられなかった。久しぶりにやって来たキャンプ場も今日は不作。もうすぐ2月である。
Sample.mp3 1分35秒、1.81MB 遊歩道の山道の端で。ここから先はかなり険しい道になる。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
a(b+c)≠ab+ac?、abc≠cba?、そんなバカな。でも計算機で計算するとしばしばこうなってしまう。100円の電卓でも、何桁あるのか数えてみたくもないパソコンのアクセサリーの電卓でも同じ。末尾の桁の誤差である。そんな小さなこと、どうだっていいじゃないか。それはそうなのだけど、困るのは両辺を比較した時である。そこは融通の利かないドカチ頭のパソコン、たとえ宇宙の塵一つほどの違いでも判定は厳しい。ドンブリ勘定で大目には見てくれないのである。一番安直で確実な解決方法は、両辺の式を同じにしてしまうこと。でもそれを忘れて時々悩んでしまう。もっとも違っていたところでわずかな差、特段なにも実害はないのだけれど。

2014年1月7日 年末になってプロセッシングシステムの改善を始めた。ついでに気になっていたバグの修正も。1週間くらいかかると思っていたら2日で終了。ところが今まで気がつかなかったバグか続出。建物の隅に生えていた小さな雑草。何気なく引き抜いてみたら太い根か縦横無尽に広く深く張り巡らされていて、地面までいっしょに持ち上がり、建物自体が倒壊の危機に・・・という感じである。おかげで今年も年末年始はブチ抜きになってしまった。バグに気がつかないのは幸なるかな。中にはどう考えてもナットクのいかない動作をすることもある。いったいどうなっているんだ!・・・と罵りたくなるが、でもそれは禁句。マジメに代替策でも考える。
Sample.mp3 1分09秒、1.31MB キャンプ場の上の道で。今日はなんだか騒がしい。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
わが家の極悪猫、あいかわらず夜を徹してネズミ狩りに励んでいる。冬の寒さにもかかわらず一向に気力が衰える気配がない。自給自足、なかなか結構なことである。でも心配なこともある。ネコイラズを食ったネズミを平らげたネコが、ネズミの食ったネコイラズの毒に中ってくたばることがあるという。もっぱら田圃の中で子ネズミばかり狩っているので危険は少ないと思うが、皆無ではない。以前、粘着式のネズミ捕りにくっ付いて帰ってきたこともあった。自粛を促して屋内に軟禁、・・・はいまさら無理のようだ。ネコにもキケンなネコイラズ。ネズミイラズの中に大事にしまっておけば、ネコもネズミを大安心である。でもそれじゃなんの役にも立たない。

2013年12月22日 12月に入ってなんだか時間の経過が早くなったような気がする。わが家だけ物理法則が変異をきたして周りの時空とのずれを生じてしまったのか。このところ天候もずっと不順である。単に一部の空間の異常ということではないらしい。わが家の極悪猫も12月に入って異常をきたし熱暴走状態。冷え込む夜半をものともせず趣味のネズミ狩りに、エリアの保守にと一晩中出歩いている。完全に極寒対応状態。省エネモードをはるかに下回るわが家に帰ってくると、暑さのあまりベッドから転げ落ち、隙間風の吹き込む2階へと避難する。大丈夫なのか、オイ。いつものキャンプ場出向いてみたがほとんど音もなし。風もなく晴れた朝、気温もさほど低いわけでもないが、なんだかイヤな日だ。でもお天道様が出ているだけましというもの。あまりぜいたくは言えない。
Sample.mp3 1分24秒、1.60MB ほんとになんも音のない日である。細々とした流れと、時たま遠くから聞こえる鳥の声。風の音すらない。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
レコーダーは軒並みHiRes化、いまどき192kHz/24bitは当たり前。マイクの対応は依然遅れているが、内蔵マイクはそれなりにはレスポンスがある。でも録音の対象となる音源の方はどの程度超高域を含んでいるのか。環境音をいろいろ録音していると、意外と20kHzを超える帯域って少ないのである。というより、あるにはあるのだがマイクのノイズに埋もれて表面に出てこない。ノイズの少ない大口径のマイクなら大丈夫なのかというとそうでもない。超高域の低下の方がマイクのノイズの減少分よりずっと多いある。いかにも超高域を含んでいそうな流れの音や木々のざわめきも、高域はダラ下がりになってノイズの下に隠れてしまう。至近距離で録れば確かにレスポンスがある音源も、ある程度距離をとると思いのほか超高域のレベルが低下する。鳥の声も普通に録っている限り超高域の豊富なものは少ない。それでは超高域をふんだんに含む音源があるのかというと、あるにはある。セミの声、秋の虫の声。左のグラフでは40kHzで虫の声がノイズレベルを20dB上回っている。なかでも意外なのが録音者のたてるノイズ。至近距離なので20kHz以上が勢い良く跳ね上がる。ネックはマイクだが、これは今のところ改善は困難。とすればあとは素材を選ぶか、セッティンクを工夫するしかない。HiRes対応。録音機やマイクの問題だけではなさそうだ。

2013年12月16日 前回の更新から半月。12月もなかばを過ぎて、山はすっかり冬の様相になった。月が替わってから天候はずっと不順。曇りがちな天気に真冬並みの気温、日中は冷たい風が絶えない。こんなときは録音も滞りがち。2箇所ほど回ってみたが静寂そのもの。でもこのところ大きな降雨はないのに谷川の流れが絶えないのは何とも不思議だ。キャンプ場の上の上の池、いつもは騒音が多いのでマイクを置かない場所に、山の中に少し回り込んでセット。わずか10mほどの距離の差だが、山に遮られるのでずいぶん静かになる。左後ろは貯水池、前方と右は山の斜面。それでもときどき救急車のサイレンや列車の走行音は聞こえてくる。
Sample.mp3 1分43秒、1.95MB キャンプ場の上の上の池近くで。今回はいつもと反対側の山の中にセット。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
わが家の極悪猫、このところエサの食い量が少ない。夜を徹してネズミ狩りに励んでいるのである。夜中に目を覚ますと、くたばったネズミや半身になったネズミか転がっている。おまえなあ、なんでみんな食っちまわないんだ、モッタイナイじゃないか。でも心配はいらない。窓の外に放り出しておくと、いつの間にかなくなってしまう。食い残しを近所のイタチが見つけて持って帰るのである。資源の有効利用。わが家の性悪猫もネズミには興味津々だが、なかなかままならない。ネズミ狩りといえど、やはり年季が必要なようだ。
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