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 日常のありふれた音の記録です
2017年9月
2017年9月30日 キャンプ場に出かけてみたがまるで音がない。いかにも9月という感じの朝だ。もっとも山ん中は静かだが、平野部の方はむしろ今時がにぎやかだが、騒音は多いし気軽にマイクを置けるような場所といってもなかなかない。仕方がないのでそのまま山を越え、また山を越えて午前中ぐるりとひと巡り。でもこの時期はどこも同じようなもの。もうそろそろ引き上げようかという頃、ふと通りがかりに目についた山へ上がる道。以前から気になっていたが、暇ついでに上がってみた。どこかへ通り抜けるのかと思っていたら、枝分かれした道はどれも畑で終わっている。どこかに通じていそうな最後の分かれ道で出会った軽トラのおじいさん、”この道は行き止まりだよ”。行ってみたがやはり行き止まり。もう帰ろ。
Sample.mp3 3分09秒、3.60MB 最後にたどり着いた行き止まりの道。そこももちろん畑である。何となくざわついた秋の休日の音だ。小型マイク"Slivikin"とPCM-M10で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
帰り道は田んぼの中の舗装された農道。道の中ほどに何か茶色い物体が転がっている。ところが距離があるので何なのかよく分からない。何か農具のようでもあり、刈った枯草の塊りのようにも見えるが、こんなものが車の通る道に放り出してあるのはどうにも納得できない。なんとも不審な物体である。少し止まって観察していたがやはり何だか分らない。仕方ないので少しづつ近づいていったら不意に形が変わって動き出しだ。キツネである。昼間っから日向ぼっこでもしていたのか。結構あちこち出歩いているものだ。

2017年9月24日 朝、キャンプ場の西の谷に行ってみたがほとんど音のない状態。そのまま山を迂回して南に向かう。さほど小さくない神社の東の谷。でもこの季節やはり同じような状態。ただ一日ムダに走り回るだけに終わりそう。地図では集落のある所から山を越えて西の谷に行く道があるはずだが、枝道でしかも一番上の民家のところで行き止まりになっているように見える。ふだん何となく入って行きにくい場所だが、ムダついでに行ってみる。道は民家の角を直角に曲がり、住宅も切れ目なく西側の谷へ続いている。谷の緩やかな長い道を下って出てきたのは結局良く見知った場所。アレ?。途中脇道に入ってしばらく録音。でも聞こえるのは饒舌な沈黙の音ばかり。
Sample.mp3 3分37秒、4.13MB この時期はウグイスもジュッジュッという地鳴き状態だが、ときどき思い出したように錆びついた扉が軋るような小さな声で何やらグダグダ言い始める。でも何を言っているのかさっぱり要領を得ない。辺りは賑やかな静けさに満ちている。人工ヘッド"Pelias"とPCM-D50で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)

2017年9月18日 台風一過。真夜中を過ぎると風も雨も急に止み、今までの天気がまるで嘘のよう。すぐそばの農業用水路の水の増え具合からするとそれほどひどい雨ではなかったようだ。倒れた稲もほとんどない。翌朝は澄み渡った快晴。せっかくだから何はさておいても出かけるのである。それでも風はそこそこあったようで、キャンプ場への道は木の葉や木の枝、倒れた竹や根元からヘシ折れた木が一面に散乱している。このままでは先へ進めないので、手当たりしだいに蹴散らし投げ散らし放り散らかしてたどり着く。でもこの季節台風の後とあっては谷川は黄色い水があふれかえってただ流れの音ばかり。いつもの山歩きの人たちもやってこない。それでも早朝上の池の辺りで録音していたら釣竿を2本抱えた人がやってきたのにはビックリ。ひさしぶりの秋空、嵐の後の清々しい朝だ。
Sample.mp3 4分35秒、5.25MB 天気は申し分のない澄み渡った晴天。でも台風の去った後は流れの音ばかりだ。小型マイク"Kalivan"とPCM-M10で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
FE208−Solの発売。第一弾はすでに完売で手に入らないようだ。久しぶりのSSタイプ。中高域の出力音圧レベルは100dB/Wmを軽く超え、中低域も音圧が高い。銅キャップの影響もある思うが、どちらにしても強力なユニットには違いない。フルレンジ好きのオイラとしてはぜひとも入手して早速スピーカー工作・・・といきたいところなのだが、このところ少々持て余し気味。またぞろ10年くらいストック状態になりそうだ。そもそも先立つ物がない。でも次回のSSとなると発売は10数年後?。ワタクシ奴はどういたしましょう。

2017年9月16日 8月の中旬から所用でほとんど出かけられない状態が続いている間に、もう9月も半ば。台風は接近中で明日は一日雨の予報だ。今日も朝から降り続いているが、小降りなった時を狙ってとにかく出かける。でも9月は一年でも音の少ない時期である。予想通りキャンプ場は再び降り始めた雨の音ばかり。それでもキャンプ客が1組、休息所の屋根の下にテントを設え、何をするでもなく手持無沙汰に過ごしている。9時を過ぎると山歩きの人が2人車でやってくる。人間は台風前日とはいえ結構にぎやかだ。
Sample.mp3 3分30秒、4.02MB 流れの枯れてしまった谷川の架かる橋の下。雨と、上の木の枝と橋から間欠的に落ちる水滴の音ばかり。意外にも航空機の音が間断なく入っている。小型マイク"Slivikin"とPCM-M10で録音。(すべての音響効果をOFFにして、ヘッドフォンでお聞き下さい / Please turn off all of sound effects and use a headphone)
システムの開発環境の更新に伴いシステムも更新。十数年ぶりなので大変なことになるんじゃないかと心配していたが、意外にも思い過ごしで2日ほどで終了。でも困ったのがコンポーネントの仕様の変更。こちらはデザインの統一をするのに四苦八苦のありさま。ついでにいい潮時と這い出てきた数多のバグにも悩まされて四十八苦。これも根っからのケチと怠惰の為せるところ。長らく更新をサボっていると後が大変です。
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