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 日常のありふれた音の記録です
2012年3月
2012年3月28日 早朝からキャンプ場へ。夜間はまだ冬並みに冷え込むので手がかじかむような寒さ。でも気の早い桜はもうほころび始めている。もうすぐホンモノの春がやって来るのだ。ただ音は今ひとつ。キャンプ場から道を上り、上の貯水池の畔でしばらく録音。池の水が異様に青い。そこから山を越えて円張川へ。滅多に人の通らない道だが昔のままにひっそりと残っている。広い道路に出て下って行くと、谷川は数日前の雨で水量は多く、なにやら楽しげな音を立てている。ゆっくり時間をかけて楽しみたいところだが、ここまで来るのに時間がかかってもう昼近い時刻。一時間足らずで、また山を越えそそくさと引き上げてきた。
Sample.mp3 1分19秒 1.52MB 全半はキャンプ場の上の池の畔で、後半は山を越えて円張川。小型マイク"Slivikin"とPCM-M10で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
前回から材料を探していた防雨シート。いろいろ検討していたのだが、適当なものがない。結局防雨ケースと同じビニールケースになってしまった。防雨カバーである。ただし下の部分は斜めに切り取って水が溜まらないようにしてあるし、ストラップは付いていない。雨が降り始めると防雨カバーのチャックを開け、録音機に下から被せてチャックを閉める。防雨ケースと違って録音機のセッティングを変える必要がないので楽だ。録音中の突然の雨にも急場即応。ただし録音機のストラップとマイクコードが通っているので、ここから雨がジワジワとしみ込んでくる。集中豪雨や長時間の使用にはちょっと無理だが、少々の雨ならこれで大丈夫。下が開放になっているので、録音レベル調整やスイッチ類の切り替えも簡単てある。まだ本格的には使用していないので効果の程は不明。今日も雨がパラつき始めたのでセットしてみたが、すぐに止んでしまった。

2012年3月18日 曇ってはいるが暖かく、何となく外が騒がしい。音につられてキャンプ場の前の林まで出掛けた。音はまだ多くはないが、この前とは違う雑然とした雰囲気があって、何だかうれしくなってくる。昼前まであちこち歩き回って録音。9時頃から雨が降り始めたが、ざわめく音と暖かな陽気にもうすっかり春気分。とうとうオイラも脳天気なお天道様と同じになってしまった・・・「もう春やでぇ〜」。前回の暴言は撤回である。
キャンプ場を通る谷川はここ5〜6年の度重なる大雨であちこちガタガタになってしまっている。コンクリートで固めた水路の石が崩れ、土砂が堆積している。下流では大きく陥没してしまったところもある。1トン近いコンクリートの塊が簡単に流され、50kgを超える石が小石か砂のように運び去られている。ところでこの谷川にはもう一つの谷川が合流している。位置が高く騒音が多いので普段は行かないが、久しぶりに上ってみて被害がまったくないので驚いた。谷の深さが浅く水量がそれほど多くないこともあるが、川底が直接岩盤になっているのがことが一つの理由のようだ。人工的な水路では川底の内部は土砂なので伏流水が出来やすい。大雨の時にはこれが増大して内部から崩壊する。長期間安定した状態を保つのはなかなか難しい。水の力は侮れないのである。
Sample1.mp3 59秒 1.14MB キャンプ場の前の林の入り口の道路と川が交差した場所。ちょっと古びた伸び放題の木が一本あり、お気に入りのポイントの一つ。実際にも騒音が少なくて人家も近く、いろいろな音が交差して結構にぎやかで楽しい。小型マイク"Slivikin"とPCM-M10で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
Sample2.mp3 55秒 1.04MB キャンプ場の谷川と合流するもう一つの谷川。脇を通る道は、車の通れる七曲りの道や新しい広い山道と違ってほぼ直線コース。車はもちろん自転車も登れない。バイクは登れるかもしりないが後家さんが増える。谷川もそれなりに急だ。小型マイク"Slivikin"とPCM-M10で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
雨天の時に使用している防雨ケースである。といっても間に合わせに100円ショップで買ってきた、ただのビニールケース。大きさも形もピッタシ・・・ではない。吊り下げ用のストラップを付けている部分は、両面テープで接着してから孔を開けている。これが意外とセッティングがやっかいだ。録音機のストラップの吊下げ位置とマイクケーブルの変更が必要だし、録音レベルの調整も面倒。土砂降りならともかく、少しくらいの雨では使いたくない。そこで考えているのが防雨シートである。ただ単に録音機の周りに透明なビニールシートをマント状に巻きつけ、ストラップのところで縛るというもの。サランラップも悪くないが後でゴミになる。材料は透明で柔軟な薄手の塩ビシート、防水スポンジテープ、それにマジックテープ。問題なのは塩ビシートである。適当な材料が思い当らない。というのでただいま近隣の100円ショップを物色中。

2012年3月11日 3月になって異様に暖かくなったと思ったら、一転して真冬に戻ったような天気になった。春の陽気に浮かされて遠出をしていた我が家の極悪猫もすっかり自粛モード。ご主人様としては安心でいいのたが、猫は不満たらたらである。
本日は久しぶりに上山田方面へ。昨夜の冷え込みで霜が降り、陽が昇るにつれて霧が出てきた。山道にさしかかると、市境のこちら側は山林が手を入れられてかなり伐採されている。なんだかスカスカして落ち着かない気分。ずっと昔ここを初めて通った時は道も狭くて自転車が通れる程度、道の両側は鬱蒼として暗く歩いていて不安に駆られるほどだった。最近は随分開けてきた感じで、これはこれでいいのだがちょっと寂しい気もする。とはいえなんたってこの寒さである。春とはいっても名のみで、聞こえるのは遠くで鳴いている鶯の声ばかり。マイク2台をセットして昼前まで録音してみたがあまり成果なし。それでも宙天高く駆け昇ったお天道様は、上機嫌でオイラに語りかける・・・「もう春やでぇ〜」。お前だけじゃ!。
昼からは曇りがちになり風も出て寒さが厳しくなった。今夜も冷え込むかな。
Sample.mp3 1分38秒 1.87MB しばらく続いた暖かさと打って変わってこの寒さ。さんざんいい目を見させておいて、今度はこのザマかよ、と文句をいいたくなるが、でもこれが3月。春はまだ先だ。小型マイク"Kalivan"とPCM-M10で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
春までには、と予定していた人工ヘッドの制作。2月はあまり時間が取れず少しばかり遅れている。3月中・・・は無理としても4月の半ばまでには何とか完成させたいところ。なんてったってせっかくのこのいい季節を逃したくはないのである。準備はいまのところは順調に進んでいる。とはいえ予定は未定にして確定にあらず、まあなるようになるさ。
今春発売されたF社限定版16cmフルレンジユニット、さすがに持て余しそうなので購入を断念。使いやすいユニットなので後で後悔しそう。もっとも限定版20cmユニットは昨年購入している。実をいうとこれさえも持て余し気味なのである。共鳴管を予定しているが、個人的にはユニットの実効振動板面積の10倍程度の音道面積を試してみたい。超大型、超重量級。狂気の沙汰である。製作中にヒトジニが出るんじゃなかろうか。もう少し現実的な路線も検討したほうがいいのかも。
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