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 日常のありふれた音の記録です
2010年12月,2011年1月
2011年1月3日 1月2日は近くのキャンプ場へ。谷川の水も流れができるくらいには増え、水溜りになったところはすでに春を思わせる色合いに変わってきている。遅い時刻に出てきたので音は少なめだか、12月とは明らかに雰囲気が違っている。この季節としては暖かい一日である。
1月3日は山を越して一路南へ。まずは阿仁神社からご訪問。次の信号を右へ、と書かれた看板は見かけたのだが、行けども行けども辿りつかず。以前何回か来ているが、すっかり道を忘れてしまった。わずかに残っている記憶を頼りに道を曲がって東へ進むと鳥居が見えてきた。そこからさらに南へ進むと山すそに参道の入り口がある。ハテ?、こんなとこだったかしら。正月も3日となると参拝客も少ない。参拝はしないので、録音して写真だけ撮って帰るのは、なんだか申し訳ない気分。ただPAが入っているので音は使えない。
再び南へ向かって次は海へ。海岸から突き出た工場のそのまた南の小さな浜辺。ただこのときは満潮で砂浜はなく、急な斜面の岩場だけ。なんとか降りられる場所を探し、わずかな岩の上に三脚を立てて録音。足を滑らせればそのまま冬の海へドボンの状態だ。時間が経つうちに少しづつ潮が引いていく。曇りがちの天気で、午後からまた寒さが厳しくなった。
Sample1.mp3 24秒 471kB 1月2日にキャンプ場で録音。谷川にはわずかな流れができている。周りの音は12月とは明らかに変わってきている。ただこの日は音は少なめ。好天で暖かい日だ。実験用マイク(Experimental microphone)とICR-PS501RMで録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
Sample2.mp3 2分00秒 2.29MB 阿仁神社は参道を登ってくる参拝の人。波は海に突き出た工場の裏手の海岸で。実験用マイク(Experimental microphone)とICR-PS501RMで録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
正月といえばお雑煮。お雑煮といえば各地方、各家庭で千差万別。わが家は日本人参とホウレン草に醤油味のいたってシンプルなもの。これに数の子が付く。こちらは上品な薄味ではなく、米のとぎ汁で臭いを抜いて生醤油と味醂で味付けした田舎風。もうすこしカラフルにならないかと思うときもあるが、これはこれでわが家のお正月の味である。数の子も今はナマモノだが、昔は干した数の子を買ってきて水で戻していた。どちらかといえば高級品というイメージだが、獲れたニシンを肥料にしていた時代もあったようだ。

2010年12月25日 実に3ヵ月ぶりの更新である。季節はいつの間にか秋を通り越して本格的な冬。特に今日辺りからは寒さも一段と厳しくなりそうな気配だ。12月22日、25日と少し時間を取って近場へ出掛けた。フィールドテストでちょいちょい出掛けてはいるのだが、いつも時間がないので短いサンプル録音だけ拾ってすぐに引き上げてきてしまう。それでもたまにはゆっくり、ということで出掛けた2日間だったが、22日はともかく今日25日は寒いのなんの。氷は張っているは、冷たい西風はビュービュー吹きまくるはで、散々な一日だった。当然ながら風ばかり吹いていて録音できる音も少ない。わが家の極悪猫もこのところ寒さにめげて家におこもり。退屈を極めた猫の要求は極めて厳しく、またしても連日おもちゃのネズミの操作係を演じている。というわけでなかなか進展は遅々としていて、もう少し時間が必要なのだが、とりあえずマイクの実機制作の準備に取り掛かっている。春までにはなんとかと考えているものの、予定は相変わらず未定である。
Sample.mp3 2分13秒 2.53MB 22日と25日に録音。特に25日は気温が低くて風も強く、録音レベルをかなり低く設定していても風切り音だけで歪んでしまう状態だった。例によってこの季節の有り合わせの音源である。実験用マイク(Experimental microphone)とICR-PS501RMで録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
今年の1月に買った84%引きペア9800円のスピーカー。これ以上改造はしないということで9ヶ月ほどサブで使っていたが、ずっと気になっていることがあり少しだけ手を加えることにした。トゥイーターのバックキャビティーの変更である。吸音材を減らしてみたい。結果はある程度予想しているが、メリットがデメリットを上回るのかはまったく不明。イチかバチかの試みである。破壊しなければ取り外せないので、代わりにと100円ショップを探しまくって見繕ってきたのが楊枝立の円筒形の透明なフタ。スチロール製だが肉厚で強度も十分。直径はピッタシで奥行きは少し長めである。さっそくオリジナルのバックキャビティーをバラしにかかったが、丈夫なことこの上なし。とうとうノコギリで前後に切断して、接着した断片をプライヤでむしり取る破目になった。そこで分かったのだが、中は二重の円筒になっていて、内側の9.5mmφ×38mmが実質的なバックキャビティー。これが非常に目の粗いスポンジ状の吸音材を詰め込んだポールピースの穴にはまっており中は空洞、外側の円筒はただのドーナッツ状のデッドスペースで吸音材が入っている。ポールピースのスポンジは取り去り、新しいバックキャビティーは吸音材なしで取り付け。容積は20倍ほどになったが、耐入力の低下は気にしなくてもいいはず。で結果は、というと周波数特性はまったく変わりなし。音も聴いてすぐには分からない思っていたが、意外にあった。少し荒々しく、暗くなった感じだ。これは予想していたデメリット。もっともメリットあってのデメリットなのだが、その肝心のメリットが一向に判然としないのである。もしかして大失敗かも?。ただ一ヵ月ほど聞いてみて、判然としないながらも悪くはない印象。ま、ここはめでたしめでたしということにしておきましょう。もうすぐ正月だしな。
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