2013年6月16日 しばらく前にキャンプ場で、鳥の声を録音しているというお年寄りに出会った。録音している人に会うこと自体極めてまれ、というより後にも先にもこれが初めて。しかもこんな辺鄙な場所でというのでビックリ。聞いてみるとカセットレコーダーで録音されているとのこと。随分長く続けられているらしい。しばらく話していたが、今日は日がよろしくないというので早々に帰ってしまわれた。またどこかで逢えるかな。
6月も中旬に入って真夏日が続いていたが、前日の雨は久しぶりの潤い。もっとも農家の人に言わせれば、もう一雨欲しいところ。雨上がりの今日の空は雲の様子が一変していた。いよいよ夏・・・だな。 |
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Sample.mp3 |
2分44秒、3.12MB キャンプ場の上の上の池の放水口の近くで。静かな朝だ。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and
use a headphone) |
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ついに三脚を購入。20年ぶりである。それほど高価なものではないし、今まで買い換えなかったのが不思議なくらいだが、多分それなりに使いやすかったのだろう。予定通り廉価品の三脚の脚部と単売の3way1ハンドル雲台の組み合わせ。ただし三脚は丸ごと購入。そのままではヘッド用としては使いにくいので、翌日から改造である。まずは雲台を入れ替え。チルトハンドルの遊びが大きいのでオリジナルの雲台のサイドチルトハンドルと交換。こちらの方がネジが長い。次は開脚角度の変更。カメラ用の三脚としても開脚角度は少し小さめで、ヘッド用としては不安定。やすりでゴリゴリ削って開脚角度を十分に大きくする。石突のゴムはシリコンコーキングで隙間を密閉。動物の腐乱死体や糞を踏んづけないとは限らないからだ。サッと水で洗えば清潔さも完璧に回復?。さらに自製の水準器を取り付け、チルトの水平位置にマークを入れる。パンの動きが堅いので、これはポリプロピレンの楔をがんがん叩き込んで調節。さっそくヘッドを取り付けてみたら、あれっ?。ヘッドが右に首を傾げている。雲台の水平が出ていないのである。昔はストップ位置でサイドチルトの水平が出るように調整ネジが付いていたものだが、この雲台にはその形跡がない。そこでストッパーにスペーサーをかまして調整。推定重量1710g。使用感はまずまず上々。そのまま入れ替えてメインの三脚として使うことにする。良く考えてみたら前の三脚とほとんどなにも変わっていないのである。せいぜい伸長が10cm増加したくらい。縮長は1cm短かいだけでほぼ同じ。重量は300gくらいは軽くなったのではと期待していたのだが、持った感じはぜんぜん変わらない。調べてみるとこれも同じだった。これじゃ人間、いっこうに進歩がありません。
あと、ローアングルセッティング時に高さを稼ぐために、エレベーターのポールを追加購入するかどうか考え中。安定性と強度は低下するし、取り付け取り外しが面倒。たぶん滅多に使わない。
ひとつ気になったのが脚部。以前の三脚に比べ、先端部分のパイプが少し細めになっている。ただそれだけのことだが、意外と大きな差があった。目立たないのである。薄暗い山道の端になんかセットしたら、通りがかりの人に蹴り倒されそうだ。じつはボク自身セッティングしていて2度ほど踏み倒しそうになった。そこて100円ショップで材料をあつらえて、歩行者用の反射材で脚カバーを制作。ホントはオールシーズンで使えるように蛍光色のライトブルーの地にピンクの水玉模様にしたかったのだが、そういうヒワイな配色の材料は、ない。しかしこれでも十分実用になるようだ。
三脚といえばもちろん足は三本。狭い場所での撮影用に一脚というのもある。二脚もあれば便利な気がするが実物は知らない。多分三脚で代用できるからだろう。四脚というのはあるが、さすがに五脚は見当たらない。五本も足があれば一本くらい外れても大丈夫、安定度は抜群。でも重くてセッティングにも手間取りそうだ。八本足、十本足となるともうほとんど冗談だか、蜘蛛みたいな関節のついた足が六本というのも悪くはない気がする。事務椅子なんかも昔は四脚が主だったが、増大する責任と罪の重さ、増え続ける体重に耐えかねて、いまは五脚が主流だ。ときどき椅子ごと後ろにひっくり返る人がいるが、これなら安心である。 |
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