2012年5月14日 連休明けくらいから天候がしだいに悪化。一日中風が強く、空には冬のような雲が飛び交って、まるで初冬並みの寒さである。とはいえさすがにここに至ってようやく天気も回復ぎみ。本来の5月の気温には程遠いがまずまずの好天。上山田から円張川に回ってみたが、ただこの季節としての活気は今ひとつといったところだ。
人工ヘッドはテストも兼ねてこのところ頻繁に持ち歩いている。小型マイクのセットと比較すると6〜7倍の重量、荷物もヘッドと三脚の二つになる。圧倒的とってもいい差である。2トラサンパチのオープンリールデッキを持ち歩いていた時代と比べれば、いまは夢のような時代といってもいいのだが、それでも人間の欲望はもっと小さく、もっと軽く、と限りがない。
人工ヘッドの性能には不満がないわけではない。それは10ヶ月前に制作した小型マイクのものと共通する。その解消にはまだ4〜5年はかかるだろう。またマイクそのものは完成したものの、システムとしての動作が完成するのはまだ数年先になる。 |
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2分39秒 3.05MB 前半は上山田で。ぶり返した寒さで今ひとつ活気がない。後半は円張川。真下でなにやらごそごそやっているが、流れの音をもう一つ増やそうと、いじましくも姑息な手段を弄しているところ。これこそ不自然の流れの音?。人工ヘッド"Solomon"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and
use a headphone) |
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カメラバッグを入手。入荷は予想外に迅速だった。寸法は見事にピッタシ。なのだが、必ずしもベストとはいえない面もある。両サイドと蓋と前面に付いているポケットが貧弱。ほとんど実質的な使い道がない。しかたがないのでマイクのバッテリーボックスはヘッドと一緒に収納。ポケットには小物を入れる。メモリーレコーダーは三脚のケースに隔壁を設けて一緒に収納。なかなか理想的なものはないので、そこは自分で工夫して使うしかない。長距離を持ち運ぶのにはバックパックが楽でいいのだが、個人的には使い勝手の面でショルダーバッグの方が好みである。困るのは一応防雨構造なのだが、表面の材質が繊維であること。雨に濡れると水を含むし、泥などの汚れか染み込む。雨の日に使った後はよく乾燥させ、時々は洗濯もしないといけないのである。特に梅雨時が大変だ。エアコン全開で強制乾燥しないととてもじゃないが間に合わない。マイクは使わないときはデシケーターか乾燥剤を入れた密閉ケースに保存しておくのか無難。梅雨が来る前には準備したい。
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