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 日常のありふれた音の記録です
2008年1月
2008年1月21日 予報どおり前日の雨は午後から雪になった。夜半に降り積もって、積雪は7cmほど。今日はゆるゆると起き出し、手軽な装備で近所の小学校へ。予想通り体育の授業は雪合戦に変わっていた。これは今も昔も変わらない。角の十字路の近くにマイクを置きしばらく録音。ただ田舎の道にしてはやたらと車が多く、その僅かな合間を縫って音を拾う。体育の時間も終わり次はキャンプ場へ。雪解けの水が木々から滴る音を狙ってみたが、半分ほどはマイクが接触不良でノイズが混入してしまった。困ったのはMZ−RH1の有機EL表示。零度近い低温下では輝度が低下してほとんど確認できなくなった。実際に自分で使ってみなけば分からない、意外な落とし穴があるものだ。
Sample1.mp3 57秒 1.10MB どこから湧いて出るのか、何の用があってこんな所までやって来るのか、といぶかしむほど田舎の道にしては車がよく通る。そしてしばしば3台、4台の車か十字路で鉢合わせになる。これは見ていてなかなか面白い。小型マイク"Esrit"or"Elk"とHi-MDで録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
Sample2.mp3 33秒 651kB 解けた雪が木々の枝から大量に降り注ぐ。こんな日は録音も楽じゃない。小型マイク"Esrit"or"Elk"とHi-MDで録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
当節めったに降らない雪の上には、待ってましたとばかりに正体不明のものが姿を現わす。道の端についた細長い長方形の不規則な足跡。突然雪の上に現れてはまた消える。とても生き物の足跡とは思えない。まるで壊れかけたロボットが地上に降りて来て、よろめきながら付けたような足跡だ。これは正体が分かって、単に電線から落ちた雪の跡だった。もう一つ正体が分からないのは雪の上についた青色の跡。まるで上からスプレーでも軽く吹き付けたような、ぼやけた3cmくらいの青色の丸い跡が点々と10ヶ所ほどある。上に木々はないし、人が通った形跡もない。もちろん地面から染み出してきたものでもない。これって一体なんなのだろう。

★お知らせ★ 2008年1月17日
供給CD−Rメディアが三菱化学メディア鰍rR74SPに変更になりました。詳しくは「ご注文はこちらから」をご覧ください。

2008年1月14日 春のような陽気から一変、突然冬日がやってきた。というかやっと平年並みなった。今日もいつもどおり円張川。小型マイクは道から15mほと下った下流の岸にセット。Hi−MDのHiSPモードにしてそのまま放りっぱなしである。人工ヘッドの方は三脚にセットして担ぎ、中腹あたりをあちこち移動して録音。一日中曇りという予報だったが、朝は文句なしの晴天だ。こんな日には暖かい日差しが何よりありがたい。
いつもは谷越しに眺めている向うの尾根。何だか道があるような気がする。長年そう思っていたのだが、確かめてみることにした。荒れ果てた畑を通り過ぎ、胸元まである笹を掻き分けて進むと、見えるというより体で感じるような微妙な道の感触。しばらく進むと茂った笹がはっきり目に見える道の形になった。ただし少し開けたところへ出るとそこで行き止まり。東には海が見える。朽ち果てた車が横たわっているので昔は結構行き来があったようだ。こんな使われなくなった古い道はまだあちこちに残っているのだろう。
Sample.mp3 1分28秒 1.68MB 一ヶ所レベルオーバーしてしまった。クリップした波形を修正してみたがなかなかノイズは消えない。結局その部分はカットしてクロスフェードで繋いだ。人工ヘッド"Alqays"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
PCM−D50のリミッター、超低周波での動作はどうなのか。というのでテスト用に1Hzと0.5Hzの音声ファイルを作成。早速再生して録音、・・・あれ?。これはうまくいくはずがありません。ウチには1Hzとかの超低周波を再生できる機器なんてないのでした。再生されるのはゼロクロスでレベルが変わる瞬間のつなぎ目の高調波ノイズばかり。結局テストは無理だった。しかしよく考えてみると、これはPCM−D50のリミッター動作でも起こることである。風切り音の超低周波でリミッターが作動。セロクロスだが木に竹を接ぐような感じでレベルの低い信号に突然切り替わる。結果つなぎ目が急カーブて折曲がり、そこで大量の高調波を発生。もとの超低周波は再生のとき大幅にカットされるので、つなぎ目のノイズだけが再生され耳につくことになる。デジタルリミッターも意外と厄介だ。

2008年1月6日 年末にソフトの一部を更新したらトラブル発生、Windowsの具合が変。いろいろ調整しているうちに具合が良くなる・・・わけはないのであって、結局リカバリー。最終的に解決したのだが、原因は何だったのだろう。おかげで年末年始はまたもや地続きになってしまった。オイラの正月はどこに行ったんだ。パソコンの環境は年々重くなる一方てある。昔から音声処理だけの独立した軽い環境を作ってみたいと思っているのだが、今ではそれが難しい。やってできないことはないがそこまでの余裕はない。
ところで干支のネズミはみんな猫が食ってしまった。だから今年は自動的に猫の年になった。なんだか大変な一年になりそう。
Sample.mp3 1分09秒 1.33MB 相変わらず円張川。今日は人工ヘッドと小型マイクを持って行って2箇所にセット。やはり一箇所では物足りない。でも結局成果なし。一度に3、4箇所にセットするといいのだが荷物が大変だ。サンプルは帰り道で15分ほど録ったものから。人工ヘッド"Alqays"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
PCM−D50のリミッター、1000Hzの信号のみで簡単なテストをしてみた。結果はわりと簡単な動作のようだ。レベルオーバーが発生した時点から0サイクル〜2サイクル遡ってゼロクロスで20dB低くA/D変換した信号に切り替える。レベルオーバーが12dBを超えるとクリップ、12dBより小さいと自動的にオーバーした分レだけベルが下がる。常に20dB低い信号を・・・とあるので8dB〜20dB分はレベルに応じて下駄を履かせる感じだ。レベルオーバーがなくなった時点からフェードインの対数的増加でもとのレベルに復帰。曲線は同じで復帰点に固定し、レベルオーバーに応じて開始点が変化する。12dBオーバーの時最大になり、これが設定のリカバリー時間になる。リミッターはギリギリまで働かないので、常に入れっぱなしでも問題はない。デジタルリミッターというには意外と簡単な動作だ。逆に動作が単純なので、リミッターの掛かってしまった部分を編集のときに復元できる可能性がある。これはやってみる価値がありそうだ。気になるの数Hz以下の超低周波信号での動作、これはどの程度まで対応できるのか。PCM−D50に搭載されているのはごく簡単なものだが、デジタルリミッターの可能性は非常に大きいと思う。原音のイメージを崩さず、気づかれないように限られたダイナミックレンジに収める。もっとも浮動小数点フォーマットが一般的になればあまり意味がなくなってしまう。
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