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 日常のありふれた音の記録です
2010年3月,4月
2010年4月17日 ネズミ捕りをいろいろ調整してみたが、ネズミはたらふく食って出て行くばかり。まるでエサをやって飼っているようなものだ。必要なときに動作しない上に、思わぬときに勝手に誤動作する。感度が低くて不安定。これでは使い物にならない。そこでトリガー部分を2段式に改造。最初のトリガーはリング状とし、エサを囲むように配置。これで2段目のトリガーを外す。仕掛けてみたがやはりネズミはエサを食って出て行く。ちょうどトリガー部分を跨ぐようにして食べているのである。この食べ方が面白い。ネコの様に気ままに食い散らかしたりしないで、端の方からきれいに片付けていく。なかなか行儀の良い食べ方だが、エサの周りは真っ黒な糞だらけ。これでは困る。そこでさらに高感度化してトリガーの位置を少し高く変更。ネズミは2時間後みごとに捕らえられ、寒空の下に放り出された。ネズミの知性に対する人間の圧倒的な勝利である。これでわが家はもう安心。次の日ネズミは帰ってきた。
Sample.mp3 2分00秒 2.29MB この前と同じ場所で。時間帯の差が音に現れている。はっきり言ってこの日オイラはねぼすけだった。前日の雨で草は濡れ、上の池から下の池へと流れる水量も多い。実験用マイク(Experimental microphone)とICR-PS501RMで録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
念のためにと仕掛けておいたネズミ捕りにまた捕らえられたのである。たぶん昨日と同じネズミ。家の中にそう何匹もいたのではたまらない。すぐに外に放り出したが、翌日ネズミは再び帰ってきた。最悪の事態である。でも最悪の事態なんていうものは大抵もっと悪くなるものだ。見ている前でネズミは金網の網目からスルリと抜け出てしまった。とても信じられないような光景である。万事休す。金網を目の細かいものにすればいいのだが、買いに行く時間は当分ない。そこで考えた挙句の応急処置。梱包用のプラスティックテープで外から被ってしまった。これは大成功。粘着性の壁には歯が立たない。翌朝ネズミはみごとに捕らえられていた。こんどは用心深く家から1.5kmほど離れた場所に放逐。ネズミに今後どのような計画があるのかは想像に難くないが、あとは知らん。

2010年3月20日 今年も例年に違わず、春の初めは不調な天候から始まった。雨は降るは雪は降るは霙は降るは霰は降るは、ついでに寒風は吹きまくるは、・・・のひどい天気だ。今日もそんなとこだろうと出掛けたら、曇りの予報に違ってまれに見る晴天。昼近くには異様に暖かくなった。久方ぶりの上山田方面。時は春、山は鶯の声一色である。マイクをセットして散歩していたら、乗用車が一台上から下りて来た。こんな道を通り抜ける車があるなんて珍しい。難所は多い。無事に無傷で下までたどり着いたかな。
Sample.mp3 2分05秒 2.34MB ここしばらく散弾銃の銃弾が飛び交っていないので年毎ににぎやかになっている。とっても春。鶯の声がレベルオーバーでクリップ気味なのはちょっと残念。実験用マイク(Experimental microphone)とICR-PS501RMで録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
ネズミ捕りてある。ホームセンターには売ってなくて、少し寂れた通りの金物屋で900円。店の前の路上に並んでいた。わが家には極悪非道、勇猛無比の屈強なネズミ好きの猫がいるというのに、なんでまたこんなものが必要なのか。じつは家の中にネズミが増える原因はその猫にあるのである。狩好きの猫は外からネズミを捕ってくる。そのまま食っちまえばいいのだが、なかなか味にはやかましい。年増ネズミは食わないのだ。こうなるともう無関心。かくして難を逃れたネズミは家に蔓延る。一度などは猫のベッドの下に巣食っていたいたくらいだ。これ、困るのである。衛生的ではないし、だいいちくクサい。なんとしてもとっ捕まえて家の外へタタキ出さなければならない。というわけで買ってきたのかコイツなのである。むろん説明書はなし。店の主人に聞いても使い方がイマイチ分からない。主要な機構はたった1本の針金で、これを動かすとパタンと扉が閉まるという具合。仕掛けてみたがチットモうまくいかない。エサだけしこたま食らって出て行くのである。恐ろしく原始的で簡単な道具だが、意外と機構は繊細微妙だ。しかたなくあれこれ調整して再挑戦中。ネズミ捕りの取り扱いは予想以上に難しい。少なくともネズミを上回る知性と工夫が要求されるようだ。
84%引きペア9800円のスピーカー。改造は意外と早く収束を得た。側板と天板を補強、左右の側板の中央を繋ぐように角材を入れる。吸音材はすべて取り除き、バスレフダクトの共鳴防止用に、底板の中央付近に共鳴筒を取り付ける。底板から立ち上がっている黄色い円筒がソレである。下部のダクト部分はネジ4本だけで簡単に外れる構造だったので、木工用ボンドで全面的に接着。ネットワークには無極性の電解コンデンサー1個とセメント抵抗1個を追加。トゥイーターは5dBほどレベルダウンし、クロスオーバーは実質的に公称の2.5kHzから2kHzくらいに低下した。いかにもとってつけたような間に合わせの変更のように見えるが、実際にやっているのもそんな感じである。音調は元の硬質さは取れて、ウォームでもクールでもなく、わりとニュートラルだがソフトタッチ。5kHz〜10kHzの落ち込みが気になるが対策は難しい。
で、音は良くなったのかというと、これがどうもよく分からないのである。元の硬質な音調は軽減したが、5kHZ〜10kHzの落ち込みが効いて、ソフトによっては気の抜けたような感じもする。吸音材をゼロにした効果もイマイチ良く分からない。オリジナルの音をあまりマジメに聞いていないのである。しかし少なくともデメリットだけははっきりしている。低域のクセが強くなっているのである。インピーダンスカーブのピークが鋭くなっているので分かる。これってほんとに改良なのか。
そもそもメーカーが苦労して作り上げた製品を勝手に改造したりしていいのか。なに、いいのである。完璧なスピーカーユニットなんて存在しない。それぞれ一癖二癖ある。そんなヤツラの機嫌をとってスピーカーに仕立て上げるのだから答えは一つだけとは限らない。それにユーザーの好みも加われば千差万別。メーカーの製品も一つの回答ならコチトラのも一つの回答。いろいろあっていいのである。とはいってもメーカーが時間と労力をたっぷりかけて開発するのに比べ、こちらはやっつけ仕事。とても比較にはならない。でも多分変更はもうしないだろう。面倒だし、これはこれで割りと気に入っている。
さて、ケチケチ人間としては次は92%引きに挑戦?。そんなこと言っちゃいけない。そこまでいくともう立派な犯罪行為である。
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