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 日常のありふれた音の記録です
2012年9月
2012年9月21日 久しぶりに上山田方面へ出掛けたが、山の道は草ボウボウ。音もほとんどなし。仕方がないのでそのまま山を越えて海まで出てみた。途中海岸沿いの小学校で建物の一部解体工事。そうざらにあることではないので早速録音。道路を隔てて道の端に三脚を立てる。録音していると小学生10人くらいと先生がでてきてなにやら始まったが、いったいなんなのか。小学生もいなくなったので、15分ほどで切り上げて海水浴場に向かう。砂浜には釣り客が3人。潮がまだ満ちていないので、砂浜の北の岩場に渡って、ここでしばらく録音。しかし気がついたら潮がいつのまにか満ちてきている。このままでは帰れなくなりそう。急いで片付けて砂浜の方に引き上げる。もう少しで取り残されるところだった。ここは騒音も少ないが、この季節では波の音だけ。なんだかなぁ。
Sample.mp3 1分29秒、1.70MB 前半は小学校の建物の解体工事の現場。道路を隔てて録音。後半は海水浴場の北側の浜辺で波の音。人工ヘッド"Solomon"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
メモリー到着、早速装填してテスト。異常なし。まあ、あたりまえである。それにしても大容量のメモリーは安くなった。PCM−D50とPCM−M10では32GBが上限だが、個人的には今のところ用は足りている。とはいえ長期間の屋外使用を考えると、これでは不満の向きもあるだろう。そういう時は予備を用意すれば問題はない。幸い現在では費用的にはほとんど負担にならなくなった。しかし困るのがこの小ささである。葉にとまった虫で、人間が近づくとポロリと落ちるというのがある。一度落ちたらもう容易なことでは見つからない。メモリーを交換しようと手に取った途端にポロリ。地面に着くやいなや直ちに足が生えてどこかにもぐり込む。こうなるともうお手上げである。目ぼしい辺りの地面をスコップで片っ端から掘り起こし、ムシロの上に広げ細かく砕いて、木の葉草の根を掻き分け半日がかりで捜索する。そりゃもう大変である。そんなバカな事やってられるか、という人にはさらに大容量のメモリーが必要だろう。多分数百GB?。将来的にどうなるのかは興味深い。

2012年9月12日 9月に入ってから何となく憂鬱な天気である。すでに気温も下がり夏気分は完璧に終結。しかも曇りがちな空にはしばしば雨模様である。お天道様と同じく脳天気なオイラとしては陰鬱な曇りの日は大の苦手。早く秋晴れの日が来て欲しい気分だ。9月というと例年ながら音の方も何となく冴えない時期である。セミの鳴き残りと、遠く疎らな鳥の声。もっとも昼間に反して夜間はとてもにぎやかだ。あちこち出かけてみたいのだが、なかなか時間の都合がつかない。本日は日佐神社の下を通る谷川の上流で昼前まで録音。ほとんど目立った音のない、しかもざわざわとした暗騒音のなかの静寂。上げ底のまがい物の静けさである。
Sample.mp3 1分50秒、2.09MB 山の中で聞く航空機の音は、突然始まり、突然終わることが多い。山影に遮られるためだが、この航空機の音は割と穏やかに始まった。人工ヘッド"Solomon"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
PCM−M10用に32GBのメモリを発注。マイクのDPA4060のスペックは20〜20kHzとなっているが、実際に録音してみると、ダラ下がりでもっと上まで伸びている。せっかくだから生かしてみようというのが理由。録音機の購入時には動作確認済みのものが16GBまでだったのと、サブ機ということで24bit/48kHzでの使用を前提に16GBを使用していたが、これでは物足りなくなった。もちろんケチケチ人間のボクのことだから、マトモなモノは買えない。メーカーの動作確認はあるが、格安のバルク品。大丈夫かな。

2012年9月9日 プロセッシングシステムVer5の制作に入った。Ver4.5からの変更はかなり多肢にわたる。来年の春までにはと思っているが、予定は未定にして確定にあらず、どうなるか分からない。前回のバージョンアップは6年前、いろんなことをすっかり忘れている。ハッキリ言って憂鬱である。一からの出直しというより、もはや解読作業である。基本的なことさえまったく怪しくなっている状態。座右に文法書がひと山要りそうだ。取り合えず残っていたバグの修正や、軽微な変更から始めているが、長年躊躇してきた大規模な仕様の変更もあってうんざり、今回が一番手間のかかる作業になりそうだ。またしばらくのご無沙汰になるかもしれない。
Sample.mp3 1分29秒、1.71MB 前半はキャンプ場の上の小さな谷川で。朝早いので音は少ない。後半はキャンプ場の谷川沿いの道で。虫の羽音が頭部より下方から聞こえてくるが、実際の音源は頭上1mにある木の枝に咲いた花。現場で聞いても同じように聞こえるから不思議だ。羽音は聞こえるが音源が見当たらないので、あちこち探すと頭上に・・・、ということはよくある。人工ヘッド"Solomon"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
猫にムシがついた。といっても若いオス猫ではなく本当の虫。マンソン裂頭条虫、俗称サナダムシである。長さは1〜2mに達し、猫につく条虫では最大。強情我慢の寄生虫で、容易なことでは駆除できない。通常の条虫の3倍量の薬剤を用いるが、それでも取れないこともある。なんだか恐ろしそうだが、野良猫や子供のときを田舎の野外で過ごした猫にはありふれたもので、大抵の猫に寄生している。原因はカエル、ヘビなどの生食い。相変わらず外に出ると、火がついたようにカエルを追いかけまわしているので気が気ではない。この猫が捨てられた事情が何なのかは知らないが、それが墓穴の中でいかがわしい滋養分を吸って肥え太っていたとしても不思議ではない気がする。猫では大事に至ることはあまりない虫だが、人間に寄生すると孤虫症として大事になり、生命に関わることもある。カエルやヘビの生食いは厳禁。ヘビやカエルの刺身は食べてはいけない。
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